『イヴ・サンローラン』(14)で本国のみならず全世界で賞賛の声が上がった俊英ピエール・ニネが主演を務める『ブラックボックス:音声分析捜査』が2022年1月21日(金)よりTOHOシネマズ シャンテ他全国で公開いたします。 このたび予告編を解幕開けとともに緊張が走る。 画面に浮かぶ<AM 7:56 アルプス上空>の文字。その奥にあるオレンジ色の箱に黒字で[COCKPIT VOICE RECORDER DO NOT OPEN]と書かれている。つまりこの箱はブラックボックスだということがわかる。不穏な音が飛び交う。叫び声? 誰かが呼びかける。「ヨーロピアン24 応答せよ」「降下してるようだ 問題が?」「応答せよ」。返事がない。音が次第に騒がしくなる、その瞬間映像が切り替わる。ピエール・ニネ演じる音声分析官のマチューが音の波形を凝視しながらその音声を注意深く聴き入っている――スリリングな展開で本作の予告編が始まる。 そして「最新型航空機の原因不明の墜落事故」が発生したとナレーションが続く。乗客300名の生存が絶望的であることを告げるアナウンス。冒頭の不穏な音の結末がこの痛ましい大事故であるということがわかる。墜落の真相解明に命じられた音声分析官マチュー。彼は音を聴くだけで、故障ならどの箇所か、事故なら何と接触したのか、事件なら犯人の人物像まで割り出すことができる。今回も天才的ともいえる分析で事故の原因は「テロ」としてすぐに解決した…かに思えたが、そのあと何かに気づいたマチューがつぶやく。「おかしい」「データが改ざんされている」と! 再びPCに向かって真相を探ろうとするマチュー。キーボードを叩く音にあわせて「本当はなにが起きたのか?」と一文字ずつ画面に出てきて一瞬の静寂。そしてすぐに音楽が畳みかける。「ブラックボックスに取りつかれている」と指摘されながらも謎を解くために突き進むマチュー。狂気じみた彼の執念と不安定な精神を表したかのような曲が<それは開けてはならないパンドラの箱>というナレーションまで続く…。 |
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自らのキャリアだけでなく命さえも危険にさらしてまでマチューが見たがる<真相>=<ブラックボックス>=<パンドラの箱>にはいったいなにがあるのか。その答えはこの予告編の中に隠されている。ぜひ最後まで見て、そして聴いてほしい。
『ブラックボックス:音声分析捜査』原題:BOÎTE NOIRE 2022年1月21 日(金)、TOHOシネマズ シャンテほか全国公開 STORY |
監督:ヤン・ゴズラン『パーフェクトマン 完全犯罪』
出演:ピエール・ニネ『イヴ・サンローラン』
ルー・ドゥ・ラージュ『夜明けの祈り』
アンドレ・デュソリエ『パリよ、永遠に』
原題:BOÎTE NOIRE(英題 BLACK BOX)
本編尺:129 分
クレジット 】2021 年/フランス/シネスコ/DCP/字幕翻訳:橋本 裕充/映倫区分:G(一般)配給・宣伝:キノフィルムズ 提供:木下グループ
フランス公開:2021 年 9 月 8 日
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