映画情報どっとこむ ralph 初恋は、残酷な味がする。

2016年サンダンス映画祭、ワールドシネマコンペティションドラマ部門審査員特別賞をはじめ世界各国で数々の受賞を果たし、ユニークなビジョンと革新的デザインで世界中のファンタスティック映画ファンを魅了したポーランド映画『ゆれる人魚』(英語タイトル「THE LURE」)が2月10日(土)より新宿シネマカリテほか全国順次公開となります。

この度、1月24日(水)に、映画・音楽ジャーナリストであり近年には著書「小沢健二の帰還」が発売となった幅広いジャンルで活躍されている宇野維正さんと、i-D JAPAN、nobodyなどで映画評を執筆されていて、先日本作のアグニェシュカ・スモチンスカ監督の来日時にもインタビューをされた常川拓也さんが登壇するトークイベント付き試写会が行われました。

「ゆれる人魚」スペシャルトークイベント
日程:1月24日(水)
場所:渋谷・ユーロライブ
登壇者:映画・音楽ジャーナリスト:宇野維正
映画ライター:常川拓也

映画情報どっとこむ ralph 今回のイベントでは、新年に初来日していたポーランド映画界がもっとも注目する『ゆれる人魚』女性監督アグニェシュカ・スモチンスカについての印象や、現在世界中でヒットを飛ばしている映画の共通点でもある映画と音楽の関係性などについても語りました。

トークイベントで宇野維正さんは本作について

宇野さん:92分の映画ですが、色んなアイデアに富んでいて安っぽさがなくお金をかけるべきところにお金をかけているので、日本の映画の作り手にとっても刺激的な作品です。3年前に作られた映画ですが、とても同時代な作品で、監督も出演している役者の方々も今後より一層活躍するでしょう。

と、本作の小規模ながらもアイデアに富んだ作風を日本映画と比較して解説しました。

そして、常川拓也さんは、来日していたアグニェシュカ・スモチンスカ監督に取材をした体験に基づいて

常川さん:スモチンスカ監督はジュリエット・ビノシュのような綺麗なルックスでした。ポーランドではホラー映画もミュージカル映画も殆ど作られず、これまでそれぞれ2作品しか作られていなくて、スモチンスカ監督も『シャイニング』と『エクソシスト』くらいしか観たことがないらしいんです。

と監督に直接取材をしたからこそ知る、衝撃的な事実も告白しました。

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映画『ゆれる人魚

物語・・・
はじめての舞台、はじめての恋、はじめて吸うタバコ。
「はじめて」の先にある、私たちの運命。
人魚の姉妹が海からあがってくる。辿りついたのは80年代風のワルシャワのナイトクラブ。ふたりはワイルドな美少女。セクシーで生きるのに貪欲だ。一夜にしてスターになるが、ひとりがハンサムなベース・プレイヤーに恋してしまう。たちまちふたりの関係がぎくしゃくしはじめ、やがて限界に達し、残虐でちなまぐさい行為へとふたりを駆り立てる。

公式HP www.yureru-ningyo.jp

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監督:アグニェシュカ・スモチンスカ
出演:キンガ・プレイス、ミハリーナ・オルシャンスカ、マルタ・マズレク、ヤーコブ・ジェルシャル、アンジェイ・コノプカ
2015年/ポーランド/ポーランド語/カラー/ DCP/92分
提供:ハピネット/配給:コピアポア・フィルム/英語タイトル「THE LURE」 
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