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間宮祥太朗映画『破戒』
1948年・木下恵介監督、1962年・市川崑監督と名だたる巨匠が映画化してきた島崎藤村・不朽の名作「破戒」。60年の時を経て、往年の名作が再び映画化され、7月8日(金)丸の内TOEIほかにて全国公開となります。
 
主演の間宮祥太朗のほか、石井杏奈、矢本悠馬、眞島秀和、高橋和也、竹中直人、本田博太郎、田中要次、石橋蓮司、大東駿介、小林綾子ら名優たちが顔をそろえています。
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インタビュー映像&場面写
この度、悩める主人公を支える親友・銀之助役:矢本悠馬が共演者の間宮祥太朗らについて語ったインタビュー映像と、新たな場面写真が到着しました。
さらに矢本は、本作の撮影を振り返り、こう語っている。

Q: 銀之助役を演じて
銀之助は、丑松の一番の理解者、親友という役割ですが、丑松役が(間宮)祥太朗でプライベートでも相当仲がいいので、全くストレス無く作品に入れました。

Q:『破戒』のテーマについて
明治初期の話ですが、現在でも差別はありますし、学校や近所とか身近なところで、「人と違う」ということでイジメを受けている。それも差別だと思うから、広い範囲で日常生活の中にあるものだと思います。(親友である丑松の告白を受け入れた)銀之助みたいに急に柔軟にはなれないかもしれないけれど、この作品を通して(差別をしている)当事者や、見て見ぬふりをしている人たちも、相手を思いやる想像力というか、何か心が豊かになるきっかけになればと思っています。
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『破戒』
公式サイト:
http://hakai-movie.com/
公式Twitter:
@hakai_movie
公式Facebook:
@hakaimovie

物語・・・
なぜ自分の故郷を語れない。 なぜ好きな人に気持ちを伝えることができない
瀬川丑松(間宮祥太朗)は、自分が被差別部落出身ということを隠して、地元を離れ、ある小学校の教員として奉職する。彼は、その出自を隠し通すよう、亡くなった父からの強い戒めを受けていた。
彼は生徒に慕われるいい教師だったが、出自を隠していることに悩み、また差別の現状を体験することで心を乱しつつも、下宿先の士族出身の女性・志保(石井杏奈)との恋に心を焦がしていた。友人の同僚教師・銀之助(矢本悠馬)の支えはあったが、学校では丑松の出自についての疑念も抱かれ始め、丑松の立場は危ういものになっていく。苦しみのなか丑松は、被差別部落出身の思想家・猪子蓮太郎(眞島秀和)に傾倒していく。
猪子宛に手紙を書いたところ、思いがけず猪子と対面する機会を得るが、丑松は猪子にすら、自分の出自を告白することができなかった。そんな中、猪子の演説会が開かれる。
丑松は、「人間はみな等しく尊厳をもつものだ」という猪子の言葉に強い感動を覚えるが、猪子は演説後、政敵の放った暴漢に襲われる。
この事件がきっかけとなり、丑松はある決意を胸に、教え子たちが待つ最後の教壇へたとうとする。
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キャスト:間宮祥太朗 石井杏奈 矢本悠馬 高橋和也 小林綾子 七瀬 公 ウーイェイよしたか(スマイル) 大東駿介
竹中直人 / 本田博太郎 / 田中要次 石橋蓮司 眞島秀和
企画・製作 全国水平社創立100周年記念映画製作委員会
制作 東映株式会社
制作協力・配給/宣伝 東映ビデオ株式会社
制作プロダクション 東映株式会社京都撮影所
原作:島崎藤村『破戒』
脚本:加藤正人/木田紀生
監督:前田和男
音楽:かみむら周平
©全国水平社創立100周年記念映画製作委員会
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