草野翔吾監督が活弁シネマ倶楽部に『にがくてあまい』や『世界でいちばん長い写真』の草野翔吾監督が、“映画を語る”配信番組「活弁シネマ倶楽部」に初登場。 番組MCを映画ライターのSYOが担当し、草野監督の最新作『彼女が好きなものは』にまつわるトークを展開した。 |
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草野翔吾監督xSYO監督の紹介から始まり、さっそく本作『彼女が好きなものは』の話へ。「色使いや画作りが面白いです。青と白と黄色の映画だと思いました。例えば、出てくるキャラクターみんなが青い服を着ていたり、画面内に存在する黄色のものが目立っていたり、後半は照明の黄色具合が印象的であったり。狙いがあったのでしょうか?」とSYOが質問すると、「青というか、水色ですね。“水のイメージ”が脚本を書いている段階から結構あったんです。水色と、水の持つ透明感のようなものは意識していましたね。ただ黄色に関しては、いまSYOさんから言われても、『どこに出ていたかな……』という感じなんです(笑)。たしかにでも、玉子とかはそうですね。照明に関しては、照明技師の方が凄いのだという一言に尽きますね」と監督。これにSYOは、「色はメタファーとして取り入れられているのかなと思いました。画的に豊かな作品だと思ったんです。ストーリーやテーマはもちろんですが、“映像”として楽しめる瞬間が多い作品だと思います」と続けている。この色彩は、本作を魅力的なものとしている点の一つだ。 またこの収録では、草野監督が影響を受けてきた監督や作品、“今”の高校生の描き方、草野翔吾の作家性、リアリティとフィクションのバランスなどについてもトークが及んでいる。 |
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■活弁シネマ倶楽部■
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『彼女が好きなものは』TOHOシネマズほか全国公開中 公式サイト: あらすじ |
監督・脚本:草野翔吾
原作:浅原ナオト「彼女が好きなものはホモであって僕ではない」(角川文庫刊)
出演:神尾楓珠 山田杏奈 前田旺志郎 三浦獠太 池田朱那
渡辺大知 三浦透子 / 磯村勇斗 山口紗弥加 / 今井 翼
エグゼクティブプロデューサー:成 宏基 / プロデューサー:前原美野里、宮本 綾
ラインプロデューサー:小泉 朋 / 音楽:ゲイリー芦屋
撮影:月永雄太 / 照明:藤井 勇 / 美術:安宅紀史 / 録音:齋藤泰陽 / 装飾:山本直輝
スタイリスト:SAKAI / ヘアメイク:寺沢ルミ / 編集:浦部直弘 / 助監督:杉岡知哉 / 制作担当:狭間聡司
スチール:柴崎まどか / 宣伝デザイン:大寿美トモエ / 宣伝プロデューサー:小口心平
企画協力:KADOKAWA
企画・制作・プロデュース:アニモプロデュース
配給:バンダイナムコアーツ、アニモプロデュース
製作:「彼女が好きなものは」製作委員会
2021年/日本/121分/アメリカンビスタ/5.1ch/カラー/デジタル
(c)2021「彼女が好きなものは」製作委員会 PG12