名著『森と氷河と鯨』から20年。世界的に知られる自然写真家、星野道夫。
没後20年にあたる本年は大規模な個展が開催され、雑誌他のメディアでも特集が組まれています。20年を経た今、彼の仕事から何を学ぶべきでしょうか。2016年10月公開予定の、オランダの自然保護区を追ったドキュメンタリー 『あたらしい野生の地—リワイルディング』 の全国上映応援プロジェクトの一環として、チームリワイルディングのメンバー赤阪友昭、管啓次郎が今語り継がれるべき星野道夫の世界を紹介する、トークイベントが行われます! 生態系復元のプロセスや動植物の生き生きとしたあり方を美しい映像で描いたこの映画作品は、自然の圧倒的な素晴らしさを教えてくれるだけでなく、自然と敵対しない持続可能な社会の未来を想像させ、人が手を放して見守るという実践を学ぶ機会を与えてくれます。 それは『森と氷河と鯨』から20年経った今、「人は自然とどのように生きてゆくのか」という星野が遺した問いに対する、ひとつの答えとなるかもしれません。 |
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【イベント概要】 VOL.1 「ハイダ・グワイの神話 ―古代の叡智が教える未来へ」 星野道夫を語り継ぐこと VOL.2 「南東アラスカの森と氷河、 ジュノーの旅からオランダへ」 星野道夫を語り継ぐこと |
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登壇者プロファイル
管啓次郎(詩人、翻訳家。明治大学理工学部教授) 赤阪友昭(写真家) |
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『あたらしい野生の地—リワイルディング』
世界でもっとも人口密度の高い国オランダ、その首都アムステルダムから北東50キロの海沿いに位置する6000ヘクタール程の小さな自然保護区「オーストファールテルスプラッセン」。もともとは1968年に行われた干拓事業の失敗で放置された人工の地だった。 2016年10月渋谷アップリンク他、全国順次公開予定です。 公式サイト: |
監督:ルーベン・スミット、マルク・フェルケルク
2013年/オランダ語/97分/カラー/シネスコ/オランダ
提供:チームRewilding
配給・宣伝:メジロフィルムズ