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『アネット』公開初日舞台挨拶

2021年第74回カンヌ国際映画祭でオープニングを飾り、監督賞を受賞!
本作の製作プロデューサーも務めたアダム・ドライバーと実力派マリオン・コティヤールを主演に迎え、レオス・カラックスが初めて全編英語でミュージカルに挑んだダーク・ファンタジー・ロックオペラ『アネット』。

前作『ホーリー・モーターズ』(2012)以来9年ぶりの新作公開となる『アネット』日本公開初日舞台挨拶を行い、レオス・カラックス監督、古舘寛治が登壇しました。
『アネット』公開初日舞台挨拶
『アネット』公開初日舞台挨拶
日程:4月1日(金)
場所:ユーロスペース
登壇:レオス・カラックス監督、古舘寛治

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レオス・カラックス監督登壇

今日この日(4/1)に『アネット』が日本での初日を迎えたことについて、
レオス・カラックス監督は「4/1は冗談言ったりする日なので、これもその一環かなと思うよ笑」とジョークを言いながらの、和やかな雰囲気の中、事前に集められた観客からの質問に答える形で、9年ぶりの舞台挨拶がスタート。
数日前に来日したカラックス監督に「東京でお気に入りの場所は見つけられましたか?」という質問に対し「実は、桜の季節に来るのは初めてなんだ。これまでいつも秋だったからね」「東京はエレガントな部分と、ちょっと下品で猥雑な部分が同居していると思う。だから自分にとっては面白い街だと感じる」と語った。
『アネット』公開初日舞台挨拶
そして人気コメディアンであると同時に闇をもつキャラクター・ヘンリーを演じたアダム・ドライバーに関しては「テレビシリーズで『GIRLS』と言うのがあって、そこで初めて彼を見た」「この人は絶対いつかカメラで撮りたいと思わせてくれた人なんです」と起用の理由を告白、その後、本作でオペラ歌手を演じたマリオン・コティヤールに関しても触れ「アダムも、マリオンも本業は役者ですよね?歌うことは彼らにとっては得意な分野ではない」そして「僕は身体的な表現が上手い役者が好きなんですが、例えば、ダンサーが演技してるような役者が好きなんです」「演技よりも歌うということに挑戦させられてるというのが見てて美しいな、と思いました」と、通常の役者業でない、ちょっと不安定な、フラジャイルな状況だからこそ生まれる映像の美しさを大事にしていることを語る。

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古舘寛治がサプライズで登壇

そしてQ&A後には、劇中でヘンリーとアンの娘・アネットを病院で取り上げる医者を演じた古舘寛治がサプライズで登壇!
『アネット』公開初日舞台挨拶
本作の撮影以来カラックス監督と会うのが初めてという古舘は、最初「歌を歌う役なんだ、採用されないだろうなと思っていた」と当時をふり返りながら話したが、それを聞いていたカラックス監督が「ちょっとここで秘密を暴かせていただくと、古舘さんを起用した理由は一番歌が下手だったからです」とこちらもサプライズ発表!「やっぱり、そうなんですね?!」と数年ぶりに明かされる事実に、古舘が驚く場面も。最後は、カラックス監督が「今日は来てくれてありがとう」と、来場者への感謝の気持ちを自身の言葉で丁寧に紡ぎ、締め括られました。

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映画『アネット』

4月1日(金)ユーロスペースほか全国ロードショー!

公式サイト:
https://annette-film.com

35年間で発表した長編作品は6本と寡作ながら、その卓越した演出力と圧倒的な美的センスによって、常に衝撃を与えつづけてきた映画監督レオス・カラックス。1984年、弱冠24歳でカンヌ映画祭に登場した『ボーイ・ミーツ・ガール』、“アンファン・テリブル”(恐るべき子ども)と、カラックスの名を世界中に知らしめた『汚れた血』、二度の撮影中断に見舞われながらもロングラン大ヒットを記録した『ポンヌフの恋人』、ハーマン・メルヴィルの小説を原作に映画化を挑んだ『ポーラX』、そして謎に満ちた迷宮的な内容が高く評価された『ホーリー・モーターズ』。

その一作一作で、既存のジャンルを軽々と超える、新たな映画体験を生み出し、世界中に熱狂的なファンを獲得しているカラックスだが、『アネット』は、『ホーリー・モーターズ』以来8年ぶりとなる最新作。

スパークスがストーリー仕立てのスタジオアルバム「アネット」として構築していた物語が、カラックスの出会いによって映画へと発展、劇中全編を歌で語り、全ての歌をライブ録音するという両者のこだわりと、そこにカラックスならではの映像美が相まって、唯一無二の作品が完成いたしました。また、カラックスが「父親になってからの映画」とその特別な想いを語る本作には、カラックス自身の人生が色濃く反映されていることも見所の一つとなっております。
アネット_Annette_UK

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監督:レオス・カラックス  
原案・音楽:スパークス
歌詞:ロン・メイル、ラッセル・メイル & LC
キャスト:アダム・ドライバー、マリオン・コティヤールほか
上映時間:140分
配給:ユーロスペース
(C)2020 CG Cinéma International / Théo Films / Tribus P Films International / ARTE France Cinéma / UGC Images / DETAiLFILM / Eurospace / Scope Pictures / Wrong men / Rtbf (Télévisions belge) / Piano
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