日本の「食」を支える農業や漁業といった第一次産業を応援するためにスタートした映画『種まく旅人』シリーズ。
石川県金沢市の伝統野菜でもある「加賀れんこん」をテーマに描く、シリーズ4作目となる最新作『種まく旅人~華蓮のかがやき~』が3月26日に映画の舞台となる石川県にて先行公開をスタートさせ、翌日の3月27日(土)に、石川県金沢市のユナイテッド・シネマ金沢にて石川県先行公開記念舞台挨拶が行われた。主演の栗山千明、共演の平岡祐太が登壇し、本作の見どころを交えたトークを繰り広げる晴れやかな舞台挨拶となった。 |
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盛大な拍手で迎えられた、栗山千明と平岡祐太。 栗山はシリーズ2作目に続いて主人公、神野恵子役を演じたが、今回役作りなどで心がけた点について、「井上監督からは、人間ドラマではあるが、エンターテインメント性の部分を神野恵子には担ってほしいとの要求があったのでその点は意識しました。あと、神野恵子はお節介な役どころであり、カップルの問題に首を突っ込むのですが、皆様に共感して頂けるように気をつけて演じました」と語った。一方で平岡は、「台本を読んだときに、誰にでも決断をしないといけないタイミングがあると思い、その点を大事に考えて役柄を作るようにしました。良一は都会の銀行マンなのでビジネスドラマの雰囲気を出しつつ、農家の後継ぎ問題という社会的要素をも取り入れながら作品に向き合っていければと考えていました」と役作りについて振り返った。 映画の題材にもなっている「加賀れんこん」については、「れんこんをそのまま焼いた、れんこんステーキが、とても美味しかったです」と笑顔をみせる栗山。また「撮影期間中にれんこん料理にハマってしまって自粛期間中も、買ってきたれんこんのキンピラを細かく刻み、ご飯とまぜて食べていました」と、栗山を上回るれんこん愛を語った平岡は「石川のれんこんはモチモチして粘り気が多く、関東のれんこんはシャキシャキして、違いがある」とれんこん豆知識も披露した。 最後に、「改めまして、石川県金沢の皆様に感謝しています。金沢の皆様のおかげで、この映画は完成しました。皆様に観て頂けて、本当に嬉しく思っています。本番はこれからですので、2度、3度と楽しんで頂けたら嬉しいです。身近な方々に映画を勧めて頂けたら嬉しく思います。ここから全国に発信して、金沢を盛り上げていけたらと思っています」との栗山の挨拶に続き、平岡は「実はひとつ心残りがありまして、撮影中から、金沢21世紀美術館にどうしても行きたかったのですが、まだ行けていなくて。今度は、金沢にプライベートで訪れたいなと思っています。本作のような「地域発」の映画が、全国に広がっていってほしいと願っています。ここ金沢から盛り上がって広がっていってほしいと思います」との挨拶で締めくくった。 挨拶後、劇中で重要なアイテムとして登場する指輪と同じリングが当たるプレゼント抽選会が開催され、突然のサプライズ企画に会場は大いに盛り上がりをみせた。その後に舞台挨拶で訪れた石川県内の2つの劇場「シネマサンシャインかほく」「金沢コロナシネマワールド」でも満席のお客様に迎えられ、楽しいトークを繰り広げた。 |
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映画『種まく旅人~華蓮のかがやき~』3月26日(金)からの石川県先行公開に続き、4月2日(金)より全国順次公開となる。 |
栗山千明 平岡祐太 大久保麻梨子 木村祐一(特別出演) 永島敏行 綿引勝彦
吉野由志子 柴やすよ 駒木根隆介 小久保寿人 平山祐介
監督:井上昌典
脚本:森脇京子
製作:千口寿子
エグゼクティブプロデューサー:北川淳一
プロデューサー:千口成基 中嶋 等
ラインプロデューサー:山田智也 撮影監督:阪本善尚 照明:奥田祥平
美術:黒川通利
装飾:中込秀志
録音:松本 悟
編集:川瀬 功
音響効果:勝亦さくら
助監督:大脇邦彦 キャスティング:杉野 剛
音楽制作:松竹ショウビズスタジオ
製作:KSCエンターテイメント
制作プロダクション:松竹撮影所
配給:ニチホランド 特別協賛:再生科学研究所 アスカグリーンファーム
協賛:えん家 リンクス 金沢西病院 後援:石川県/金沢市/北國新聞社・富山新聞社/MRO北陸放送/石川テレビ放送/テレビ金沢/HAB北陸朝日放送/エフエム石川/FM-N1 宣伝協力:マイナビ農業
Ⓒ2020 KSCエンターテイメント tanemaku-tabibito.jp 上映時間:108分