映画情報どっとこむ ralph フォーチュン誌によって、世界で初めての億万長者に認定された石油王ジャン・ポール・ゲティ。

All The Money in the World
1973年に発生し、1700万ドルの身代金を要求された彼の孫の誘拐事件を巨匠リドリー・スコットが映画化した『オール・ザ・マネー・イン・ザ・ワールド(原題)』がアカデミー賞の前哨戦の1つとしても言われる第75回ゴールデングローブ賞にて主演女優賞(ミシェル・ウィリアムズ)、助演男優賞(クリストファー・プラマー)、そして監督賞(リドリー・スコット)の3部門にノミネートされた本作。

遂に、映画の世界最大の祭典、第90回アカデミー賞ノミネートが発表され本作からはクリストファー・プラマーが助演男優賞にノミネート。
この度、クリストファー・プラマーのアカデミー賞ノミネートを記念し、劇中の新規場面写真が解禁。

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この場面は、クリストファー・プラマー演じる、ジャン・ポール・ゲティが孫の誘拐事件について初めてメディアの前に姿を現し、身代金は支払わないと語りに行くシーン。貫禄ある演技とジャン・ポール・ゲティの冷酷な一面が見事に合致し息を呑むシーンとなっています。

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本作は当初、アカデミー賞受賞の名優ケビン・スペイシーが出演するはずだったが、昨年10月末、ケビン・スペイシーのセクハラ疑惑発覚、その後、11月上旬にはリドリー・スコットが再撮影することを決意。

11月13日にはクリストファー・プラマーをピンチヒッターとして起用することが発表され、11月20日から再撮影がスタートし11月28日には撮影を終え、僅か9日間という短い期間で再撮影を終えた。

この9日間というスケジュールで、クリストファー・プラマーは1日18時間、22シーンをロンドンとローマで撮影した。
12月上旬には作品が完成し、当初の全米公開に間に合わせ、第75回ゴールデングローブ賞、第71回英国アカデミー賞、第90回アカデミー賞ノミネートという大逆転劇を成し遂げ、クリストファー・プラマーの名演が一つの作品を救った結果となった。また、この短期間で作品に参加しアカデミー賞にノミネートというのは史上最短記録となる。

映画情報どっとこむ ralph リドリー・スコット監督:クリストファーにはあえてケビン版の本編を見せなかった。クリストファー自身が思い描くゲティ像にしたかったからだ。ケビンの演技はもちろんすばらしいものだったが、二人のゲティはまるで違う。ケビンのゲティは冷徹なのに対し、クリストファーのゲティは人間的な深みが強調されている。

とコメントしている。

クリストファー・プラマーは今作のノミネートで3度目のアカデミー賞助演男優賞ノミネートとなり、88歳でのノミネートは『タイタニック』(1997年)のグロリア・スチュアート(当時87歳)を抜き、“史上最高齢でのノミネート”となる。

さらに2012年開催の第84回アカデミー賞において、『人生はビギナーズ』(2010年)で助演男優賞受賞した際の自身が持つ、”史上最高齢での受賞”記録の更新に期待がかかる。

アカデミー賞のノミネートを受け、

クリストファー・プラマー:アカデミー賞のノミネーションを受け、感激しております。全く予想外のことでしたが、非常に喜ばしく思います。すべての出来事があまりにも短期間で起こりましたので、少々唖然としつつも興奮を覚えております。

とコメントを寄せており、百戦錬磨の名優もこの短いスパンでの撮影スケジュールに驚いた様子を覗かせている。

代役とは思えないほどの怪演をみせるクリストファー・プラマーと、新たに作り上げられた本作がアカデミー賞で大逆転劇を成し遂げるか、是非ご注目ください。

アカデミー賞授賞式は現地時間3月4日(日)、日本時間3月5日(月)の発表です!

『オール・ザ・マネー・イン・ザ・ワールド(原題)』
2018年初夏 全国公開

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監督:リドリー・スコット
出演:ミシェル・ウィリアムズ クリストファー・プラマー ロマン・デュリス チャーリー・プラマー and マーク・ウォールバーグ

脚本:デビッド・スカルパ
原作:ジョン・パーソン ”Painfully Rich: The outrageous Fortunes and Misfortunes of the Heirs of J.Paul Getty”

配給:KADOKAWA
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