昨年、PFF(ぴあフィルムフェスティバル)が、新たなる映画賞「大島渚賞」を創設しました。 大島渚賞は、映画の未来を拓き、世界へ羽ばたこうとする、若くて新しい才能に対して贈られる賞です。 かつて、大島渚監督が高い志を持って世界に挑戦していったように、それに続く次世代の監督を、期待と称賛を込めて顕彰します。 [選考対象:日本で活躍する映画監督(劇場公開作3本程度)。原則として前年に発表された作品がある監督とする] 第1回は、『セノーテ』『鉱 ARAGANE』が世界各国で高い評価を受けるなど、次々に新たな作品を生み出している小田香監督が受賞し、話題を呼びました。 映画はもっと自由でいい。だから、第2回大島渚賞「該当者なし」この度、第2回目の受賞者を発表すべく選考を進めてきましたが、審査員の総意として、「該当者なし」という結果に至りましたのでお知らせします。 |
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以下、審査員長である坂本龍一氏(音楽家)、審査員の黒沢 清氏(映画監督)、荒木啓子(PFFディレクター)よりコメントです。
◎審査員長・坂本龍一 ◎審査員・黒沢清 ◎審査員・荒木啓子 |
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とは言え、当初予定の授賞式に代えて、3月20日(土・祝)に、「第2回大島渚賞記念イベント」を開催いたします。黒沢清氏、荒木啓子が登壇し、この決断に至った審査員の思いを伝えます。また、特別ゲストとして大島監督夫人であり女優の小山明子氏をお迎えし、大島映画の魅力について語り合います。坂本龍一氏、黒沢氏が、ともに“ベストワン”と激賞する『日本春歌考』の特別上映も行います。
【第2 回大島渚賞 記念イベント】 『日本春歌考』監督:大島渚 |