原作は累計60万部を突破する直木賞作家・西加奈子の同名小説。 サクラと名付けられた1匹の犬と5人の家族の物語。長谷川家の兄弟妹を演じるのは北村匠海、小松菜奈、吉沢亮という人気、実力を兼ね備えた俳優陣。3人の⺟を寺島しのぶ、父を永瀬正敏が演じている。 11月13日(金)より全国74館で封切られた本作。この度、11月14日(土)に公開を記念し、新宿ピカデリーにて舞台挨拶を行いました。登壇したのは、本作で兄弟妹役を演じた北村匠海、小松菜奈、吉沢亮、そして小松の友人役を演じ、本作にて映画初出演を果たした櫻坂46の小林由依、矢崎仁司監督、そして愛犬サクラ。 『さくら』公開記念舞台挨拶 日付:11月14日 (土) 場所:新宿ピカデリー 登壇:北村匠海、小松菜奈、吉沢亮、小林由依(欅坂46)、矢崎仁司監督、ちえ(犬) |
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公開記念舞台挨拶には、北村匠海、小松菜奈、吉沢亮、小林由依(櫻坂46)、矢崎仁司監督、そして愛犬サクラを演じたちえが登壇した。
北村は満席の観客席を目にし「遂に、間を空けずに座られたみなさんを前に、舞台挨拶に立ててすごく嬉しいです」と笑顔を見せる。 小松が「お正月は何も考えずに過ごしたい。お笑いを見て笑って、おいしいものをいっぱい食べて寝て、食べて寝てという泥みたいな生活を送りたい」という願望を口にすると、吉沢も「食べて寝て酒呑んで」と同意し「地元に帰って、小中学校の友達と安い居酒屋で朝まで呑んで、終わってからラーメンを食べて、ぶくぶく太る生活をしたいです」とおちゃめに言って笑いを取った。 北村も「僕も泥のような生活を。この三兄弟はきっと泥のような年末年始を過ごすのかなと(笑)」と続け「年末は音楽イベントとかに行きたいです。去年はCountdown japanに出ていたので。でも、翌日からは、はいつくばるような毎日というか、泥のような生活を送れたらと」と言うと、矢崎監督が「餃子を食べるのを忘れてませんか︖」と、劇中で長谷川家がお正月恒例として家族総出で餃子を作って食べるシーンを引き合いに出す。北村は「確かに。気が利かなかった」と苦笑した後で「今年の正月は、餃子を食べます」と宣言した。
吉沢は、ちえとの共演シーンについて「本当にすごかった。彼女の動き1つでシーンが変わる。芝居が上手い。みんなで卒業アルバムを覗くシーンは完璧だった」と感嘆したそう。小松は「動物との撮影は今までになかったので、ちょっと不安な部分があったのですが、それはすぐになくなりました。サクラに助けてもらったし、非常に頼もしかったです」とちえを称えた。北村も「サクラが、僕ら5人を(いい意味で)振り回してくれた。近寄ってきたかと思ったら、すっとどこかへ行っちゃったりして。僕なんかカーストが低いほうで、すぐに亮くんや永瀬(正敏)さんのほうへ行っちゃう(苦笑)。僕は芋をあげないと来てくれなかった」と笑いながら、撮影時のエピソードを明かした。 |
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最後に、4兄弟それぞれがメッセージ。
吉沢は「この映画は、家族ものの中でもすごく斬新というか、残酷さやいろんな感情がぐちゃぐちゃと流れています。でも、根本にあるのは愛なんだと刺さるものがたくさんある映画だと思います」とアピール。 小松も「映画を観て思ったことは、何か辛いことがあった時も、楽しい時も、何も変わらずそばにいてくれるのが動物で、その存在の大きさに改めて気づかされました。愛おしい長谷川家を何度も劇場で観てもらえたら嬉しいです」とコメント。 北村は「この家族は、最初、笑顔に溢れた普通に幸せな日々を過ごしていたけど、いろんなことが起こり、愛という形が崩壊してしまうけど、また再生していく。家族の形って人それぞれですが、自分を産んでくれた母や父、兄弟妹をはじめ、友達、恋人など、いろんな身近な存在を改めて感じれる作品になったかなと。いつまでも温かいものが胸に残る作品になればと思っています」と締めくくった。 |
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映画『さくら』は、サクラと名付けられた1匹の犬と5人の家族に起こる悲喜こもごもを描く物語。長谷川家の兄弟妹を演じるのは北村匠海、小松菜奈、吉沢亮という人気と実力を兼ね備えた俳優陣。3人の母を寺島しのぶ、父を永瀬正敏が演じ、彼らと出会う女性キャラクターには、小林由依、水谷果穂、山谷花純というフレッシュな顔ぶれが参加した。メガホンをとったのは『三月のライオン』、『ストロベリーショートケイクス』など、海外からも高い評価を受け、詩情溢れる作品を多数生み出してきた矢崎仁司監督。
『さくら』 公式HP: <STORY>音信不通だった父が2年ぶりに家に帰ってくる。 |
出演:北村匠海、小松菜奈、吉沢亮、
小林由依(欅坂46)、水谷果穂、山谷花純、加藤雅也、趙珉和、
寺島しのぶ、永瀬正敏
原作:西加奈子「さくら」(小学館刊)
監督:矢崎仁司 脚本:朝西真砂 音楽:アダム・ジョージ
主題歌:東京事変「青のID」(EMI Records/ユニバーサル ミュージック)
製作:「さくら」製作委員会 製作幹事:松竹
制作プロダクション:FREBARI
配給:松⽵ 宣伝協力:CAMDEN
特別協賛:D O K U S O映画館 日本ネットワークサービス 日⽴物流
©西加奈子/小学館 ©2020「さくら」製作委員会
2020年/日本/カラー/16:9/DCP5.1ch/119分/G