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スプラッター青春群像劇である『ファンファーレが鳴り響く』の森田和樹監督が、“映画を語る”配信番組「活弁シネマ倶楽部」に登場。![]() ![]() ライターの折田侑駿がMCを務め、本作の企画の経緯、主演の笠松将や祷キララをはじめとする俳優陣の魅力について、またなぜ“スプラッター”というジャンルを選んだのか、などなど、多くを語っている。 ![]() |
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『ファンファーレが鳴り響く』は、吃音症が原因でクラスメイトたちからイジメを受けている高校生の明彦(笠松)が、“他者の血が見たい”という欲求を持つクラスメイトの光莉(祷)と交流を持つことで、ある種、人生が大きく変わっていく物語。表向きは“スプラッター映画”だが、“青春物語”でもあるし、彼らが逃避行に走るさまは“ロードムービー”でもある。![]() この作品に企画の経緯について、「前作『されど青春の端くれ』が、ゆうばり国際ファンタスティック映画祭でグランプリを獲りました。そこで、次のゆうばり映画祭に向けて長編映画を撮るための補助金が出たんです。これまで僕は青春映画を撮ってきましたが、スプラッター映画も好きで、興味がありました。その数年前には、私生活の面で参ってしまう出来事があって、そのときに生まれた感情を明彦に投影させた物語を撮りたいと考えました」と語る監督。もちろんこの動画では、その詳細についても明かしている。 長編映画を撮ることができる環境が、ある程度は整ったものの、潤沢な予算はなく、自主映画のスタイルで撮ることを余儀なくされていたという本作。しかし監督としては、これまでのような“初期衝動”によって映画を撮るのではなく、音響をはじめとするテクニカルな面にも、もっとこだわりたかったようだ。そこで、すでに配給としてついていた「渋谷プロダクション」に企画書を持ち込み、製作の段階から協力してもらったらしい。「渋谷プロダクションさんの協力がなかったら、この座組が実現することはなかったと思います」と、しみじみと語る監督。森田監督の自らのアクションが、この座組を生み出したのだ。 そんな座組の中心に立つのが、主演の笠松将と祷キララ。折田は配役について「すごく良いバランスですよね」と口にしている。「笠松くんと映画を撮りたいという欲求が強くありました。彼にはすごく惹かれるものがあります。実際、彼は俳優という一つの立場に収まらずに、作品全体のことまで考えて参加してくれました」と森田監督は笠松について語る。これに折田は「画面上に笠松さんの姿が映った瞬間、声が聞こえた瞬間、映画の世界に引き込まれる。安心して観ていられる」と反応。笠松の魅力に関する話は尽きないようだ。 そのほかこの番組では、『ファンファーレが鳴り響く』のシーンの細部や、一つひとつの演出の意図などについても語り合い、盛り上がっている。 |
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『ファンファーレが鳴り響く』
https://www.fanfare-movie.com/ 全国順次公開中 あらすじ |
笠松将、祷キララ、黒沢あすか、川瀬陽太、日高七海、上西雄大、大西信満、木下ほうか、他
スタッフ
監督・脚本:森田和樹
製作:塩月隆史、人見剛史、小林未生和、森田和樹
プロデューサー:小林良二、鈴木祐介、角田陸、塩月隆史
撮影:吉沢和晃
録音:西山秀明
助監督:森山茂雄 特殊造形:土肥良成
主題歌:「美しい人生」sachi.
制作・配給・宣伝:渋谷プロダクション
製作:「ファンファーレが鳴り響く」製作委員会
©「ファンファーレが鳴り響く」製作委員会