月面着陸から今年で50周年。
アメリカ公文書記録管理局(NARA)とNASAにより発掘された超秘蔵映像と音源を4Kリマスター映像で描くドキュメンタリー映画『アポロ11 完全版』が7月19日より109シネマズ二子玉川ほかで緊急公開となります。 人類史上最も注目されたアポロ11号の月面着陸(1969年7月20日)から50周年を迎える今年2019年の夏。アメリカ公文書記録管理局(NARA)とNASAにより新たに発掘された、70㎜フィルムのアーカイブ映像や11,000時間以上もの音声データを基に制作された前代未聞のドキュメンタリー。 と証言する者、月面の細かい埃「レゴリス」が宇宙服や宇宙船の劣化を早め、宇宙船のシステムに不備を起こす可能性が指摘されるなど過酷な環境に人類は耐えられないなど様々な考察がなされている。 |
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そんな中で本作の監修を務めた歴史コンサルタントのロバート・パールマンはこう証言する。
「宇宙に行くことに関して最初に思い描いていたものは、直接月に行くというものではありませんでした。その後に起こったことと関連して、スペースシャトルと宇宙ステーションを通して軌道に乗ることを確立してから、さらに遠くへ行くことが最初のビジョンだった。しかし我々の優先順位が変わったのです。」 と当初は月に行くことが最優先ではなかったと証言。そして 「しかし今、また月に戻ろうとしています」 と興味深い発言が。ただそれは民間企業の試みで一般市民を月に連れていくためのロケットを民間会社が製造する時点まで来ているという。 「中国をはじめとする国々は月の裏側に探査機を送っている。これは新しい試みで、最近では2019年1月に行われました。さらに2019年後半にはケネディ宇宙センターからイスラエルの最初の月着陸船が打ち上げられます。ある意味で月面ルネサンスのようなものが起きており、さらに多くの国々や団体が月へのミッションを実行しています」 と明かした。 「一方NASAは世界諸国や日本の協力機関と一緒に近年のうちに火星に宇宙飛行士を送ろうと計画しています」 と話し、 「50年が経った今、我々は宇宙に旗を立てたり足跡を残すだけではなく、月に定住する準備という新しい岐路にたっています」 と月面着陸への挑戦は新たな目的に向かって進展を見せていると証言をし、 「やがて我々は常に人間が宇宙を探索するという目標に向かって太陽系のさらに奥に進み、宇宙に長くとどまることになるでしょう」 と話した。 |
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予算や技術、環境的な理由から人類の月面着陸は45年以上叶っていないが、先日NASAが2024年までに再び月面着陸を試みる「アルテミス計画」を公表したり、民間企業から月面探査及び着陸計画の発表がされるなど再び盛り上がってきている。21世紀初の月面着陸は果たしていつだれが実現するのか。今から楽しみだ。 映画『アポロ11 完全版』 は7月19日(金)より、109シネマズ二子玉川ほか全国ロードショー 公式HP: |
監督・編集・プロデューサー:トッド・ダグラス・ミラー
出演:ニール・アームストロング、バズ・オルドリン、ジャネット・アームストロング、マイケル・コリンズ、ジャック・ベニー 他
アメリカ/英語/93分/G
配給:東北新社 STAR CHANNEL MOVIES
【スチール】© 2019 MOON COLLECTORS LLC
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