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ミニシアタークラブ対談

ミニシアター、映画好きのためのオンライン・コミュニティ「ミニシアタークラブ」では毎回様々なゲストを迎えて映画、映画館にまつわる様々な話をしていく企画。

10月21日より公開となった『大事なことほど小声でささやく』の主演、後藤剛範をゲストに、対談を行いました。
『大事なことほど小声でささやく』_後藤剛範×北條誠人対談
ミニシアタークラブ対談
取材実施日:2022年10月18日
収録場所:ユーロスペース事務所
対談者:後藤剛範×北條誠人(ユーロスペース)
対談動画フル尺は、ミニシアタークラブに入会後、閲覧可能です。
@minitheater/

一部編集した対談動画はYOUTUBEにUP予定
www.youtubeチャンネル

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後藤剛範×北條誠人

元々は舞台ばたけだそうですね?
後藤「そうですね。大学の頃から舞台中心に活動してきまして、ここ最近、映像のお仕事が増えてきた感じです。」
北條「舞台と映像では違いは大きいですか?」
後藤「そうですね。映画、映像の方は、なかなか難しいですね。」
北條「大学では、演劇学を専攻だったそうですが、どうゆうことを学ばれたんですか?」
後藤「西洋演劇史やシェイクスピア、ギリシャ悲劇とかですね。半年に1回くらい発表会があって自分たちで演劇をやる、といった感じです。詩の朗読から入ったり。」
北條「高校の時は何かされてたんですか?」
後藤「特にこれと言ったことはやってなくて・・・」
ミニシアタークラブ運営「ラグビーとかは?」
後藤「ラグビーもやってないです(笑)。実はあんまり体を使うことはやってなくて、友達の間でいじられることが多くて、それで人を喜ばすことっていいなと思いまして、演劇的なことにはその頃から興味を持っていたと思います。ただ、自分が入った演劇のグループが、詩の朗読をやったり、白塗りになって踊ったりするところでまさか自分がそれをやるとは思いませんでした(笑)。そこから演劇を続けていて今は、オーストラ・マコンドーという劇団にいます。」

「全裸監督」への出演について
後藤「全裸監督は、オーディションを経て採用していただきました。」
ミニシアタークラブ運営「出演されてから、後藤さん周辺の環境は何か変わられましたか?」
後藤「そうですね。色々な作品に声をかけていただく機会が増えました。街中ではそんなにないですけど、たまに銭湯とかで、外国人の方に、※「ロッキー、ロッキー!!」と声をかけられることがありました(笑)。あとは、面白い作品に声をかけて頂けるようになったのが嬉しいです。(※「全裸監督」のシーンの中で、後藤さんがロッキーのパロディをするシーンがあるため)」
北條「今回の作品でも、かなり鍛え上げられてますが、普段からかなり節制されてるんですか?」
後藤「普段からジムで鍛えてはいるんですが、本当に怠け者でして、ボディビルダーの方のように、ささみを食べて、とかは無理で、作品の前に仕上げていく感じですね。今回も、原作の設定がかなり鍛え上げられた設定でそれのプレッシャーはありました。(笑)」

『大事なことほど小声でささやく』、初主演のオファーが来た時と役作りについて
後藤「まず、主人公のゴンママというキャラクターのインパクトに驚きました。それから企画書を読めば読むほど、この役を本当にやりたいなと思いましたし、声をかけていただいた横尾監督とは以前に、あるドラマのワンシーンでご一緒しただけだったんですが、また声をかけて頂けてものすごく嬉しかったです。
ミニシアタークラブ運営「体作りに以外に役作りで意識されたことはありますか?」
後藤「そうですね。うわべだけのキャラクターにならないように、監督とも事前に相談しながら作っていきました。特にリアリティーラインを意識しながら。一番初めに監督がイメージしているあるYoutuberの方の映像は見せてもらったり。あとは、自分がよく言っているバーのママの感じを研究したり、自分の母親のことも参考にしました。うわべだけじゃなく、ゴンママの中にもストーリーがあるようにと。」
ミニシアタークラブ運営「秋にぴったりの作品だと思いました。作品を見たら、ゴンママに会いたくなります。一体どこに行けば会えるんだろう?って(笑)」
後藤「ありがとうございます。自分も映画を見たら、その人物やシーンが何日か残ることがありますが、自分もゴンママがいるといいなと思いました。」
ミニシアタークラブ運営「後藤さんはかなりキャラクターが強い印象なんですが、作品出演オファーも濃いキャラクターのオファーが多いでしょうか?」
後藤「最近はそうでもないですけど、少し前までは、ほとんどタンクトップか脱ぐ役の依頼が多かったです。マッチョ・筋肉系でした。最近はお父さん役とかスーツを着た役とかを頂けるようになってきました。(笑)」
ミニシアタークラブ運営「今後、挑戦してみたい役柄などありますか?」
後藤「頭のいい役をやってみたいですね。悪役というか知能犯というか。いろんな役をやるためにどうゆうふうにしていったらいいか、今後のために考えてます。」

最後に今作について一言お願いします。
後藤「この作品は、自分も含めて普段皆さんが抱えている孤独と向き合う作品となっています。孤独にどう向き合うか、共有できるのか、無理に押し付けるのではなく一緒に寄り添ってくれる作品だと思いますので皆さんも気軽に劇場へ足を運んでもらえると嬉しいです。」

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Profile

後藤剛範(ごとうたけのり)
1983年生まれ、東京都出身。
オーストラ・マコンドー所属。
主演した『some day』のほか、『盆栽』、『いきなり本読み!』シリーズ、『ゲルニカ』など多数の舞台に出演。ドラマにおいてはParavi「来世ではちゃんとします」、Netflix「全裸監督」シリーズのラグビー後藤役で人気を集め、2022 年はテレビ東京「運命警察」に出演。
映画においては2018 年『犬猿』、2019 年『ブルーアワーにぶっ飛ばす』、『どうしようもない僕のちっぽけな世界は、』、2021 年『騙し絵の牙』、『成れの果て』、2022 年『ツーアウトフルベース』等多数の作品に出演。『辰巳』の公開も控えている。

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『大事なことほど小声でささやく』

2022年10月21日(金)シネマート新宿、ユーロスペースほか全国順次公開
『大事なことほど小声でささやく』『大事なことほど小声でささやく』『大事なことほど小声でささやく』『大事なことほど小声でささやく』『大事なことほど小声でささやく』『大事なことほど小声でささやく』『大事なことほど小声でささやく』

STORY
主人公は、でっかくマッチョなオカマのゴンママこと権田鉄雄。昼はジムで体を鍛え、夜はジム仲間が通う「スナックひばり」を営んでいる。今夜も歯科医の四海良一がやってきた。マシンガントークが売りの陽気な良一だったが大きな悲しみを抱え、妻との関係も冷え切っていた。ぽつりと話し出した良一にゴンママはあるカクテルを出す…。
ジム仲間は、万年課長補佐のサラリーマンや素性を明かさない美女、紙ヒコーキ好きの高校生、60歳を過ぎてもお盛んな広告会社社長…と個性豊かな面々だが、やっぱり彼らも人知れず悩みや悲しみを抱えている。そんなお客たちにゴンママとカオリは毎夜、悩みに合わせたカクテルを用意する。大事な言葉を小声で添えて。
『大事なことほど小声でささやく』

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原作:森沢明夫『大事なことほど小声でささやく』(幻冬舎文庫)
原作コピーライト表記:Akio Morisawa/幻冬舎
出演:後藤剛範、深水元基、遠藤久美子、田村芽実、峯岸みなみ、遠藤健慎、大橋彰、田中要次 他
監督:横尾初喜 / 脚本:谷 碧仁 / プロデューサー:杉浦美奈子、田窪桜子
制作協力:UNITED PRODUCTIONS アイオーン avenir
企画:ゴールデンツリー、アイオーン
製作:GOLDEN TREE
コピーライト表記:© ゴールデンツリー/2022「⼤事なことほど⼩声でささやく」 製作委員会
文化庁「ARTS for the future!」補助対象事業
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