時代を変えた、伝説の天才ファッションデザイナー、イヴ・サンローランの華麗なるキャリアを築いた人生の”喝采と孤独を描いた 『イヴ・サンローラン』 が、9/6(土)より角川シネマ有楽町、新宿武蔵野館、シネマライズ他にて全国公開となります。 本国フランスでは、初登場NO.1の大ヒットを記録。 公私共にサンローランのパートナーだったピエール・ベルジェ氏が全面協力し、イヴ・サンローラン財団所有の貴重なアーカイブ衣装が貸し出されて制作された、財団”初”公認作品です。 そして今回、フランス映画祭2014にて上映終了後のQ&Aに、来日中のジャリル・レスペール監督がELLEJAPON編集長・塚本香氏と登壇。 |
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監督ジャリル・レスペール来日Q&Aにて制作秘話や撮影の裏話を披露!! 日時:6/27(土)16:50~17:30/場所:有楽町朝日ホール 登壇者:「イヴ・サンローラン」ジャリル・レスペール監督、 「エルジャポン」塚本香編集長、東京国際映画祭プログラミングディレクター矢田部吉彦氏 |
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Q.「サンローランに、ソックリ!!」の声続出! 俳優ピエール・ニネは「つけ鼻」ではない!? 映画の冒頭は彼自身の鼻のままですが、晩年病気とアルコールの影響で老化した姿の最後のシーンは特殊メイク(つけ鼻)を使用。ニネの素顔はイヴ・サンローランに似てはなく、むしろ天性のエレガンスと立ち振る舞いが似ていた。この役を演じるには、若くて、準備が大変なので仕事熱心、舞台経験があり演技の基礎がしっかりしている、のが条件だった。 ピエール・ニネとの出会いで「彼しかいない」と思った。5カ月の準備期間には、数々の記録映像を参考に、振る舞いや声、話し方を研究したり、デッサンのコーチについてマスターし、サンローランの現デザイナー、エディ・スリマンのスタジオに行き実際のクチュリエの仕事を体験したり、ショーのバックステージを見学したりしていた。 Q.イヴ・サンローラン財団から貸し出された、大量の本物の衣装と圧巻のファッションショーはどうやって実現!? 初めてピエール・ベルジェに会いに行った時20分もしない内に彼の信頼を得ることができ、自分がやりたいことを理解してもらえ、財団が保管する美術品のような衣装へのアクセス権と全面的な協力を得ることができた。 「バレエ・リュス」のショーの撮影で、モニターの前で隣にいたベルジェが号泣していた。その時、現場に遊びに来た僕の3歳の娘がベルジェの膝の上で彼を慰めていたのが、何とも感動的だった。 でも、モデルのウォーキングを注意したり、色々とダメ出しをしてきたので、次のカットでは、バックステージで彼が当時やっていたように、ショーを取り仕切ってもらった。 |
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Q.主演ピエール・ニネが、あまりに似すぎてサンローランの飼っていた犬がなついたというのは本当!? そのエピソードは本当。映画の撮影前に写真撮影をしに、イヴ・サンローランのアトリエを訪れた際、サンローランが飼っていた犬がたまたまアトリエにいた。その時、ピエール・ニネに大興奮で飛びついてきた。ただ私は犬の言葉がわかりませんので、サンローランだと間違えて懐いていたのかどうかはわからない(笑)。
『イヴ・サンローラン』 は、9/6(土)より角川シネマ有楽町、新宿武蔵野館、シネマライズ他にて全国公開です。 |
『イヴ・サンローラン』
ストーリー
1953年、パリ。21歳の新進デザイナー、イヴ・サンローランは、クリスチャン・ディオールの死後、後継者として指名され一躍世界の注目を集める。その若き天才は、初めてのコレクションを大成功させ、衝撃的なデビューを飾る。その才能に惹かれた26歳のピエール・ベルジェは、ディナーの席でイヴに出会い、たちまち恋に落ちる。ベルジェはイヴをデザイナーとして独立させ、イヴ・サンローラン社を設立。そしてその関係は、二人の運命を大きく変えたばかりでなく、世界のファッションの歴史を変えることになる。
しかしその一方で、表現者ゆえの孤独とプレッシャーに苦しみ、イヴは薬物やアルコールに依存するようになっていく…。
<2014年 ベルリン国際映画祭 パノラマ部門 オープニング作品>
監督:ジャリル・レスペール
出演:ピエール・ニネ、ギョーム・ガリエンヌ、シャルロット・ル・ボン、ローラ・スメット、ニコライ・キンスキー
2014/フランス/カラー/シネマスコープ
配給/KADOKAWA
(C)WY productions – SND – Cinefrance 1888 – Herodiade – Umedia
9/6(土)角川シネマ有楽町、新宿武蔵野館、シネマライズ他全国ロードショー