若かりし頃のカール・マルクスとフリードリヒ・エンゲルスの活躍を描いた映画『マルクス・エンゲルス』 が、カール・マルクス生誕 200 年を迎える今年4月28日(土)より、岩波ホ ールにてロードショーとなります。
そこで今回、若々しくも堂々とした佇まいのマルクス、さらに同じく若きエンゲルス、マルクスの妻イェニーが登場するメインビジュアルが解禁 されました。
1840年代のヨーロッパでは、産業革命が生んだ社会構造のひずみが経済格差をもたらし、貧困の嵐が吹き荒れて いた。そこでは人間の尊厳も奪われ、不当な労働条件がはびこっていた。26歳のカール・マルクスはそのいらだちの なかで、搾取と不平等な世界に対抗すべく独自の経済論を展開するが、それによりドイツを追われ、フランスへと辿 りつく。そこで彼はエンゲルスと運命の出会いを果たし、彼の理論を得たマルクスは、大きな運命のうねりに巻き込 まれていく。そしてそれは、やがて時代を超えて読み継がれる「共産党宣言」誕生の、夜明け前へと連なっていくの だった。 レーニン、ゲバラ、カストロ、マンデラ‥20世紀を代表する変革の指導者の前には、いつもマルクスとエンゲルス がいた。本作はドイツ、フランス、イギリス、ベルギーを舞台に、二人が「今日までのあらゆる社会の歴史は、階級 闘争の歴史である」という有名な言葉で始まる『共産党宣言』を執筆するまでの日々をドラマティックに描く。監督 は『ルムンバの叫び』(10)、『私はあなたのニグロではない』(17)で知られる社会派の名匠ラウル・ペック監督。 |
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世界の分断が進み、経済格差、人種差別といった未曾有の世界的秩序の崩壊が雪崩をおこしつつある21世紀のいま、 カール・マルクスが私たちに伝えることとは?エンゲルスとともにその若きエネルギーをぶつけ、歴史の拠点に立っ た二人の歴史的感動作が誕生しました。ぜひご期待ください。
映画『マルクス・エンゲルス』 |
監督:ラウル・ペック
出演:アウグスト・ディール、シュテファン・コナルスケ 2017 年/フランス・ドイツ・ベルギー合作/フランス語・ドイツ語・英語/118 分/スコープサイズ/カラー
配給:ハーク
© AGAT FILMS & CIE – VELVET FILM – ROHFILM – ARTEMIS PRODUCTIONS – FRANCE 3 CINEMA – JOUROR – 2016