2018年アルゼンチンでメガヒットを記録した、ペドロ・アルモドバルプロデュース作『永遠に僕のもの』が、8月16日(金)より渋谷シネクイント、ヒューマントラストシネマ有楽町、新宿武蔵野館ほかで、現在大ヒット公開中!アルゼンチン犯罪歴史の中で最も有名な連続殺人犯の少年・カルリートスを演じるのは、SNSを中心に「とんでもなく美しすぎ」と話題を集めていた、本作が映画デビュー作のロレンソ・フェロ。さらに監督にもエッジーな映像センスが高く評価され注目を集めるルイス・オルテガなど、世界を圧倒させるアルゼンチンの才能が集結!
この度、本作の大ヒット記念イベントが行われ、人気エッセイストの犬山紙子がゲスト登壇し、スペシャルトークショーが行われました! 『永遠に僕のもの』大ヒット記念イベント |
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話題沸騰の本作について、まずは感想を問われると、 犬山さん:衝撃的すぎて、“美の暴力”で思いっきりぶん殴られたみたいな感覚でしたね。 と語りだす犬山さん。 犬山さん:主人公のカルリートスはすごく愛らしい天使のような少年なのに、眉一つ上げずに人を殺す犯罪者で。カルリートス(ロレンソ・フェロ)が強盗や殺人を犯して逃げるシーンがあるんですけど、なぜか応援しちゃうんですよね。絶対に捕まえるべき犯罪者なのに、そんな風に思ってしまうような魅力がありました。 と、複雑な要素を併せ持つ主人公カルリートスにすっかり魅了された様子を見せた。 そんな犬山さんと同様に、カルリートスのぽってりとした赤い唇や、金髪の巻き気、ぷにぷにとした可愛らしい体型など、SNSではその奇跡のように美しいビジュアルでも、女性を中心に大きな話題を集めている。その理由について 犬山さん:もちろん全体的にパーフェクトなんですが、“隙のない美しさ”を持っていることが大きいんじゃないですかね。 と分析。 犬山さん:彼自身、きっと美しさを散々自覚させられてきたと思うんですよ。劇中でも時折ウィンクしたりとか、自分が美しいと分かっていないと出来ないことをやる。その、分かっていて出来る色っぽい仕草が最高なんですよね!美しさを自覚する者の、美しい仕草の高い攻撃力にクラクラしちゃいました。 と幸せそうな表情で語る犬山に、場内からは笑い声が漏れる場面も。 犬山さん:自覚的な尊さは、この映画は随一じゃないですかね。 と太鼓判を押していた。 さらにトークはカルリートスの相棒ラモン(チノ・ダリン)の話題に。 犬山さん:二人の関係性に尊いものを感じたんですが、ラモンって、無自覚で鈍感じゃないですか。美しい男性なのに、テレビに出れると決まって浮かれたりとか、大衆的な感覚やピュアさがあって。そしてカルリートスの想いにも気づけていないという、あの鈍感さがたまらない! と、ラモンの魅力を熱弁!加えて犬山さんは、本作で主人公のモノローグの少なさについても指摘。 犬山さん:この映画には、カルリートスの気持ちがほぼ出てこないのに、ラモンに執着していたりとか、そういったところで感情がグイグイ入ってくるじゃないですか。そういう作品って、妄想する余地が凄くあるんですよね。日本人の大好物と言える作品だと思います。好きでしかないです! と興奮気味に愛を吐露する姿に、場内からは時折笑い声が。
犬山さん:最近は『BANANA FISH』ですね! と、漫画家・吉田秋生による作品を挙げ 犬山さん:この作品も人を殺してしまったりするんですが、主人公のアッシュに本当に恋をしてしまって。苦しくて最終巻も読めていないんですが、美しい人が抱える孤独や寂しさも描かれていて、そんなところが本作に共通しているなと思います。 と場内に語り掛けていた。 さらに本イベントでは、「本作のリメイクをするなら●●主演が良い」などと、自身の“推し”である俳優やアイドルの名前を挙げるユーザーが多く見受けられたことをきっかけに、事前に映画公式Twitterで誰が良いかを募集する企画も実施。菅田将暉や染谷将太、中島健人(Sexy Zone)など、今をときめく様々な俳優の名前が挙げられる中、最も多かったのが、市川染五郎と、BTSのキム・テヒョン。この結果に 犬山さん:私も市川染五郎さんで観たいですね。初めて市川さんを見た時の衝撃が凄まじくて。基本私は二次元に属する人間で、三次元の方に萌えることはあまりないのですが、世の中にこんな美しい方が存在するのかと驚きましたね。私は市川さんを推したいです!(笑) と宣言し、会場を沸かせた。 そしてイベントの終盤では、 ロレンソの貴重なサイン入りプレスやポスターなど豪華プレゼントの抽選大会なども実施。当選した観客からは悲鳴が上がるなど、終始大賑わいの中、 犬山さん:こんなに美しい映画をシアターで観れる贅沢なことはなかなかないと思うので、皆さんは“美の目撃者”だと思います。歴史の中でとても尊い体験をされたんじゃないかなと思うくらい、素敵な映画だと思います! と最後まで熱量高く客席に語り掛け、イベント閉じました。 |
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映画『永遠に僕のもの』
公式サイト: 【STORY】 |
監督:ルイス・オルテガ
プロデュース:ペドロ・アルモドバル、アグスティン・アルモドバル、ハビエル・ブリア『人生スイッチ』
出演:ロレンソ・フェロ、チノダリン、ダニエル・ファネゴ、セシリア・ロス『オール・アバウト・マイ・マザー』
配給:ギャガ
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