映画『古都』は11月26日(土)京都先行公開。12月3日(土)全国公開となりますが、映画公開に先駆け、第8回京都ヒストリカ国際映画祭にてワールドプレミアとなる上映が行われました。 11月3日、京都にて開幕した第8回京都ヒストリカ国際映画祭のオープニングイベントには、 山下晃正(京都府副知事)、飯星景子(ヒストリカ・ナビゲーター、作家・タレント)、ロジャー・ガルシア(アジア・フィルム・アワード・アカデミー/香港国際映画祭事務局エグゼクティブディレクター)、阿部勉(京都ヒストリカ国際映画祭実行委員長、株式会社松竹映像センター 代表取締役副社長)ら共に、Yuki Saito(映画『古都』監督)が登壇しました。 日付:11月3日 |
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『古都』はオープニングイベント後に上映され、映画上映後にYuki Saito監督がティーチインに登壇。
Yuki Saito監督は、京都ヒストリカ国際映画祭実行委員会が、国内外の若手映像作家の人材育成を目的に開催するフィルムメーカーズラボの第一期生として参加しており、今回、京都で撮影した映画『古都』で、京都ヒストリカ国際映画祭に凱旋出品する形となった。 Saito監督:帰ってきました。京都で撮らせていただき、ここ京都でワールドプレミア上映することができ、さらに自分を育ててくれた京都ヒストリカ国際映画祭に作品を持って帰って来れたことを大変嬉しく思います。川端康成先生の『古都』は、これまで何度も映像化され、数々の名作が残されています。その中で、この伝統を継承する物語を、今この時代に自分が撮らせていただく意義を考え、さらに自分の視点を入れながら撮らせていただきました。 とコメント。 パリの描写を入れたことについては Saito監督:京都との姉妹都市であることや、伝統や文化の継承、さらに鴨川とセーヌ川など、街と街自体も“姉妹”で繋がっているとを、映画で描く“姉妹”や親子の距離感と合わせながら成立させたいと思い、こだわった部分です。 と説明した。途中、会場から 良かったよ! と拍手とともに絶賛する声が度々かかると監督の目に涙が浮かんだ。 |
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最後に、
Saito監督:京都について全く無知だった自分が、何度も京都に足を運び、その中でたくさんの方に出会い、本当に京都の皆さんに支えていただき、学ばせていただきながら完成した作品です。京都から全国に、そして世界に発信していきたいと思います。 と挨拶し締めくくりました。 |
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物語・・・ 『古都』成海さん一方京都のはずれ、北山杉の里で林業を営む中田苗子(松雪泰子/二役)。千重子と同じ顔をした苗子は生き別れた双子の妹。苗子もまた深刻な経営悪化に陥っていた。苗子の娘の結衣(成海璃子)はその美術の才能を活かし北山杉を使い何か新しいことが出来ないかとフランスに留学。しかし留学先で他の学生との力の差を感じ、無力感に苛まれていた。 |
原作 : 川端康成『古都』(新潮文庫刊)
出演 :松雪泰子(一人二役)橋本愛 成海璃子 蒼れいな 蒼あんな 葉山奨之 栗塚旭 迫田孝也/伊原剛志 奥田瑛二
監督 : Yuki Saito
脚本 : 眞武泰徳 /梶本惠美/Yuki Saito
題字:小林芙蓉
製作幹事・配給:DLE
企画/制作:and pictures
特別制作協力:beachwalkers.
後 援 :京都府、京都市、一般社団法人 京都経済同友会、京都商工会議所
支援:裏千家今日庵、一般財団法人 池坊華道会
協 力 : 公益財団法人 川端康成記念會、特定非営利活動法人 遊悠舎京すずめ
(C)公益財団法人川端康成記念會/古都プロジェクト