来る2021年6月4日(金)に昨年100周年を迎えた映画の殿堂・新宿武蔵野館にて、「新宿東口映画祭」の提携企画として、第1回カツベン映画祭を開催が決定しました。 映画がまだ「活動写真」と呼ばれ、音がつかなかった時代、個性豊かな活動弁士の独特の語りと生演奏付きで上映が行われていました。一昨年の暮れに公開された周防正行監督『カツベン!』でも描かれていたとおり、活動弁士は時代の花形として大変な人気を博し、全盛期には7 千人以上の活動弁士が活躍していたと言われています。そして、今回の開催劇場・武蔵野館にはかつて、徳川夢声や山野一郎といった超一流の活動弁士が在籍し、日本一の活動写真館(映画館)として「活動写真」の魅力を発信していました。 今回、武蔵野興業株式会社の全面的なご協力のもと、ほぼ日本独特に花開いた弁士文化を継承する活動弁士の中でも人気、実力ともトップの活動弁士が一堂に会して、それぞれの得意演目を生演奏ともにお楽しみ頂くたった1 日だけではありますが、朝から晩までカツベン三昧の映画祭を開催させて頂きます。 活弁界の第一人者澤登翠による映画史上の名作『瀧の白糸』(最長版・国立映画アーカイブ所蔵)、花形演芸大賞金賞に輝く坂本頼光によるアラカンの痛快時代劇『からくり蝶』関西を中心に活躍中の大森くみこによる悲恋物語の傑作『椿姫』、独特の声とピアノを弾き語るバニラワールドを展開する山崎バニラによるバスター・キートンの爆笑コメディ『キートンの蒸気船』、澤登の一番弟子で、世界を股に掛け活躍中の片岡一郎による名匠F・W・ムルナウの名作『都会の女』とバラエティに富んだ魅力的なプログラムを用意致しました。 また、オープニングプログラムとして、若手弁士3 名による短編4 本立て上映も予定しております映像×語り×音楽が三位一体となった活動大写真の魅力、個性豊かな人気弁士の競演、朝から晩までカツベン三昧の一日をお楽しみ頂きます。どうぞご期待下さい! |
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映画祭概要
第1回カツベン映画祭名称:第1 回カツベン映画祭
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