この度、2月24日よりポレポレ東中野にて公開する木村文洋監督最新作『息衝く』の公開記念として、木村文洋監督による過去長編作『へばの』『愛のゆくえ(仮)』、そして幻の初期傑作『なしくずしの志』がポレポレ東中野にて、2月17日より一週間、特別上映が決定しました。また、2月23日に前夜祭イベントをロフト9渋谷で行います。 木村文洋監督の作品群を一挙上映! 木村監督の長編デビュー作『へばの』は、3.11の福島第一原発事故が起こる以前より、その問題意識により制作された作品。核燃料再処理工場がある青森県六ヶ所村を舞台に、それと共存し生きる土地の人々が、被ばくや環境変化を経ても尚もそこに残るのか、そうでないのかを問うた、今なお刺激的な作品です。 『愛のゆくえ(仮)』は、「地下鉄サリン事件」オウム真理教の幹部・平田信と、逃亡を助ける女性の、実在の話をベースに、そのありえたかもしれない束の間の愛のすがたを描いた作品。この宗教のモチーフが『息衝く』にも引き継がれていることは言うまでもありません。 そして今回蔵出し上映となる『なしくずしの志』は木村監督の初期作品。外では正体不明の衝突が起こっている中、室内で世界を俯瞰するための“地図”をつくる集団の議論とやり場のない想いが描かれます。『息衝く』に繋がるテーマをもった初期衝動溢れる異形の作品です。 常に社会と個のあり方と関わりに、鋭く問題を投げかけてきた木村文洋監督の作品群を俯瞰して鑑賞するまたと無い機会となります。是非、お見逃しなく。 |
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鈴木邦男、宮台真司ら登壇!宗教、政治について徹底的に語り尽くす!
2.23前夜祭イベントをロフト9渋谷で開催! 加えて、90年代、オウム真理教事件より社会学者のキャリアをスタートさせ、政治、社会、性愛に至るまで広く現代日本を射程に捉えている宮台真司氏さんも登壇。宮台氏がこの現代社会で必要な“正しさ”をどう考えるのか。また3.11以後のこの社会の姿を、本作を軸として語って頂きます。 トーク後には、本作の音楽を務めたミュージシャンの北村早樹子さんによるミニライブを行います。 『息衝く』 URL: ikiduku.com |
監督:木村文洋
出演:柳沢茂樹 長尾奈奈 古屋隆太 木村知貴 齋藤徳一 西山真来 川瀬陽太 坂本容志枝 小宮孝泰 寺十吾/
脚本・プロデューサー:桑原広考 中植きさら 木村文洋
脚本:杉田俊介 兼沢晋/撮影:高橋和博/撮影・照明:俵謙太/俗音:近藤崇生/助監督:遠藤晶/編集:上田茂/音楽:北村早樹子/録音・ミックス:葛西敏彦/宣伝美術:大橋祐介/宣伝・配給協力:岩井秀世
製作・配給:team JUDAS 2017
2017年/DCP/16:9/130分
©teamJUDAS2017