『アメリ』のジャン=ピエール・ジュネ監督、新境地で最高傑作!

天才スピヴェット-ポスター

3Dで笑いと涙と驚きが飛び出す、感動の物語。

映画『天才スピヴェット』

試写してきました!

僕の感想・・・単純にこの映画大好き。
本当に大切なもの”とはー?

物語は・・・

10歳の天才科学者スピヴェット。

家族はみんな変わり者で、カウボーイである父とは上手くいかず、弟のようになりたかったと語る。だが、その弟が突然死んでしまい、自分がいなくなればよかったと思う日々。

そんなある日、スピヴェットの元に権威ある科学賞受賞の知らせが届き、その授賞式に参加する為、旅立つことを決意。いるべき場所がそこにあると信じて・・・。旅先で様々な経験を経た小さな天才科学者が発見した、“本当に大切なもの”とはー?

小さい身体で懸命に行動するその姿に思わず涙し、おもちゃ箱のような映像に胸がときめく!

絵にかいたようなアメリカのモンタナの農場。
弟の死でギクシャクする家族(子供目線)。都会の大人の姑息さ。そして、家族再生の物語。そう、内容はステレオタイプです。

と書いてしまえばそうなのですが。。。実に面白いのですこの作品。

ジャン・ピエール・ジュネ監督

なぜ面白いのか、大部分はスピヴェット役の新人子役 カイル・キャトレット君の演技とそれを引き出す監督の力。監督はスピヴェットは30年前の自分だと感じているそうで、正しい場所にいない感覚をうまく引き出しています。そして、複線も巧妙。

そもそも、ジャン=ピエール・ジュネ監督は『エイリアン4』以来、ハリウッド・アメリカ嫌いな様で、かなりアメリカ人を揶揄している感があります。

モンタナからワシントンへのアメリカ横断物語ですが、撮影はカナダ。徹底しています。そう、“本当に大切なもの”とはー? と。

『天才スピヴェット』カイル・キャトレット

最後のスピヴェットの演説からの流れ。
幸せな気持ちに。
ほっこり試写室を出ていけた作品でした。

この映画は監督初の3D作品。
3Dに作りこまれているそうですが、試写は2D。
公開時に3Dを観てみようと思います。

ジャン・ピエール・ジュネ監督・天才子役カイル・キャトレットくんと共に来日決定!! そして第27回東京国際映画祭〝特別招待作品”へ選出決定!

映画『天才スピヴェット』

11月 シネスイッチ銀座、ヒューマントラストシネマ渋谷ほか全国順次ロードショー(3D/2D)です。

公式HP:http://spivet.gaga.ne.jp/
公式facebook:https://www.facebook.com/spivet.jp
公式twitter:https://twitter.com/spivet_jp

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【STORY】

モンタナの牧場で暮らす10歳のスピヴェットは、生まれついての天才だ。だが、身も心も100年前のカウボーイの父と昆虫博士の母、アイドルを夢見る姉には、スピヴェットの言動が今ひとつ分からない。さらに、弟の突然の死で、家族の心はバラバラになっていた。そんな中、スピヴェットにスミソニアン学術協会から、最も優れた発明に贈られるベアード賞受賞の知らせが届く。初めて認められる喜びを知ったスピヴェットは、ワシントンDCで開かれる授賞式に出席するべく、家出を決意する。数々の危険を乗り越え、様々な人々と出会うスピヴェット。

何とか間に合った受賞スピーチで、彼は<重大な真実>を明かそうとしていた──。

監督:ジャン=ピエール・ジュネ『アメリ』『デリカデッセン』『エイリアン4』
原作:「T・S・スピヴェット君傑作集」ライフ・ラーセン著(早川書房刊)
出演:カイル・キャトレット(新人)、ヘレナ・ボナム=カーター『チャーリーとチョコレート工場』『英国王のスピーチ』
ジュディ・デイヴィス、カラム・キース・レニー、ニーアム・ウィルソン、ドミニク・ピノン
原題:『The Young and Prodigious T.S. Spivet』/105分
フランス・カナダ合作/カラー/シネスコ/5.1chデジタル/字幕翻訳:松浦美奈
配給:ギャガ

(C) ÉPITHÈTE FILMS – TAPIOCA FILMS – FILMARTO – GAUMONT – FRANCE 2 CINÉMA

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