2月15日(金)21:00から、“映画を語る”番組「活弁シネマ倶楽部」第12回が放送されました。
番組では、ゲストに藤井道人さんを招き、監督として手がけた『デイアンドナイト』や、プロデューサーを務めた『LAPSE』について話されました。MCには映画ライターの石井隼人さんが登場。 『デイアンドナイト』は、大切な人を奪われた1人の男が、家族を生かすため罪を犯す男と、家族を知らない少女と出会うことで自らの善悪に翻弄される物語であり、生と死を巡る極限の人間ドラマが描かれている。山田孝之さん、初の全面プロデュースに加え、映画『キングダム』への出演決定で、多くの注目を集めている俳優・阿部進之介さんが初の長編映画主演。主題歌には大野奈々(清原果那さん)が歌唱&野田洋次郎さんが作詞、作曲、プロデュースした『気まぐれ雲』が採用されるなど、他にも実力派の俳優が顔を揃えた、今最も見逃せない映画の1つである。 |
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また、山田孝之がプロデューサーとして入った経緯として、阿部から「孝之が俺らの映画づくりに興味持ってるから、来たいって言ってるんだけど呼んでいい?」と言われ、藤井監督は驚きとともに疑心暗鬼だったと語った。本当に山田孝之が合流し、そこからディスカッションを重ね、流れるように企画が進んだと吐露。撮影に入ってからの山田については「この現場で何が起きていて、何が足りなくて何をすれば良くなるかってことを最後尾から冷静に見ている。現場における山田さんの信頼感。」と熱く語り、藤井が薄着で寒空の下にいたときには、上から下まで防寒着を揃えてくれ、雪かきまでしてくれたという、プロデューサー山田孝之の現場エピソードを披露した。 また、足掛け6年をかけた本作が最終的に完成し公開されるにあたって、「自分がこれを撮ったんだと誇りを持って言える映画になった」「自分は『デイアンドナイト』の監督」「一文字目からエンドロールの暗転まですべてが自分。逃げも隠れもできない」と本作に賭けた映画監督としての想いを語った。 番組後半では、プロデューサーとして手がけた『LAPSE』についても企画経緯から撮影の裏側まで藤井監督の口から語られた。BABEL LEBELの原点は“自主映画を作って自分たちで公開すること”にあると言う藤井監督は、「BABEL LEBELの監督たちと一緒にどういう作品が作れるか?」が『LAPSE』製作のきっかけだったと語った。藤井監督が“自分にとっての未来って何だろうとリフレクションするような企画”と語る本作は、2月16日(土)から渋谷アップリンクほか全国順次公開となる。 「活弁シネマ倶楽部」は、 |
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■藤井道人 監督プロフィール ■ 1986年生まれ。東京都出身。映画監督、脚本家、プロデューサー。BABEL LABELを映像作家の志真健太郎と共に設立。日本大学芸術学部映画学科脚本コース卒業。脚本家の青木研次に師事。伊坂幸太郎原作『オー!ファーザー』でデビュー。以降、『7s/セブンス』などの作品を発表する一方で湊かなえ原作ドラマ『望郷』、ポケットモンスター、アメリカンエキスプレスなど広告作品も手がける。2017年Netflixオリジナル作品『野武士のグルメ』や『100万円の女たち』などを発表。2019年『デイアンドナイト』『青の帰り道』公開中、『新聞記者』が控えている。 |
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『デイアンドナイト』
2019年1月26日(土)全国公開 あらすじ 出演者 企画・原案 『LAPSE』 2019年2月16日よりアップリンク渋谷ほか全国順次公開 出演者 主題歌 |