映画情報どっとこむ ralph ニューヨークにあるギターショップのドキュメンタリー『カーマイン・ストリート・ギター』がいよいよ今週末8月10日㈯より新宿シネマカリテ、シアター・イメージフォーラムほか全国順次公開となります!

公開に先駆け、同店より職人リックのオリジナルギターを直輸入!試奏会を開催しました。

日時:8月5日(月)
会場:御茶ノ水 Rittor Base
登壇:高田漣(ギタリスト)

映画情報どっとこむ ralph リックの工房は、ギター職人より、芸術家の作業場を彷彿させるものがあった

先日行われた細野晴臣氏のニューヨーク公演の際、実際にお店に訪れたという高田さん。

高田さん:外観は、老舗感佇む雰囲気で一見、少し入店しづらいかも知れません。でも扉を開けば、映画の中のリックとシンディそのままで、非常に丁寧に接してくれました。作業を止めて、ひとつひとつ説明してくれたから、仕事が滞ってないか心配になったぐらい(笑)工房は、壁という壁に木材が積み上げられてましたね。その風景だけでも一見の価値あり!」と、映画の中でも凄さが伝わる、材木の量に圧倒されたそう。

そして高田さんがさらに驚いたのはリックが持つ、工具の数。

高田さん:正直、ギター職人が持つ工具の量じゃなかった!きっと材木に併せた色々な工具を揃えているとは思いますが、ある種彫刻家のような、芸術家の作業場を見ているようでした。そして、それが雑然と広がっていて、本当に彼だけに分かるルールがあるのだと思いました。

ウィルコのネルス・クラインも絶賛!この店が名だたるギタリストを魅了するワケ

映画の感想を聞かれた

高田さん:非常にシンプルなつくり。だからこそ、彼らのこと、ギターのことをもっともっと色々知りたくなりますよね。

と、映画を観ればより一層、お店に訪れたくなることを説明。
そして、ニューヨーク公演前には、劇中にも登場するウィルコのギタリスト、ネルス・クラインと話す機会もあったそうで、

高田さん:彼(ネルス)は、”何もおきない日常を描いている”ということが映画としてとても素晴らしいと絶賛していました。

さらに、この店が、劇中で登場する一癖も二癖もあるギタリスト等を魅了しているワケは、

高田さん:リックの心意気や姿勢に共感し、ギタリストたちは”楽器を買う”と同時にその心意気を買うのだそうです。

と、高田さんは語りました。

映画情報どっとこむ ralph ついにご対面!

「カーマイン・ストリート・ギター」から直輸入したギターを試奏!

高田さん:30分以上は滞在したけれど、試奏は出来なかったんです。

と、お店を訪れてからというものの、念願だったというリックのギターを高田さんが試奏!開口一番

高田さん:ネックがものすっごい太い!僕が一番触った中では一番太いネックかも!

と興奮!その理由を

高田さん:細いネックに慣れた人は驚くかも知れないけれど、ネックが太い分、手が疲れないですね。そして音には、こしが生まれて、質量が先端に向買っている方が、音の鳴りがいいんですよ。

と解説。

試奏後、MCからの「欲しいですか?」の問いに

高田さん:欲しいです!

と即答。

高田さん:オーダーメイドギターって値段が読めないじゃないですか。欲しくなっちゃったら怖い!と思い、彼らから値段は聞かなかったんです。しかしお店に滞在中、リックが「これ貰ったんだ、これも」と次々に見せてくるCDが斉藤和義さんだったんですね。なので和義さんに値段を聞いてみたんですよ。そしたら思ったより買いやすい値段で。ほんとに後悔しました!」と、お店の常連でもあり、リックと親交を深めている斉藤和義さんに値段を聞いていたことを明かしました。

映画情報どっとこむ ralph 最後に、

高田さん:レオ・フェンダーは、木の棒と木の板があれば”エレキギター”が出来るという革命を起こした人。そんなギターの歴史を背負っているような、非常にシンプルなギターで、作り手の愛情を感じ、本人の佇まいがそのまま出ているように感じます。

と、職人リックの人柄がそのまま伝わるようなギターに、高田さんがすっかり魅了された様子で、大盛況の中イベントは終了しました。

そして今回、直輸入したギターは新宿シネマカリテにて掲出決定!
誰でも間近にギターを見れるまたとない機会、ぜひ劇場に訪れてみてほしい。

映画情報どっとこむ ralph 『カーマイン・ストリート・ギター』
原題:Carmine Street Guitars

8月10日㈯より、新宿シネマカリテ、シアター・イメージフォーラムほか全国順次ロードショー!
カーマイン・ストリート・ギター
伝説のギタリストたちを虜にする職人は、 ニューヨークの建物の廃材から、世界でひとつのギターを生み出す。

グリニッジ・ヴィレッジに位置する「カーマイン・ストリート・ギター」は、ニューヨークの建物の廃材を使ってギターを作る唯一無二の ギターショップ。

チェルシー・ホテル、街で最古のバー・マクソリーズ…、それらは長年愛されてきた街のシンボル。職人のリックは、傷も染みもそのままにギターへ形を変えるのだった。

ルー・リード、ボブ・ディラン、パティ・スミスら大御所が彼のギターを愛用し、人気ギタリストたちが次々と来店。さらには映画監督、ジム・ジャームッシュの姿も。

足早に表情を変えゆくニューヨークと、 変わらずにあり続けるギターショップの一週間を捉えたドキュメンタリー。
カーマイン・ストリート・ギター

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監督・製作:ロン・マン(『ロバート・アルトマン/ハリウッドに最も嫌われ、そして愛された男』)
扇動者:ジム・ジャームッシュ
編集:ロバート・ケネディ

出演:リック・ケリー、ジム・ジャームッシュ(スクワール)、ネルス・クライン(ウィルコ)、カーク・ダグラス(ザ・ルーツ)、ビル・フリゼール、マーク・リーボウ、 チャーリー・セクストン(ボブ・ディラン・バンド)他

音楽:ザ・セイディース
2018 年/カナダ/80 分
配給:ビターズ・エンド
©MMXVⅢ Sphinx Productions.

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