5月10日は<北斎の命日>(新暦)代表作「冨嶽三十六景 神奈川沖浪裏」が2020年2月に新たに刷新された新パスポートや2024年度から使用される千円札のデザインに採用されるなど、今なお愛され続ける世界的アーティスト 葛飾北斎。 19世紀にヨーロッパでジャポニズムブームを巻き起こし、マネ、モネ、ゴッホ、ゴーギャンなど数々のアーティストに影響を与え、西洋近代絵画の源流となった、世界で最も有名な日本人で、米LIFE誌“この1000年で偉大な功績を残した100人”にも唯一の日本人として選ばれています。 その北斎の知られざる生涯を初めて描く映画『HOKUSAI』が、新型コロナウイルスの感染拡大による丸1年の公開延期を経て2021年5月28日(金)に全国にて公開する事が決定(配給:S・D・P)、海外でも順次公開予定です。 |
|
北斎(柳楽優弥)&美人画の大家・喜多川歌麿(玉木宏)の対面
本日、5月10日(旧暦4月18日)の北斎の命日に合わせて、解禁された映像は、まだ“葛飾北斎”という名を持たず勝川春朗という名で絵師をしていた北斎(柳楽優弥)が、江戸中に名を馳せた美人画の大家・喜多川歌麿(玉木宏)と初対面を果たしたシーンを切り取ったもの。 歌麿が描くモデルの魅力や命が宿った絵を目の当たりにした北斎は、絵師としての魂が奮い立ち、周囲に認められるべく闘志を燃やします!誰にも負けないという強い意志とプライドがぶつかり合う二人。 また、大人の色気溢れる天才絵師・歌麿を演じた玉木も、「四角い部屋の中で、四者四様それぞれ違う思いを抱えて座っている面白さが詰まったシーンだと思います。最初に北斎が部屋に入ってきたときは、上から彼を攻める様な言葉を言っていたのですが、(蔦屋)重三郎が発した一言、『絵師なんて、いくらでもいる』という言葉は歌麿にも当然響いていて、常に新しい人が出てくる危機感というものがあったのだと思うんです。ぬるい気持ちで絵を描くのではなく、自分がヒットを生み出したいという思いも当然あると思うし、『このままじゃヤバい』という危機感のもとスイッチが入って、『見てろよ』と火がついた感じになればいいな、と思って演じました。」と、絵師としてのプライドを胸に秘めながら演じたことを明かします。 |
|
映画『HOKUSAI』
公式サイト:www.hokusai2020.com <STORY> 腕はいいが、食うことすらままならない生活を送っていた北斎に、ある日、人気浮世絵版元(プロデューサー)蔦屋重三郎が目を付ける。 ある日、北斎は戯作者・柳亭種彦に運命的な出会いを果たす。武士でありながらご禁制の戯作を生み出し続ける種彦に共鳴し、 今だから、見えるものが、きっとあるー。 |
出演:柳楽優弥 田中泯
玉木宏 瀧本美織 津田寛治 青木崇高
辻本祐樹 浦上晟周 芋生悠 河原れん 城桧吏
永山瑛太/阿部寛
監督:橋本一
企画・脚本:河原れん
配給:S・D・P
©2020 HOKUSAI MOVIE