10月18日(金) 全国公開となる映画「楽園」。
この度、TOHOシネマズ 熊本サクラマチ9/14(土) のオープンを記念し、試写会が実施され、本作の主演・綾野剛、共演の杉咲花が舞台挨拶を行った。 約一週間程度の募集期間に応募は6000件を超え、満席御礼の会場は熱気に溢れるお客様でいっぱい。 TOHOシネマズ 熊本サクラマチ 9/14(土)オープン記念 「楽園」 舞台挨拶付き試写会 |
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あるY字路で起きた事件の容疑者として追いつめられていく主人公・豪士(たけし)を演じた綾野さん。どのような役作りをしたのかについて、
綾野さん:Y字路というその土地が持つ雰囲気、まずはそれを体感することがこの役にとっては重要。直に感じることに意識を払った。 と語った。Y字路で消息を絶った少女と直前まで一緒だった親友で、心に深い傷を抱える少女・紡(つむぎ)を演じた杉咲さんは、 杉咲さん:Y字路での経験がトラウマになっている少女なので、撮影に入る前にY字路の写真を毎日見るようにしていました。でも現場に行って出てくる思いや感情を大切にしたいと思って撮影に臨みました。 と語った。 豪士と紡のふたりは互いの不遇に共感していくが、撮影にあたって綾野さん・杉咲さんおふたりの関係性で気を付けたことがあるかという質問に 綾野さん:生きるとは、選択の連続。でも選択することを許されないふたりが共通して抱える疎外感、閉塞感が共鳴し合った。体温を感じ合ったということなんだと思う。本番という声がかかって、カットという声がかかる。そこは集中するが、あとはスイッチをオフにして切り替えます。 と綾野さんは振り返りました。 杉咲さん:自分と一緒だって感じ取ったのでしょう。豪士と紡の間に流れる空気があり、それがとても居心地がよかった。撮影現場での綾野さんはとても気さくであたたかく話しかけてくれるんです。撮休にご飯に誘ってくれたりしましたし、撮影期間中に迎えた誕生日にはふたつもプレゼントをくださいました。 と語りました。 さらに杉咲さんは役作りについて、 杉咲さん:事前に考えるというよりはその場で出てくる思いや感情を大切にしていました。紡として豪士の前に出ると自然に湧き出るものがある。自分でコントロールしようと思ってもできなかった。本番という声がかかった瞬間、頭が真っ白になるということがあって。こんなことは初めての経験でした。 と吐露した。 これから映画を鑑賞されるお客様に向けて、 杉咲さん:真新しい映画館で、記念すべきハレの日に皆さんの前でご挨拶することができてうれしいです。皆さんがどう受け止めてくださるかドキドキします。ぜひこの大きなスクリーンで映画の力を感じてほしい。 と杉咲さんが話すと、 綾野さん:この映画をみなさんに託したいんです。それぞれの答えが見つかるはずだと思っています。ぜひそれを持って帰って欲しい。 と熱く力強く観客に言葉を投げかけた。 綾野さんが挨拶中、突然客席の一点に目を向け「瀬々さん!?」と声をあげ、一瞬会場の空気がざわついた一幕も。監督によく似ているお客様に、「監督が観に来ているのかと思った」との話し会場でも笑いが起きた。 熊本舞台挨拶、そしてTOHOシネマズ熊本サクラマチにとって初となる映画の舞台挨拶は大盛況で幕を閉じました。 |
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映画「楽園」
公式HP: 公式Twitter:
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綾野 剛 / 杉咲 花
村上虹郎 片岡礼子 黒沢あすか 石橋静河 根岸季衣 柄本明
佐藤浩市
主題歌:上白石萌音「一縷」(ユニバーサルJ)
作詞・作曲・プロデュース:野田洋次郎
原作:吉田修一「犯罪小説集」(角川文庫刊)
監督・脚本:瀬々敬久
© 2019「楽園」製作委員会 配給:KADOKAWA