映画情報どっとこむ ralph グザヴィエ・ドラン監督最新作『マティアス&マキシム』が9月25日(金)より全国公開致します。 本作は、監督初期の代表作品(『わたしはロランス』『Mommy/マミー』など)で見られる繊細な心理描写、余韻を残すセリフが印象的に使用され、その原点回帰が見どころの一つ。海外メディアからは「このドランが見たかった!」などという声も上がって

います。これまで一貫して描き続けてきた“母と子”というテーマから一新、二人の青年の友情と揺れる恋心に焦点を当てた青春ラブストーリー。溢れ出る愛おしさ、触れたい衝動、相手を追いかける眼差しなど、スクリーンに映し出される全てが「恋」そのものを物語り、「誰かを好きになること」の切なさと喜びが凝縮された新たな愛の傑作です。
映画情報どっとこむ ralph 友人が撮る短編映画でキスシーンを演じることになった幼馴染のマティアスとマキシム。その偶然のキスをきっかけに秘めていた互いへの気持ちに気付き始め、二人の関係が動きだす。芽生えた感情に戸惑いながらも、別れを目前に控えた彼らは、内に秘めた想いを抑えることがきずキスを交わす。想いが溢れるこのシーンについて、グザヴィエ・ドラン監督は、「僕は感情を抑えた作品も好きだけど、映画に心を動かされたい。僕は映画を見る時に感じたいし、観客を感じさせたいんだ。マティアスとマキシムが張り出し窓でキスするシーンは、その思いを込めてこの作品で最も美しさを追求した官能的なシーンだ。二人がどう見つめ合い、どう触れ合うか。あのシーンは官能的である必要があったんだ。」と明かした。

兼ねてから自身を同性愛者だと公言しているドラン監督は本作について、「これは同性愛がテーマの映画ではない。偶然のキスをきっかけに、相手を愛してるかも知れないという感情が芽生え、戸惑う。性別にかかわらず、恋と友情の狭間で揺れる感情っていうのは、誰もが一度は経験したことがある感情だと思う。例えば、ヘテロセクシュアルの映画を問題視したりしないよね。「異性愛者の素晴らしい映画を見たよ」なんてあえて言わない。だからこれも特別じゃない、ただのラブストーリーとして観て欲しい。」と語っている。その中でも渾身の想いを込めたこの場面については、「僕が、これまで見てきた沢山のロマンス映画に刺激を受けてきたのと同じように、この作品にみんなが刺激を受けて感動してほしいと思ったんだ。それで最も拘ったのがあのキスさ。だから、男性から「あのキスシーン最高だった」と言って貰えて、女性からも「すごく興奮した!最高だね!ありがとう!」と褒められてとてつもなく満足したよ。だって、僕の作る映画がセクシャリティの垣根を超えたんだなと感じられた瞬間だったから。」と、観客からの様々な声に感動した心の内を語った。
映画情報どっとこむ ralph 監督の強いこだわりが濃縮され、心が震える程美しい奇跡のような1シーン。
是非劇場の大スクリーンで堪能していただきたい。

2020年9月25日(金)より、新宿ピカデリーほか全

『マティアス&マキシム』
原題:Matthias & Maxime

<ストーリー>
たった一度の偶然のキス。そして溢れ出す、友達以上の想い。
マティアスとマキシムは30歳で幼馴染。友人が撮る短編映画で男性同士のキスシーンを演じることになった二人は、その偶然のキスをきっかけに秘めていた互いへの気持ちに気づき始める。美しい婚約者のいるマティアスは、親友に芽生えた感情に戸惑いを隠せない。一方、マキシムは友情が壊れてしまうことを恐れ、想いを告げずにオーストラリアへと旅立つ準備をしていた。迫る別れの日を目前に、二人は抑えることのできない本当の想いを確かめようとするのだが。

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監督・脚本:グザヴィエ・ドラン(『Mommy/マミー』、『ジョン・F・ドノヴァンの死と生』)
出演:ガブリエル・ダルメイダ・フレイタス、グザヴィエ・ドラン、ピア・リュック・ファンク、ハリス・ディキンソン、andアンヌ・ドルヴァル(『Mommy/マミー』)
提供・配給:ファントム・フィルム  
(2019年/カナダ/120分/ビスタ/5.1ch)
© 2019 9375-5809 QUÉBEC INC a subsidiary of SONS OF MANUAL 公式HP:phantom-film.com/m-m/ 
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