エシカル・ライフシネマ特集エシカル・ライフシネマ特集「『リファッション』アップサイクル・ヤーンでよみがえる服たち」が6月9日(金)よりYEBISU GARDEN CINEMA、アップリンク吉祥寺、ジャック&ベティほか全国公開中です。 この度、公開を記念して植月友美さんにご登壇いただき、映画の魅力やファッションへの思いなどに関して語りました。 |
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トークイベントサステナブルブランドで10年使い続けられる服というものを、今作っています Q映画をご覧になった感想をお聞かせください。 植月さん「2018年の事業を立ち上げる前に、この映画と同じようなことを考えていて、服がどういう風に作られ、どのように回収され、また服が作られるのか?目にみえるような仕組みにするにはどうしたらいいか?映画の中で描かれている事と同じことを考えていた時期でした。この映画を見て私も非常に感慨深く、映画と同じように目に見える取り組みを作りたいと思っていました」 Q Enter the E 株式会社のことを教えてください。 植月「エシカルファッション セレクト ショップ Enter the Eをやっています。世界から人と環境に配慮している透明性のあるブランドを35ブランドぐらい世界中から自分で探しセレクトショップをやっています。オリジナルの製品を作っていまして、オリジナルのこだわりとしては全部廃棄生地を使っています」 Qアップリンク吉祥寺ギャラリーにEnter the Eさんのワンピースを展示させていただいております。値段もお求めやすく、とてもオシャレなので人気商品なのでは? 植月「弊社ではオリジナル の 製品 を作っています。オリジナル の こだわり として は 、全部廃棄予定の生地を使って作っています。みなさんのお手元に届く前に廃棄されてしまう廃棄生地が約15兆円分あります。そういう生地を再利用して作っています」 Q今度植月さんが手がけられる『TEN』という新しいプロジェクトについて教えて下さい。 植月「10年前にバングラデシュ の ダッカ という 所で。8階建ての縫製工場ビルが崩落し、1000人以上の方が亡くなった大きな事故がありました。日本ではあまり報道されませんでしたが、大量の洋服がどこでどのように作られているのか?ファッション業界の作業工程や、労働者の賃金や労働条件はどうか?とか。あの事故で様々なことが明るみに出たような気がします。 Q使い捨てではなく洋服 を通じて持続可能な社会を植月さんは目指されているのだと感じるのですがいかがですか? 植月「日常でも使えるエシカルファッション。やはり 洋服 の使い捨てが 非常 に問題 があるというのは 最近 知ら れ た ん じゃ ない か なと思っ て います。アップ サイクルは素晴らしいです。」「本日はありがとうございました」 ◯植月友美プロフィール(Enter the E 株式会社)2009年、杜撰なファッション業界の環境破壊を目の当たりにし、 |
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『リファッション~アップサイクル・ヤーンでよみがえる服たち~』『reFasioned』公式HPリファッション Twitterアカウント
『リファッション~アップサイクル・ヤーンでよみがえる服たち~』はゴミの埋立地問題、高齢者の労働環境による福祉問題など、さまざまな社会問題を抱える香港を舞台に、大量の廃棄衣料により環境負荷が問題視されてきたファッション業界に挑む、3人のイノベーターの物語を記録したドキュメンタリー映画。 エシカル・ライフ・シネマ特集本作は、持続可能な社会を作ろうとする3人の香港人の挑戦を記録したドキュメンタリーです。まずフォーカスを当てるのは、香港政府のイノベーション技術委員会から資金提要を受け、理工大学が組織する「香港繊維アパレルメーカーNOVETEXと共に廃棄衣料からテクノロジーにより水と薬品を使用せず糸にし、新たな服にアップサイクルし、よみがえらせることに挑戦します。2人目は、子供服の古着を販売するネットワークを作る、サラ・ガーナ―の挑戦。3人目は、香港では分別廃棄されていないペットボトルのリサイクルに挑戦するエリック・スウィントンです。 |
監督:ジョアンナ・バウワーズ
プロデューサー:ケイト・フレミング・デイヴィス
音楽:ホー・リン・タン
出演:エドウィン・ケー、サラ・ガーナー、エリック・スウィントン、ヴァネッサ・チョン、ロナ・チャオ、エリック・バン
2021/香港/84分/英語・北京語・広東語/原題:reFashioned
©CHEEKY MONKEY PRODUCTIONS ASIA LTD 2021
配給・宣伝:アップリンク