映画情報どっとこむ ralph 2016 年東京国際映画祭スプラッシュ部門で上映され、フランス・ヴズール国際アジア映画祭ほか海外映画祭でも高い評価を得てきた春本雄二郎監督『かぞくへ』が2月24日ユーロスペースにて公開を迎えました。その初日舞台挨拶として、春本雄二郎監督のほか、松浦慎一郎さん、梅田誠弘さん、遠藤祐美さん、森本のぶさん、三溝浩二さん、おのさなえさん、下垣まみさん、瀧マキさんらキャスト陣も勢ぞろいして、温かい雰囲気で行われました。

日付:2月24日
場所:ユーロスペース
登壇:松浦慎一郎、梅田誠弘、遠藤祐美、森本のぶ、三溝浩二、おのさなえ、下垣まみ、瀧マキ、春本雄二郎監督

映画情報どっとこむ ralph 温かい拍手に迎えられたキャストの皆さん。
主人公・旭を演じた松浦さんは、自身の実体験からスタートした映画だけに、満員の客席を前に

松浦さん:東京に出てきて、だまされたり借金 背負ったりいろいろありましたが、こうして映画になってこんなに多くのお客さまに見ていただけるならよかったなぁと思っていました。

と感慨深げ。

また、松浦さん演じる旭の親友・洋人を演じた梅田さんは「旭役の・・・」とまさかのビックリ発言で壇上の一同からも総ツッコミ。

梅田さん:脚本で見たときから映画館で上映されたらいいなとずっと思っていました。こんな素晴らしい形で実現したことをとてもうれしく思います!

と語った。 旭の恋人・佳織を演じて

遠藤さん:春本監督とは長い付き合いなんですけれども、出会ったころは一緒に作った作品がこのよ うにたくさんの方に見ていただけるようになるとは思っていませんでした。本当に良かったなと思います。

と語った。 詐欺師の喜多を演じた森本さんは、

森本さん:公開前に『かぞくへ』をご覧になった方に紹介していただく話があったんですけど『かぞく へに出られてた森本さんですよね?大丈夫ですか?騙されませんか?』と言われて。役者冥利につきます(笑)

と語ると場内から大きな笑いが起こった。

映画情報どっとこむ ralph 春本監督と松浦さんが『お互いに自分の名刺代わりになる作品を作ろう』と話したことからスタートした本作。もともとの二人の出会いを問われ・・・

春本監督:僕はミヒャエル・ハネケ監督が好きなんですが、おのさなえさんから「ある男の子が監督ととても話したがっているん ですけど紹介していいか?」と facebook を通じて連絡がきたんです

松浦さん:周りにハネケ監督の話をできる人がいなくて。

春本監督:でも男から熱烈に会いたいと言われるとちょっと怖いなと思って『その人大丈夫!?』と確認したりして(笑)

それはハネケ監督作品好きですから、ある意味ヤバメな人が来てもおかしくない。

松浦さん:僕もう嬉しくて、その人と会って話がしたくて。会ったこともない春本さんに SNS で『会ってお茶がしたいです!』と。

なんと3時間。
新宿の地下の喫茶店でシュークリーム食べながら世界の巨匠ミヒャエル・ハネケ監督の話などしたそう。

映画情報どっとこむ ralph 撮影中はいろいろな苦労もあったようで

森本さん:走るシーンが結構あって、次の日足がパンパンになりましたね。

春本監督:撮影で走って 逃げるときはカメラマンも走ってついていかないといけないので速度を加減するんですけど、本気で走りましたね。

梅田さん:(森本さんの走るのが早すぎて)全然追いつけなかったです…。

遠藤さん:私も走るシーンがあったんですけど、照明トラブルがあって。

春本監督:あるシーンの撮影で旭と佳織が待機しているまま照明のブレーカーが落ちる未曽有の事態が発生して。現場が大混乱になるなか二人は何が起きているのかわからないまま寒い中待っていることになりました。

遠藤さん:気温が低い時期だったのであとからできた映画を見たときにそのシーンだけ鼻とか赤くなってて 寒そうだなって(笑)

と撮影の裏側を明かしました。

映画情報どっとこむ ralph

最後に・・・
春本監督:この映画はタイトル通り、直系家族制度が崩壊した今の日本 の中では〈家族〉という漢字がふさわしくない、新たな転換点に立ってると僕は思っていて、ご自身の家族観というものを今一度 大切な人と考えていただけるようになればいいなと思っています。

と締めました。

映画『かぞくへ

は渋谷・ユーロスペースにて絶賛公開中、上映期間中は上映イベントなども連日行われる予定。

公式サイト:
Kazokue-movie.com

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【CAST】松浦慎一郎、梅田誠弘、遠藤祐美、三溝浩二、おのさなえ、下垣まみ、瀧マキ、森本のぶ 【STAFF】監督・脚本・編集:春本雄二郎 撮影:野口健司 照明:中西克之 録音・整音:小黒健太郎 制作:福田智穂 助監督:浅見佳史 音楽:高木聡 プ ロデューサー:深谷好隆、春本雄二郎、南 陽 海外セールス:植山英美(ARTicleFilms)

配給:『かぞくへ』製作委員会
配給協力:コトプロダクション 劇場営 業:髭野純
(C)『かぞくへ』製作委員会
【DCP/シネスコ/ステレオ/カラー/2016/日本/117 分】

【映画祭】第 29 回 東京国際映画祭 日本映画スプラッシュ部門 公式出品/第 23 回 フランス ヴズール国際アジア映画祭 審査員賞&NETPAC 賞(最 優秀アジア映画賞)&ギメ東洋美術館審査員スペシャルメンション/第 14 回 ソウル国際アガペー映画祭 Re-Awakening of The Asia Agape Films 部門 公式 招待/第 17 回 ドイツ ニッポンコネクション 2017 ニッポン・ヴィジョンズ部門 審査員スペシャル・メンション授与/オランダ カメラジャパンフェスティバル 2017 公式招待

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