ロビン・ウィリアムズの遺志を継ぎ、風刺漫画家ジョン・キャラハンをホアキン・フェニックス主演で映画化した 『ドント・ウォーリー』の日本公開を前に、ガス・ヴァン・サント監督が本作プロモーションのため来日! 2 月 19 日(火)にヒューマントラストシネマ渋谷にて、日本最速上映後のティーチインイベントに登壇しました! また、あわせて本作の公開初日が 5 月 3 日(金・祝)と発表されました。
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ガス・ヴァン・サント監督の来日は、ショーン・ペンにアカデミー賞主演男優賞をもたらした『ミルク』(09 年)以来、実 に約 10 年ぶり! 日本にも多くのファンを持つ監督のティーチインとあって平日にもかかわらず地方からもファンが 駆け付け場内は超満員。 しかもガス監督は、日本での上映ティーチインイベントに参加するのは初めてのこと! 本作最速上映後の熱気冷めやらぬ中、ガス・ヴァン・サント監督と、監督の友人でもあるクリエーターの野村さんが登壇! 野村さん:ガスといえばポートランド、リベラルな街のアンバサダーみたいな感じだったけれど、 (今はL.A.に住んでいて)この間はあっさり捨てたって話してたよね。 というと ガス監督:そう、ポートランドを捨てました(笑) とガス監督が答えるなど、友人ならではのユーモアあふれる会話から始まったイベント。 野村さんは 2 年前に L.A.にあるガス監督の自宅を訪れた際に、すでに監督から本作のことを聞いて いたそうで、 野村さん:今回の主人公ジョン・キャラハンは我々日本人には馴染みがないんだけど、ガスがポートランドに住 んで映画を作り始めた頃、ちょうど彼も新聞にマンガを描き始めた頃だったんだよね。彼はポートランドでどんな存在だったの? と質問すると、 ガス監督:80年代にカートゥーンニスト(漫画家)として活動しはじめたのがジョン・キャラハンで、ちょうど僕がポートランドで映画を撮り始めたころに、彼もローカルな人物として知られるようになった。マンガは毒のあるもので、面白いんだけどいろいろな問題も起こしていて苦情の手紙も届いていたようだ。でも彼は それすら喜んでいたね。 と当時を回想。 さらに と続け、 ガス監督:その時にキャラハンからは“この映画一体どうなったんだよ?できる頃には俺たち全員 死んじゃうよ”なんて言われて。まずジョンが亡くなって、そのあとロビンが亡くなって、あぁジョンの言うとおりだった なぁって思ったよ。でもロビンが亡くなったあとでも、まだ本の権利は持っていたんだ! と貴重な思い出話を披露。 |
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またこの日は観客からの質問にも応じ、主演のホアキン・フェニックスについては
ガス監督:ホアキンには『誘う女』(1995)に 出演してもらったが、彼は自分を徹底的に入れ込んでくれる。(『誘う女』も本作も)どちらの作品も素晴らしい体験でした。 と語り、『エレファント』のような少年にむけての次回作は?という質問には
と返し、会場から歓声が起こる場面も。 野村さん:この映画は僕らの世代の『グッド・ウィル・ハンティング/旅立ち』。周りにいる最近落ち込んでいる人悩 んでいる人にはぜひ口コミして伝えてください! と話すと、 ガス監督:今日は来てくれてありがとう。友達にぜひ伝えてね。そうで ないと誰も観に行かないから(笑) とユーモアたっぷりに観客たちに最後のメッセージを送りました。 |
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『ドント・ウォーリー』
5月3日(金・祝)ヒューマントラストシネマ有楽町・ヒューマントラストシネマ渋谷、新宿武蔵野館他全国順次公開 公式サイト: 【ストーリー】 |
監督・脚本・編集:ガス・ヴァン・サント
出演:ホアキン・フェニックス、ジョナ・ヒル、ルーニー・マーラ、ジャック・ブラック
音楽:ダニー・エルフマン 原作:ジョン・キャラハン
原題:Don’t Worry, He Won’t Get Far on Foot/2018年/アメリカ/英語/113分/カラー
配給:東京テアトル 提供:東宝東和、東京テアトル
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