5月25日にシネマライズ他にて公開。 カンヌ他数々の映画祭でも評価されたブランドン・クローネンバーグ監督の長編デビュー作品 『アンチヴァイライル』 この映画の試写行って来たんですよね! ちょっと難しいって聞いたんですけど。 |
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僕は好きな作品だったよ。
『セレブリティのウィルスを求めるマニアに病原菌を注射することで利益を得ている近未来のクリニックに勤務する青年の物語』、『カルバニズム』って題材からして結構賛否はありそうだけどね。 思い切った設定が、とってもパンチがあって、廃退的な未来像が生きてる。 主役のケイレブ・ランドリー・ジョーンズがウィルスを自分に打って闇ルートに横流しするのね。そのせいで常に体調がすぐれない。こいつマジ病気なんじゃないかって思うくらい演技が切れてる。精神まで見えそうな気がするんだ。彼の演技を見るだけでも価値あると思うよ。 |
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へ~。
アクション好きのラルフが、この手の作品を褒めるの珍しいですね。 |
そう?
サスペンス的にも良く練られているし、テンポも良いしね。 映画好きを、あきさせない。 で、近未来の白の世界の中で、古い機材とか、古いハリウッド的な看板とかがかえって、美しいんだよね。 特異な映像美、忘れられない後味…才能は遺伝する! あの鬼才デイヴィッド・クローネンバーグの長男、ブランドン・クローネンバーグ初長編監督作。 確かに!って言う作品でした。 |
あなたのすべてに感染したい。
グロテスクなところも美しい |
『アンチヴァイラル』
監督:ブランドン・クローネンバーグ
出演:ケイレブ・ランドリー・ジョーンズ『X-MEN:ファースト・ジェネレーション』
サラ・ガドン『コズモポリス』、マルコム・マグダウェル『時計じかけのオレ・塔W』
2012年/カナダ・アメリカ/108分/カラー/ドルビー・デジタル/原題:Antiviral
提供:カルチュア・パブリッシャーズ
配給:カルチュア・パブリッシャーズ、東京テアトル
© 2012 Rhombus Media(Antiviral)Inc.
HP:http://antiviral.jp