16日、SKIPシティ国際Dシネマ映画祭で、コバトンTHEムービー「糸」の上映&トークイベントが行われました。
上映後に廣瀬敏監督、安島萌さん、松尾惠理さんが登壇。撮影話で盛り上がりました。 |
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MC:監督、コバトンTHEムービーは埼玉県の魅力を発信するプロジェクトですが、今回舞台背景となる土地に秩父を選ばれたきっかけはあったのですか?」
監督:僕建築物がすきなんですけど、秩父はセメントが有名。最初セメントの映画を。。と思ったのですが MC:糸ではなく? 監督:でも、セメントだとちょっと画にならない。で、銘仙で有名な秩父ですから、糸をたどって行くストーリーにしました。 MC:秩父の街中を歩いた方はわかると思いますが、映像にもあるレトロな町並みがあるんですよね。 監督:観光地化されて無いというか、そのまま生活をしているところに、よさげな建物があるそこが良いんですよね。 |
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MC:安島さん映画は初とお伺いしておりますが、今回の作品に出演されていかがでしたか?
安島さん:最初は凄く緊張して、監督を始めスタッフさん達が本当に優しく教えてくださって。緊張も解きほぐされ、楽しんで撮影に望めました。 MC:ある日突然、小指に糸がということですが、何か役作り・イメージで望まれましたか? 安島さん:糸がついてるってことは、日常無いじゃないですか。なので糸がついてたらどうなんだろうって言う井めーして膨らませていくことは心がけました。 MC:実際、町並みをご覧になって印象はいかがでしたか? 安島さん:凄い町並みが綺麗で、その中で撮影が行われていたので、プライベートで写真沢山撮っちゃいました。 |
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MC:今回の映画に出てこられる3人の役者さんは音楽座ミュージカルという劇団に所属されていますが、今回の映画はまったく歌の無いストレートなお芝居。そして、観客の前ではなくカメラの前での演技というシチュエーションでしたが、松尾さん、その当り、演じるということに関していかがでしたか?」
松尾さん:そうですね。舞台は、しぐさ、表情、行動を全て大きくしないとなりません。シアトリカルリアルという、劇場の大きさにあったことをしなくてはならないのです。が、今回はカメラの前ということで、より普段のリアルさを求められました。 ですので、声も大きく出さなくて大丈夫ですし。動きもちょっとの手のしぐさとかが要求されるので、逆に芝居をしていないような感覚が自分の中にあったんです。でも監督が映画の中ではそれが普通だからといってくださいましたので、それで進めていきました。 |
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MC:映画の中では雨が降っているようなシーンはなかったのですが、実際は雨が撮影中振っていたとお聞きしましたが。。
監督:映んないものなんですよ。本当に、雨と工事現場に悩まされましたね。無事に撮れて 良かったです。 MC:撮影中大変だったこととか、こだわったこととかありましたか? 監督:撮影中も大変なんですけど。。。今が、一番大変です。 MC:監督さんは人前で余り話す機会がない? 監督:そうですね。僕自身、最初に映画の仕事に就いたときから、カメラに前に立つのは役者さんで、人の前に立つのは僕らスタッフじゃないと教えられたので、あんまり前に出たくないんですよね。 |
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MC:お二人は撮影中のここだけの話なんてありますか? 安島さん:糸の先にはスタッフさんがいまして、動きに合わせて一生懸命巻いていたんですよ。スタッフさんとの連携。呼吸が合わないと切れちゃったり、踏んでしまったりするので大変でしたが楽しかったです。 松尾さん:糸が重要視されているので動きに合わせた流れ方とを気に掛けていらっしゃって、糸同じ色でも何種類も用意されていたんです。 MC:秩父銘仙の命は糸ですからね 。やはりそこにはこだわっていた作品ということなんですね。 MC: 最後に監督から皆様へ一言お願いします。 監督:撮る機会をいただいた埼玉県と県民の皆様に感謝します。そして、僕の趣旨に賛同して無理を聞いてくれた俳優さんたち、スタッフの方たち、ありがとうございました。 と、監督の挨拶で幕を閉じたのでした。 安島萌 公式ブログ:http://ameblo.jp/moepii530/ |
『糸』
秩父の自然と古き良き街並み。そして織物の秩父銘仙を背景に、人と人のつながりや感情を心の糸で表現した描いたヒューマンストーリーです。
ある朝、真理(安島萌)は自分の指に糸が絡んでいることに気づく。夢かと思うが、確かに絡んでいる。そんな時、同じ境遇の男・立石(小林啓也)と出会い、心の糸にはいろいろな色があることを知る。そして15年前に別れた母親(松尾惠理)への忘れかけていた感情が心の中にあることに気づく。。。。
監督:廣瀬敏
キャスト 安島萌 小林啓也 松尾惠理
制作プロダクション 株式会社ミュービクス
製作 埼玉県
SKIPシティ 彩の国ビジュアルプラザ
(C)埼玉