![]() |
第2回『Hulu U35クリエイターズ・チャレンジ』オンライン動画配信サービス「Hulu」を運営するHJホールディングス株式会社が主催する35歳以下を対象とした新世代の映像クリエイター発掘&育成プロジェクト「Hulu U35クリエイターズ・チャレンジ(通称:35)」。 この度、第2回「Hulu U35クリエイターズ・チャレンジ」の授賞式が4月27日(木)に行われました。 第2回『Hulu U35クリエイターズ・チャレンジ』ファイナリスト選考会授賞式日付:4月27日(木) |
![]() |
ファイナリスト選考会授賞式「授賞式」には、本プロジェクトの審査員である映画監督の今泉力哉 (審査員⻑)、超歌手の大森靖子、俳優の藤原季節、漫画家・米代恭の4名が登壇。 ファイナリスト5組の監督作の主演を務めたそれぞれの俳優たちからのコメント映像が流れた後、審査員たちとの製作過程を振り返るトークセッションからスタートした本イベント。 まずは「大切な誰かと過ごす何気ない日常が、なによりも幸せ」というメッセージを込め、忙しい日々を送る全ての人に贈るハートフルドラマ『姉にヒュッゲを教えたい』を監督した<将来有望なテレビ局員>中林佳苗がトップバッターとして登壇。主演の吉川愛からは姉妹という役柄の演じ方について悩んでいたときに「吉川さんが思う(姉の)彩ちゃんで全然いいですって言ってくれてすごく助かった」、山崎紘菜からは「ちょっとした疑問だったりとか、こうしたらどうかっていう提案にすごく真摯に受け止めてアドバイスをくださって、本当に楽しかったです」というコメントを受け、中林監督は「現場でいろいろ役についてとか、どのぐらいの姉妹感にしたらいいのかとかを(皆で)話していたので、それが作品に出ているんだろうなと思うんですけど、本当にお二人とご一緒できてすごく嬉しかったです」と振り返る。 藤原から「実際撮影が始まると段取りやって、テストやってーと本番が来るのが早いと思います。中林さんが思い描いていた理想をどこまで実現できたのでしょうか?」という質問が飛ぶと「自分の想像以上に、作品の世界観に合ったものになったんじゃないかな、と思っています。全部自分の思っているものを押し付けるのも違うなと思いつつ、考えてきてくださったことと、スタッフの皆さんの意見とかも含めてそういった形にしていくのがすごく楽しかったのです」と答えた。 2番目に登壇したのは「自分を理解してくれる人は必ずどこかにいる」という想いを込め、おじさんの哀愁と悲哀をオフビートな笑いに包んで描くヒューマンコメディ『宇宙人ともだち』を監督した<創作に燃える CM ディレクター>大江海。主演の鈴木浩介からは「決断力が早い」「あまり迷わないタイプの監督だなっていう印象」というコメントが寄せられ、大森も「全5作品の中で、一番脚本通りに綺麗に作られた<整理・整頓された>とても見やすい作品だなと思いました」とした上で「俳優の方がご自身の作ってきたものを超える瞬間、みたいなのがあると思います。それを観て、脚本を変えたくなったりしないですか?」と大江に質問。大江は「まずはこの脚本をしっかり作ってどうなるかというのを、自分の今のレベルでやってみたかったと気持ちがありました」と答え、しかし「自身が想像してたものよりもすごく良い表情だな・・・という時はカットかけるのを忘れるくらいに、長めに回したことはありました」そして「ラストシーンとかも、ちょっと(余計に)回したところがありますね」と振り返りつつも、あくまでも最初の意思通りブレずに作品と向き合った現場だったことを明かす。 3番目に登壇したのは、コロナ禍で中学最後の夏休みを奪われたことで感じた、やり場のない想いを落とし込み昇華した⻘春ドラマ『そこに光があるなら』を監督した、最年少ファイナリストの<可能性無限大・16 歳現役高校生>カワイ・ヒバリ。監督と同年代でもある主演を務めた中島瑠菜は「同世代だからこそ、とてもわかりやすくて、すごく楽しかった」と振り返ると同時に、撮影中に様々な出来事にもブレなかったカワイ監督について「そういう曲げない強さだったりが、すごくかっこいいなと思った。自分もそうなりたいな」と尊敬の眼差しを送る。 今泉監督は、季節感や音楽など、様々な事情で変更になった劇中の要素に触れ「変更とかで大変さとかありました?」と質問。カワイ監督はいろいろな事情はクリアしつつも「なんかただコロナでこんなことがあったよっていう風なのを伝えたいだけじゃなくて、なんか学生のたくましさとかを見てほしいなと思ってそこはこだわりを持ちました」とその想いを語り、最後「今回のこの作品を通して楽しいこともあったし、もちろん悔しいこともたくさんあったんですけど、絶対にもう一回、もっと脚本を書きたいし、監督をしたいなと思いました」と宣言した。 4番目に登壇したのは“憧れ”と“現実”が入り 混じる都会で大学生になったばかりの主人公が、本当に大切にしたいことに気づいていく成⻑の物語『はじめてのよあそび』で、監督は<グランプリを狙う・マイペース大学生>瀬名亮。主演の小野莉奈からは「撮影から少し経っていますが、この撮影した5日間は、きっと瀬名監督にとっても、私にとってもすごく大事な時間だったと思いますし、これから先、忘れられない時間になっていくんだろうなって思います」とコメントが到着。それを受けた瀬名は、撮影中、小野と演じる役柄についてたくさん話し合った記憶を振り返り「自分と重ねてくださったりとか、あと女優人生の中でこの作品がターニングポイントになったとか、そういう嬉しい言葉をすごくいただいて、それがすごく支えになったので、今の言葉も沁みるものがありました」と感動。 米代からの「今後、次自分はこういう世界を描いていきたいなとかっていうのはあったりしますか?」と言う問いかけに対しては、「自意識とか劣等感とかが、すさまじい人間なんですよ」と自己分析、「多分どういった作品を描いても、それは現れてくるんですけど、それを多分やらないと私はやっていけないなって思うし、多分そこが私の持ち味があるとしたら、そこだなって思うので」「今後も作品にはそういう風味は入ってくるんだろうなって思っています」と語った。 その後、昨年の第1回グランプリ受賞者である老山綾乃監督も応援に駆けつけ、Hulu 会員の投票によって決定したオーディエンス・アワード受賞作品と最終審査会で決定したグランプリ作品を発表。視聴者からの投票によって決定する送られるオーディエンス・アワードには中林佳苗監督の「姉にヒュッゲを教えたい」が、賞金100万円とHuluオリジナル新作の監督権が贈られる送られるグランプリには 瀬名亮監督の「はじめてのよあそび」が決定致しました。 中林は「さっきコメントを頂いた、出演者の吉川さんや山崎さんに出ていただいた手前、ちょっと何手ぶらでも帰るのもなぁ、と思っていたので、ホッとしています(笑)」と素直な感想とともに満面の笑顔を見せ、念願のグランプリを獲得した瀬名は、先ほど行っていたトークセッションも「人生で一番心臓がドキドキしていた」と明かし「今は本当に嬉しさしかない」「これからも、人生の中でちゃんとお話を作っていきたい、という事を改めて思いました」と喜びを爆発。 最後に、グランプリを受賞した「はじめてのよあそび」について、今泉は「皆褒めると思うので・・・」と前置き、ストーリーに対して具体的なアドバイスを展開した後、「とても面白く見ましたありがとうございます」と述べ、大森は「(傷つくとしても)心を開ききって生きている人なんだなっていうのがすごく伝わって、ずっと作品が作れる人」、藤原は「先ほど、トークで話されている言葉とかを聞いても本当に物語を作る人なんだなっていうのを、言葉を聞いていて分かったので、これからの作品が楽しみです」、米代は「エネルギーをしっかり持たれている方で、人のトラウマもえぐりつつ、でも、ちゃんと現実に向かって前に向かって踏みしめて、毎日を生きていくという言う、エネルギーだったり、メッセージっていうものを与えられる作家さんだなとっていうふうに思った」とそれぞれの言葉でエールを送った。 |
![]() |
ファイナリスト5作品詳細 Hulu配信ページ:こちらから |
![]() |
<Hulu U35クリエイターズ・チャレンジ 概要>◆名称:Hulu U35クリエイターズ・チャレンジ(通称:35) ◆公式HP: ◆公式Twitter: ◆主催・企画・製作:HJホールディングス株式会社 <『Hulu U35クリエイターズ・チャレンジ』とは?>Huluによる、新世代“映像クリエイター”発掘&育成プロジェクト「Hulu U35クリエイターズ・チャレンジ」。 |


