映画情報どっとこむ mari コリン・ファースとジュード・ロウが初共演し、カリスマ編集者と天才作家の文学に全てをかけた日々を描いた感動作『ベストセラー 編集者パーキンズに捧ぐ』。

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いよいよ今週10月7日(金)の先行公開を前にコラムニストの山崎まどかさんとお菓子研究家の福田里香さんのトークショーが10月1日(土)に下北沢の書店B&Bで行われました。

日付:10月7日(金)
場所:下北沢書店B&B
登壇:山崎まどか、福田里香

映画情報どっとこむ mari 本作の主人公であるトマス・ウルフの他ヘミングウェイやフィッツジェラルドなど多くの有名作家を見出した編集者パーキンズについて

山崎さん:編集者の仕事は作家から原稿をただ貰って赤を入れる人という印象があるがパーキンズはもう一歩踏み込んでいる。どうしたらこの作家の良さを引き出せるか、的確なアドバイスをしながら一緒に作品を作っていた。

と語り、パーキンズが作家に行ったアドバイスやアメリカの文壇のエージェント制度の仕組みまで広く解説。

更に本作の大きな魅力を

山崎さん:“書くこと”にフォーカスした映画で、作家ものの映画は作業が地味で非常に難しいですが。でも本作は“書いて、編集でどのように文章が変わっていくか”という過程を丁寧に見せているところがすごいです。

と書籍への愛情と共に熱く語り、

福田さん:仕事で組んでケミストリーが起きる瞬間が見られますね。

と同意。

映画情報どっとこむ mari ウルフとパーキンズの濃密な関係について

福田さん:ウルフの原稿をパーキンズが車中でずーっと読んでいるところで彼が“恋”に落ちている。それがコリン・ファースの微妙な表情でわかる。

とコリンの演技を絶賛。

山崎さん:ふたりの抜き差しならなくなる関係は男女間の恋愛と同じで、仕事上のロマンス。異性でも同性でも物に対してでもあらゆるところにロマンスはある。

と本作で描かれた“友情”を解説。また福田さんは煙草や帽子、スーツといった本作の小道具の使い方の魅力を語り、山崎さんもニコール・キッドマンのシックなファッションと当時のインテリアの再現を称賛した。

そして

山崎さん:映画を観た時にウルフからパーキンズにあてた最後の手紙は脚色だと思っていたが、原作(「名編集者パーキンズ」)を読むと本当だったので驚いた。作家が編集者にできることは書くことしかない。最高のラブレターをウルフは残したんだと思います。映画をきっかけに原作も読んで欲しいし、アメリカ文学を読んで欲しいです。

とトマス・ウルフ作品の日本での復刊を望みつつ締めくくった。

映画情報どっとこむ mari 物語・・・
ベストセラー‗ポスター1920年代ニューヨーク、「老人と海」「グレート・ギャツビー」などの名作を手がけた編集者パーキンズ。ある日、パーキンズの元に無名の作家トマス・ウルフの原稿が持ち込まれる。彼の才能を見抜いたパーキンズは、感情のままに、際限なく文章を生み出すウルフを支え、処女作「天使よ故郷を見よ」をベストセラーに導く。そして更なる大作に取りかかるふたりは昼夜を問わず執筆に没頭。パーキンズは家庭を犠牲にし、ウルフの愛人アリーンはふたりの関係に嫉妬し胸を焦がす。やがて第二作は完成し、またも大ヒット。その一方で、ウルフはパーキンズ無しでは作品を書けないという悪評に怒り、二人の関係に暗雲が立ち込める。果たして、立場を超えて生まれた二人の友情の行く末はー。

『ベストセラー 編集者パーキンズに捧ぐ』

は10月7日(金)よりTOHOシネマズシャンテ先行公開です。
http://best-seller.jp/

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監督:マイケル・グランデージ
脚本: ジョン・ローガン
出演:コリン・ファース、ジュード・ロウ、ニコール・キッドマン、ガイ・ピアース、ローラ・リニー、ドミニク・ウェストほか

提供:KADOKAWA、ロングライド
配給:ロングライド
© Genius Film Productions Limited 2015 ALL RIGHTS RESERVED.
    

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