この度、累計発行部数300万部を記録する押見修造の人気コミックを原作とした、映画『惡の華』が9月27日(金)より全国公開致します。 この度映画評論家として人気の町山智浩さんをスペシャルゲストに迎え、原作者の押見修造先生、井口昇監督の豪華鼎談を開催!町山さんは2013年「まんが秘宝 男のための青春マンガクロニクル」の中で「惡の華」論を寄稿。その際Twitterから上がった「実写化するとしたら監督は誰が良いでしょう?」という質問に「井口昇監督はどうでしょう?」と答えています。まさに予言者!また、漫画執筆中の押見先生とも交流のあった町山さん。 今回は、知られざる『惡の華』誕生の裏側を御三方に深く、アツく語って頂きます!そして3人がミューズと崇める玉城ティナさんも飛び入り参加しました! 『惡の華』公開直前特別試写会 |
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以前から業界内で度々持ち上がっていた『惡の華』の映画化。
町山さん:映画プロデューサーと『惡の華』に関して話すと、中学生の性描写がある点でこのまま映像化することは危険で難しい、高校生に設定を変えないとまずいんじゃないかという話もあったけれど、これは突破しましたね! と一言。 井口監督:僕もそういうことは言われたことがありましたが、映像化するのであればやはりなるべく忠実にしたかった。そうでないと全く意味が変わってしまうので。 と話します。 「実現できたというのも日本映画界がだんだん変わってきたからだと思うんです。それまではキラキラ映画が主体というか、『惡の華』が映画化しにくい環境だった。それが少しずつ変わってきたのだと思います。 と、今だからこそこの作品が映像化された背景を説明しました。 |
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押見先生が唯一訪れたのは桐生市での撮影。 本作のハイライトとなるお祭りの櫓のシーンですが、町山さんはこのシーンを「非常に美しかった」と話します。 井口監督:あのシーンは11月の寒い時期に撮ったのですが、少しずつエキストラさんが減っていくんですよ。気づいたら1時間後くらいに100人ぐらいいなくなっていて。カットが進むごとに画が狭くなっていくんです。 と裏話を披露し会場には大きな笑いが起きました。 町山さんがもう一つ美しいシーンとして挙げたのはクライマックスの海のシーン。 町山さん:空の色がとても綺麗だった。 撮影の順番が変わり、急遽海に入ることになったキャスト陣でしたが、ウエットスーツを着ることなく撮影に臨んだそう。それによってリアルな姿を撮ることができ、 井口監督:もしウエットスーツを着ていたら、あんな風には撮れなかった。 と監督は撮影当時を振り返りました。 玉城さんが仲村さんとして目の前に現れたときの感動を聞かれ 押見先生:感動しました。恋をしてしまいました。 と真っ直ぐに答えます。そこへ 町山さん:そんな玉城さんが今日ここへ来ています! とサプライズ発表。 押見先生:あ!そうなんですか! と驚く押見先生の横から現れた玉城さんに、客席からも大きな拍手!! 舞台に出るや否や、町山さんからのお願いで、映画とは打って変わり穏やかな声で 玉城さん:クソムシが とキメ台詞を披露してくれ、劇中で度々ショッキングなセリフを口にするキャラクターを演じましたが、 玉城さん:撮影前に言えない日本語はありません!と監督に宣言した! と、明かし、押見先生は玉城さん演じる仲村と、自身の描いた仲村に 押見先生:全くズレを感じなかったです。仲村さんのシーン全部最高。改めて自分の漫画を読み返すと、なんてショボいんだと思いますね。 と衝撃発言をし、会場は笑いに包まれました。 出来上がった作品を観ての感想を聞かれ 玉城さん:1回目観た時は自分が仲村さんに近づけているのかという不安が残ってしまっていたんですけど、2回目では『惡の華』の世界観としてちゃんと一つの仲村というピースになれているのかなと思えました。観たことの無い邦画になったなと思いました。 と作品に対する自信をのぞかせ、 町山さん:僕はこの映画を観た時にスターの誕生する瞬間を見た時の感動を味わいました。『愛のむきだし』を観た時に感じた“これはすごいことになるぞ”という衝撃を受けました。玉城さんをキャスティングした時点で勝ったね! と大きな太鼓判を押しました。 |
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映画『惡の華』
9月27日(金)、TOHOシネマズ日比谷ほか全国ロードショー 公式サイト: twitter: 【ストーリ―】 |
伊藤健太郎 玉城ティナ 秋田汐梨 / 飯豊まりえ
北川美穂 佐久本宝 田中偉登 松本若菜 黒沢あすか
高橋和也 佐々木すみ江 坂井真紀 鶴見辰吾
原作:押見修造「惡の華」(講談社『別冊少年マガジン』所載)
監督:井口昇
脚本:岡田麿里
主題歌:リーガルリリー「ハナヒカリ」
製作:『惡の華』製作委員会(ハピネット ひかりTV ファントム・フィルム 角川大映スタジオ 日活)
配給・宣伝:ファントム・フィルム
©押見修造/講談社 ©2019映画『惡の華』製作委員会