第32回東京国際映画祭 各賞受賞作品・受賞者
コンペティション部門
東京グランプリ 『わたしの叔父さん』
審査委員長 チャン・ツィイーさん 講評:
「この映画は、感動的な詩のような語り口で我々に穏やかに物語ってくれました。監督は抑制的で繊細なカメラワークをもって、忘れ去られる人間の情感をとても力強く表現していました。」
東京グランプリ/東京都知事賞 『わたしの叔父さん』 フラレ・ピーダセン監督コメント:
「本当に光栄で、心臓がバクバクしています。この映画はインディペンデントの小さな作品で、少人数のクルーで一生懸命に撮影したものです。コンペティションに選んでいただいただけでもうれしかったです。この作品をコンペティションに選んでくださった皆様、優しくおもてなしてくれたスタッフの皆さまの愛をじました。滞在中は素敵な時間を過ごさせていただき、ホテルでも素晴らしいおもてなしの精神を感じました。おそらく舞台となった地域で撮影するのは初めてではないかと思います。デンマークの皆様にも感謝いたします。そして最後になりますが、観客の皆様にも感謝申し上げます。この映画を観てくださった、素晴らしい観客の皆様が素晴らしいリアクション・質問をし
て下さいました。」
審査員特別賞 『アトランティス』
『アトランティス』 アンドリー・リマルークさん(主演俳優)コメント:
「監督に一言付け加えるとしたら、私たちの映画にこのような賞をいただけて、皆さんに感謝いたします」
最優秀監督賞 サイード・ルスタイ監督『ジャスト 6.5』
サイード・ルスタイ監督コメント:
「この賞を、黒澤明の国から賞をいただけて光栄です。スタッフの皆さん本当に感謝しています。」
最優秀女優賞 ナディア・テレスツィエンキーヴィッツ『動物だけが知っている』
『動物だけが知っている』 ナディア・テレスツィエンキーヴィッツさんコメント
「日本に来たこれ以上の素晴らしい理由を思いつきません。心から光栄に思っています。そして監督・俳優たちに感謝をお伝えしたいです。また日本に必ず戻ってきますね。」代役で贈賞されたドゥニ・メノーシェさん コメント「人間的にも非常に素晴らしい女優です。明るいし何事にも興味を持っています。私が彼女と絡むシーンは、ブーツで顔を殴られるシーンなのですが、その演技からユア・サーマンを越える素晴らしい女優さんだと思いました。」
最優秀男優賞 ナヴィド・モハマドザデー『ジャスト 6.5』
最 『ジャスト 6.5』 ナヴィド・モハマドザデーさんコメント
「とても高価な賞をありがとう。監督に差し上げたいです。監督の演出がなければ、演じられなかったです。そして今、劇場にイランの巨匠が来ています。彼がいなければ映画を愛することはなかったと思います。彼の映画を見て、今まで映画を作ってきました。彼の作品がきっかけで映画を愛してきました。感謝しています。」
最優秀芸術貢献賞 『チャクトゥとサルラ』
最優秀脚本賞 『喜劇 愛妻物語』
観客賞 『動物だけが知っている』
アジアの未来部門
作品賞 『夏の夜の騎士』
国際交流基金アジアセンター特別賞 レザ・ジャマリ監督『死神の来ない村』
日本映画スプラッシュ部門
作品賞 『i -新聞記者ドキュメント-』
監督賞 渡辺紘文監督『叫び声』
東京ジェムストーン賞
伊藤沙莉 日本映画スプラッシュ部門『タイトル、拒絶』
佐久間由衣 特別招待作品『“隠れビッチ”やってました。』
ヨセフィン・フリーダ コンペティション部門『ディスコ』
吉名莉瑠 日本映画スプラッシュ部門『テイクオーバーゾーン』
アメリカン航空アウォード大学対抗ショートフィルムコンテスト
奥井琢登(大阪芸術大学)『Down Zone』
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