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『偽りのないhappy end』

今週末12月17日(金)よりアップリンク吉祥寺ほかにて公開の、園子温監督に師事した松尾大輔監督の映画『偽りのないhappy end』(出演:鳴海唯  仲万美 河合優実 馬渕英里何 カトウシンスケ)ですが、明日12/15(水)朝8時に、本作で主人公の妹役で、『由宇子の天秤』で第43回ヨコハマ映画祭2021年日本映画個人賞最優秀新人賞を受賞したばかりの河合優実さんのオフィシャルインタビューが届きましたのでご紹介。偽りのないhappyend

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ユウ役・河合優実 オフィシャルインタビュー

河合優実公式インタビュー『偽りのないhappy end』
・演じたユウはどんな女の子だと思いましたか?
ユウは、一人の時間が長かったので、一人の世界を持ってしまっている子だと思います。普通の人だったらうまく共有する相手をどこかで見つけたり、考えすぎることにどこかで折り合いをつけたりして、みんなの間で生きていけると思うんですけれど、自分の中にあるものを外に出すことがすごく苦手な子だと思います。

・ユウは本作ではどのような役割と捉えましたか?
映画は私とエイミの話から始りますが、色々な人に派生していきます。登場人物たちの運命が絡まり合う、その最初の歯車だと思います。エイミが動く動機でもあるし、一番最初に物語を回していく役割だと思います。

・お姉さん役の鳴海唯さんとはどのような話をしましたか?
鳴海さんは、明るくてまっすぐな方ですけれど、私が悩んで苦戦しているのを感じ取ってくれて、親身になってくれました。実際に動いて誰かに話してくれたりだとか、本当にお姉ちゃんみたいな方でした。主演の居方をされていて、頼もしかったです。

・マイ役の見上愛さんとの共演はいかがでしたか?
お互いお芝居を始めた年だったんです。数ヶ月違いでそれぞれの事務所に入って、こんなにいきなり親友の役で一緒に出演できたというのは、今やるとなったらちょっと恥ずかしさもあるかもしれないですけれど、単純に嬉しかったです。本人がパワースポットみたいな子なんです。本作は内に入る映画でしたが、見上愛の出番がある日はちょっと楽しかったです。

・「言っていないことなんていっぱいあるでしょ」と言ったり、お姉さんがお手洗いに行っている間にお姉さんのフィアンセにお姉さんのことを聞くなど、直接お姉さんに聞けない距離感を感じましたが、お姉さんとの距離感についてはどう考えましたか?
ユウは自分と人が違うということをわかっていてそれを、割り切っちゃうから一人になっちゃう子だと思います。ただ、お姉ちゃんに対してはやっぱり期待があるというか、「家族だからわかってほしい」、「繋がれるかもしれない」ということがずっとあるから、それがまた変な距離感を生んでしまうのかなと思います。親友のマイにも実は開ききっていないし、そういう風にどこかで折り合いをつけて一人になれるんですけれど、お姉ちゃんに関しては「構って欲しかった」という気持ちが捨てきれないから、それが距離を生んでいると思います。

・お姉さんとフィアンセとの会話で、お姉さんがユウが上京したことで「心配事は減った」と言った際に、「心配事ね」とぼそっと繰り返したところが印象的でしたが、そのセリフはどう捉えましたか?
その後エイミが返していなかったと思うんですけれど、それ以上聞いてこないというのもわかっているし、ギリギリのところで責めるというか、「この人何か思っているんだろうな」ということだけを匂わせる、そういう子なんだなと思います。基本自分の中にあるものは自分の中で処理してきた。そのラインを超えちゃったのが、「私って幸せだったと思う?」というセリフだと思っています。

・本作の見どころはどこだと思いますか?
最初ユウとエイミの話なのかなというところから、だんだん色んな人にその糸が絡まっていくみたいな感じで魅力的な人がたくさん出てくるので、その中に、自分の寂しい部分だとか、どうしようもない部分などを感じてもらえたら楽しいんじゃないかと思います。・読者の方にメッセージをお願いします。人を見る映画というか、色んな人がもがいている姿が映っていると思うので、どこかに自分の人生だとか考えていることと重なるところが見つかればいいなと思います。

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■アップリンク吉祥寺での第1週の舞台挨拶・トークイベント

12/17(金) 夜  上映後鳴海唯(本作出演)、仲万美(本作出演)、松尾大輔(本作監督)
12/18(土) 午後 上映前鳴海唯(本作出演)、仲万美(本作出演)、松尾大輔(本作監督)
12/19(日) 午後 上映後三島あよな(本作出演)、カトウシンスケ(本作出演)、松尾大輔(本作監督)
12/20(月) 夕方 上映前河合優実(本作出演)、見上愛(本作出演)、松尾大輔(本作監督)
12/22(水) 夜 上映後園子温監督、松尾大輔(本作監督)

上映時間・座席予約はこちらから。

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『偽りのないhappy end』

公式サイト:
https://itsuwarinonai-movie.com

あらすじ
中学を卒業してすぐに地元滋賀を離れ、ずっと東京に住むエイミ(鳴海唯)は、母親が亡くなった後も一人で滋賀の田舎で暮らしている妹・ユウ(河合優実)に、「東京で新しい人生を始めない?」と誘う。はじめは拒んでいたユウだがなぜか急に東京に来ることを受け入れ、一緒に暮らし始めるが、引っ越してきて早々、ユウは行方不明に…
そんな折、エイミは同じく妹が行方不明になっているヒヨリ(仲万美)と出会う。エイミに、地元の琵琶湖で若い女性の遺体が見つかったと警察から連絡がくるが、見つかった遺体はユウではなく、なぜかヒヨリの妹だった。再び巡り合ったエイミとヒヨリは、共に犯人を捜すことになるが思わぬ方向へ…
偽りのないhappy end_ポスタービジュアル

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鳴海唯  仲万美 
河合優実  田畑志真 小林竜樹 奥野瑛太 川島潤哉 三島あよな 見上愛 
メドウズ舞良 藤井千帆 野村啓介 橋本一郎 谷風作 永井ちひろ 鈴木まりこ 
古賀勇希 安田博紀 原知也 宮倉佳也 笹川椛音 白石優愛 土屋直子 
馬渕英里何 カトウシンスケ

監督・脚本:松尾大輔
撮影:川野由加里 照明:赤塚洋介 録音:阿部茂 
衣裳:田口慧 ヘアメイク:佐々木弥生 美術:松塚隆史 装飾:徳田あゆみ
制作担当:興津香織 助監督:小泉宗仁 監督助手:石塚礼/安藤梓 監督補助:廣野博友
特別協力:匠司翔
キャスティング:杉山麻衣 バレエ振付・指導:吉野菜々子 
音楽プロデューサー:菊地智敦 
音楽:古屋沙樹 
編集:和田剛 音響効果:伊藤進一
配給・宣伝:アルミ―ド 
2020年/日本/カラー/16:9/5.1CH/97分
© 2020 daisuke matsuo  

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