最新作『BLUE ブルー』を手がけた吉田恵輔監督が、“映画を語る”配信番組「活弁シネマ倶楽部」に初登場。 番組MCを映画ライターのSYOが務め、監督の映画人生のはじまりや、今作に込めた想い、制作秘話を明かしました。 本作は、吉田監督が30年以上続けてきた“ボクシング”を題材に、自らが脚本を書き上げたオリジナル作品。「流した涙や汗、すべての報われなかった努力に花束を渡したい気持ちで作った」と語る本作で描いているのは、成功が約束されていなくとも、努力を尽くす挑戦者たちの生き様だ。主演のボクサー役を松山ケンイチが務め、同じジムに所属する仲間として、東出昌大と柄本時生が配されている。『聖の青春』以来5年ぶりの共演を果たす3人の掛け合いも見所だ。ヒロインは、吉田監督作品への出演を熱望していた木村文乃。日本映画界の中心に立つキャストが集結し、理想と現実の間で悩みながら生きる登場人物たちを演じ上げている。 夢に焦がれた若者たちの葛藤だらけの青春の日々が、観客の心に深い余韻を残す作品。 今回のトークは、吉田監督が映画の道に進んだきっかけについて語るところからスタート。 最新作である『BLUE ブルー』について監督は、「これまでの作品では、自身のプライベートなどを反映させてましたが、ボクシングに関してはそのどれよりも長いんです。ずっと吐き出したかったものをプレゼンし続け、ようやく通ったのが本作です」と悲願の企画であったことを述べている。「アスリートに憧れているというよりも、自分の場合はこれが“日常”にあるからですね。アイドルに憧れたりするのは、そちら側の文化に触れてこなかったからです」と自身の私生活や過去作にも触れている。 SYOが「“ボクシング映画”って、ある種、神格化されたジャンルだと思うんです。数々の名作がありますよね。それらに対し『BLUE ブルー』は異質な映画だと感じました。やはり吉田監督にとってボクシングが日常にあるということが、そのゆえんなのでしょうね」と自身の意見を述べると、「『ロッキー』とかって、ボクサーも好きな映画だと思うんです。でも自分は“ボクサーに捧げる映画”を作ろうと思った。ボクサーが観たら、『あ、これは俺のことだ』と思える映画です」と吉田監督は本作に込めた想いを語っている。 |
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映画『BLUE/ブルー』4月9日より新宿バルト9他、全国ロードショー 公式サイト: |
松山ケンイチ 木村文乃 柄本時生 / 東出昌大
監督・脚本・殺陣指導:吉田恵輔 ※吉田恵輔の「よし」は「つちよし」が正式表記
主題歌:竹原ピストル「きーぷ、うぉーきんぐ!!」(ビクターエンタテインメント)
製作:『BLUE/ブルー』製作委員会(東映ビデオ 日活 ファントム・フィルム AMGエンタテインメント レイラインピクチャーズ)
製作幹事:東映ビデオ
制作プロダクション:ステアウェイ
配給・宣伝:ファントム・フィルム
2021年/カラー/ビスタ/5.1ch/107分
©2021『BLUE/ブルー』製作委員会