![]() |
フォーチュン誌によって、世界で初めての億万長者に認定された石油王ジャン・ポール・ゲティ。
遂に、映画の世界最大の祭典、第90回アカデミー賞ノミネートが発表され本作からはクリストファー・プラマーが助演男優賞にノミネート。 |
![]() |
本作は当初、アカデミー賞受賞の名優ケビン・スペイシーが出演するはずだったが、昨年10月末、ケビン・スペイシーのセクハラ疑惑発覚、その後、11月上旬にはリドリー・スコットが再撮影することを決意。 11月13日にはクリストファー・プラマーをピンチヒッターとして起用することが発表され、11月20日から再撮影がスタートし11月28日には撮影を終え、僅か9日間という短い期間で再撮影を終えた。 この9日間というスケジュールで、クリストファー・プラマーは1日18時間、22シーンをロンドンとローマで撮影した。 |
![]() |
リドリー・スコット監督:クリストファーにはあえてケビン版の本編を見せなかった。クリストファー自身が思い描くゲティ像にしたかったからだ。ケビンの演技はもちろんすばらしいものだったが、二人のゲティはまるで違う。ケビンのゲティは冷徹なのに対し、クリストファーのゲティは人間的な深みが強調されている。
とコメントしている。 クリストファー・プラマーは今作のノミネートで3度目のアカデミー賞助演男優賞ノミネートとなり、88歳でのノミネートは『タイタニック』(1997年)のグロリア・スチュアート(当時87歳)を抜き、“史上最高齢でのノミネート”となる。 さらに2012年開催の第84回アカデミー賞において、『人生はビギナーズ』(2010年)で助演男優賞受賞した際の自身が持つ、”史上最高齢での受賞”記録の更新に期待がかかる。 アカデミー賞のノミネートを受け、 クリストファー・プラマー:アカデミー賞のノミネーションを受け、感激しております。全く予想外のことでしたが、非常に喜ばしく思います。すべての出来事があまりにも短期間で起こりましたので、少々唖然としつつも興奮を覚えております。 とコメントを寄せており、百戦錬磨の名優もこの短いスパンでの撮影スケジュールに驚いた様子を覗かせている。 代役とは思えないほどの怪演をみせるクリストファー・プラマーと、新たに作り上げられた本作がアカデミー賞で大逆転劇を成し遂げるか、是非ご注目ください。 アカデミー賞授賞式は現地時間3月4日(日)、日本時間3月5日(月)の発表です! 『オール・ザ・マネー・イン・ザ・ワールド(原題)』 |
監督:リドリー・スコット
出演:ミシェル・ウィリアムズ クリストファー・プラマー ロマン・デュリス チャーリー・プラマー and マーク・ウォールバーグ
脚本:デビッド・スカルパ
原作:ジョン・パーソン ”Painfully Rich: The outrageous Fortunes and Misfortunes of the Heirs of J.Paul Getty”
配給:KADOKAWA
©2017 ALL THE MONEY US, LLC. ALL RIGHTS RESERVED