Special Screening松山ケンイチ×長澤まさみ、初共演の二人が入魂の演技で激突する、社会派エンターテインメント、映画『ロストケア』が3月24日に全国公開する。日本では、65歳以上の高齢者が人口の3 割近くを占め、介護を巡る事件は後を絶たない。この問題に鋭く切り込んだ葉真中顕の第 16 回日本ミステリー文学大賞新人賞受賞作を、「こんな夜更けにバナナかよ 愛しき実話」、「そして、バトンは渡された」の前田哲監督が映画化。 この度、3月6日(月)に、Special Screeningが行われ、松山ケンイチ、長澤まさみ、鈴鹿央士、森山直太朗(スペシャルゲスト/主題歌担当)、前田哲監督が登壇しました。 |
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森山直太朗が登場本日、代々木の山野ホールにて「ロストケア Special Screening」と題して、森山直太朗による主題歌「さもありなん」のライブ歌唱付き試写会が行われ、上映が終わったばかりで余韻に満ちた会場に、森山直太朗が登場した。 |
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松山ケンイチ、長澤まさみ、鈴鹿央士が登壇その後客席からゲストの松山ケンイチ、長澤まさみ、鈴鹿央士と前田哲監督が登壇。会場は一層大きな拍手に包まれた。 まずは斯波宗典を演じた松山ケンイチが「僕のボキャブラリーにある言葉をあわせても言い表せないほど突き抜けた感動がありました。曲に対しての人が見せる優しさだったり温かさだったり、そういうものを数秒ごとに感じさせてくれるライブ演奏だったと思います」と挨拶。壇上に上がる際、「やばかったよ」と森山に直接声をかける場面も。 今回主題歌となった「さもありなん」に込められた思いを聞かれた森山は、「映画の中で斯波の父を演じた柄本明さんが「自分が自分で無くなってしまうのが怖い」といったセリフに共感しました」としながら、「人間は生まれて死ぬまでいろんな経験をする。その上でこの話は他人事ではない。彼らのような行動を自分がしないとも限らない。ふたりの演じた人間関係の本質に影響を受けました」とコメント。「それでも微笑みあって生きていける世界を目指すべき」としみじみと語った。 作品を通して伝えたいことを聞かれると、松山は「人はいつか死んでいく。その前に介護に向き合う時がくる。天災と同じように、人生の終末にも備えることが大事。映画の中で「穴に落ちた」という表現がありますが、穴に落ちる前にできることを勉強しないといけない。家族や夫婦とも共有していただけたら」と企画から関わった本作への想いを語った。長澤は「まだ介護について語るのは早いと思う人もいるかもしれませんが、早いほど、いろいろなことを考えられます。介護が身近ではない人にもこの映画が知るきっかけになれば。キャラクターの気持ちに共感しながら見て欲しいです」と明かした。 その後、映画がクランクインしたのが一年前の3月5日だったことに触れ、クランクイン時の思い出を聞かれた長澤と監督は、サプライズで松山の誕生日を祝ったエピソードを披露。すると下手から折り鶴をあしらったケーキが登場し、奇しくも一年後のこの日は試写会場でのサプライズとなった。 最後に本日のイベントの感想を森山は「参加できて光栄でした。この作品を見た人の気持ちに寄り添い、一人ひとりが前に進んでいけたらいいなと思ってます」と話し、松山は「斯波のように親子で孤立するのは悲しい。決して2人が悪かったわけではない。彼らのような人を助けられるのは穴に落ちなかった人。それ対して何ができるのかって思ってます。」と締めくくり、和やかな雰囲気のままイベントは終了した。 |
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映画『ロストケア』3月24日(金)全国ロードショー 公式サイト: 物語・・・ |
松山ケンイチ 長澤まさみ
鈴鹿央士 坂井真紀 戸田菜穂 峯村リエ 加藤菜津 やす(ずん) 岩谷健司 井上肇
綾戸智恵 梶原善 藤田弓子
柄本 明
原作:「ロスト・ケア」葉真中顕 著/光文社文庫刊
監督:前田哲
脚本:龍居由佳里 前田哲
主題歌:森山直太朗「さもありなん」(ユニバーサル ミュージック)
音楽:原摩利彦
制作プロダクション:日活 ドラゴンフライ
配給:日活 東京テアトル
©2023「ロストケア」製作委員会