映画『オマールの壁』は4月16日(土)角川シネマ新宿、渋谷アップリンクにて公開となり、初日4月16日(土)の角川シネマ新宿では主演のアダム・バクリの舞台挨拶が行われます。

そして、公開後の渋谷アップリンクでもイベントの開催が続々決定!

分離壁で囲まれたパレスチナの今を生き抜く若者たちの日々を、切実にサスペンスフルに描く本作の理解をさらに深める為のトーク付き上映は、4月21日(木)、4月22日(金)、4月27日(水)の3回開催。毎回ゲストを招きテーマごとのトークが展開される予定です!

オマール最後の選択メイン

また、ゴールデンウィーク中の5月1日(日)には、銀座の「中東Kitchen&Bar MishMish」のオーナー草野サトル氏をナビゲーターにお迎えし、映画の中の主人公が焼くアラブのピタパン「ホブズ」とセージのお茶「マラミーヤ」を食べながら映画を楽しむイベントを開催します。

さらに、奥渋谷の映画館、渋谷アップリンクに併設されているカフェレストランTabelaでは、映画公開にあわせて4月16日(土)よりスペシャルメニューが登場!「アラブのデザートプレート~バスブーサとマラミーヤ(税込700円)」は、甘い生地にレモンが爽やかに香るセモリナ粉を使ったアラブの伝統的なケーキとお茶のセットです。
Tabela_アラブのデザートプレート

アダム・バクリ角川シネマ新宿でのイベント!

映画『オマールの壁』アダム・バクリ初日舞台挨拶

日時:2016年4月16日(土)10:30の回 上映終了後

会場:角川シネマ新宿(東京都新宿区新宿3-13-3 新宿文化ビル4・5階)

登壇:アダム・バクリ(映画『オマールの壁』主演)

アダム・バクリ初日舞台挨拶

渋谷アップリンクでのイベント!

●4/21(木)「パレスチナの若者に何が起きているのか」
●4/22(金)「内通者を生むパレスチナ/イスラエルの政治背景」
●4/27(水)「パレスチナ問題の基礎」

詳細は以下に!

★ 4/21(木)「パレスチナの若者に何が起きているのか」
ゲスト:塩塚祐太(在ラマッラー対パレスチナ日本政府代表事務所・元草の根無償資金調整員)

「占領」とは一体どういうことなのか?パレスチナの若者に何が起きているのか?昨年までラマッラーの対パレスチナ日本政府代表事務所にプロジェクト調整員として勤務し、現地の人びとの生活基盤改善に取り組んでいた塩塚祐太さんをお招きし、動画や画像で現地の模様をご紹介いただきながらお話しいただきます。

【日時】 2016年4月21日(木)19:30の回上映終了後
【ゲスト】 塩塚祐太(在ラマッラー対パレスチナ日本政府代表事務所・元草の根無償資金調整員)
【会場】 渋谷アップリンク
【料金】 一般¥1,800/学生¥1,500(平日学割¥1,100)/高校生以下¥800/シニア¥1,100/UPLINK会員¥1,000

<塚祐塩太プロフィール>
対パレスチナ自治政府日本政府代表事務所(在ラマッラー)元草の根人間の安全保障無償資金協力調整員(2012~2015年)。学生時に国際NGO日本国際ボランティアセンターでのインターンを通してパレスチナ支援に関わり、パレスチナ自治区ビルゼイト大学に8ヵ月間留学(2011年)。留学・駐在を通して現地の人びとの生活に入り込み、占領下に置かれた生活の実態や人びとの考えについて学んだ。

★ 4/22(金)「内通者を生むパレスチナ/イスラエルの政治背景」
ゲスト:錦田愛子(東京外国語大学アジア・アフリカ言語文化研究所准教授)

占領地に生きることを強いられているパレスチナ人にとって、内通者の問題は微妙にして深刻な問題です。その気になればイスラエル側はいとも簡単にパレスチナ人を内通者に仕立てあげることができるからです。ここでは、内通者を生むパレスチナ/イスラエルの政治背景について、パレスチナを中心とする中東地域研究を行われている東京外国語大学アジア・アフリカ言語文化研究所准教授の錦田愛子さんにお話いただきます。

【日時】 2016年4月22日(金)19:30の回上映終了後
【ゲスト】 錦田愛子(東京外国語大学アジア・アフリカ言語文化研究所准教授)
【会場】 渋谷アップリンク
【料金】 一般¥1,800/学生¥1,500(平日学割¥1,100)/高校生以下¥800/シニア¥1,100/UPLINK会員¥1,000

<錦田愛子プロフィール>
東京大学法学政治学研究科修士課程修了(法学修士)。総合研究大学院大学文化科学研究科博士課程修了(文学博士)。早稲田大学イスラーム地域研究機構研究助手等を経て、現職。専門はパレスチナを中心とする中東地域研究。著書に『移民/難民のシティズンシップ』(有信堂高文社、2016年)、『「アラブの心臓」に何が起きているのか―現代中東の実像』(共著・岩波書店、2014年)、『中東政治学』(共著・有斐閣、2012年)、『ディアスポラのパレスチナ人―「故郷(ワタン)」とナショナル・アイデンティティ』(有信堂高文社、2010年)、などがある。

★ 4/27(水)「パレスチナ問題の基礎」
ゲスト:並木麻衣(JVCパレスチナ事業担当)

本作に登場する「壁」は、イスラエルとパレスチナの境界に沿って建てられているものではなく、パレスチナの中で彼らの生活圏を分断する形で建てられ、パレスチナの人々は財産の破壊と土地の接収、移動の自由の制限を強いられています。ここでは、パレスチナ問題の基礎や、壁がもたらす西岸・エルサレムでの問題について、JVCパレスチナ事業担当の並木麻衣さんにお話しいただきます。

【日時】 2016年4月27日(水)19:30の回上映終了後
【ゲスト】 並木麻衣(JVCパレスチナ事業担当)
【会場】 渋谷アップリンク
【料金】 一般¥1,800/学生¥1,500(平日学割¥1,100)/高校生以下¥800/シニア¥1,100/UPLINK会員¥1,000

<並木麻衣プロフィール>
1984年東京都足立区生まれ、福岡・大阪・宮城・千葉育ち。イラク戦争のニュースを見て「紛争下でもたくましく生きる人々の素顔を探しに行きたい」と思い、大学でアラビア語と平和構築を専攻。授業で知った“紛争地”パレスチナで暮らしてみたくなり、2006年から1年間パレスチナ・イスラエルへ留学。現地に友人が増え、紛争の両側で生きる人々が抱える問題に直に触れ「日本からできることは何だろう」と悩みを深めて帰国。大学卒業後はITベンチャー、経理、大学などで働き、2013年7月より現職。人々の等身大の姿と体温を伝えたいと願いながら、日本とパレスチナの人々が繋がる事業を目指して日々奮闘中。

★ 5/1(日)アラブのパン「ホブズ」&お茶「マラミーヤ」付き上映イベント
ナビゲーター:草野トオル(中東Kitchen&Bar MishMishオーナー/中東アラブフェスティバル主催)

オマールの壁_劇中_パン職人のオマールパン職人のオマールが映画の中で焼いているパンは「ホブズ」というアラブのピタパン。パレスチナでは毎日、このパンをちぎってオリーブオイルに浸し、ザータルという野生のタイムをまぶして食べられています。今回は「マラミーヤ」というアラビア語で“聖母マリアの草”を意味するセージのお茶とセットでお楽しみいただきます。映画の上映前にパレスチナで日常的に親しまれている食事を楽しみながら中東Kitchen&Bar MishMishオーナー・草野サトルさんに簡単なレクチャーもしていただきます。

<食事メニュー>
・アラブのピタパン「ホブズ」
・パレスチナのオリーブオイル
・野生のタイム「ザアタル」
・セージのお茶「マラミーヤ」

【日時】 2016年5月1日(日) ≪開場≫18:30 ≪レクチャー≫19:00~19:15 ≪上映開始≫19:15
【ナビゲーター】 草野サトル(中東Kitchen&Bar MishMishオーナー/アラブ・中東フェスティバル主催)
【会場】 渋谷アップリンク
【料金】 一律1,800円

ご予約はこちら

<草野サトルプロフィール>
中東Kitchen&Bar「MishMish」オーナー。アラブ・中東フェスティバル主催。
MishMish

映画『オマールの壁
原題:OMAR

2016年4月16日(土)より、角川シネマ新宿、渋谷アップリンクほか全国順次公開

公式サイト:
http://www.uplink.co.jp/omar/
公式Twitter:
/OmarMovieJP
公式Facebook:
m/omarmovie.jp

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物語・・・
オマールの壁_ポスター思慮深く真面目なパン職人のオマールは、監視塔からの銃弾を避けながら分離壁をよじのぼっては、壁の向こう側に住む恋人ナディアのもとに通っていた。

オマールの壁_01長く占領状態が続くパレスチナでは、人権も自由もない。オマールはこんな毎日を変えようと仲間と共に立ち上がったが、イスラエル兵殺害容疑で捕えられてしまう。イスラエルの秘密警察より拷問を受け、一生囚われの身になるか仲間を裏切ってスパイになるかの選択を迫られるが…。

監督・脚本・製作:ハニ・アブ・アサド(『パラダイス・ナウ』)

出演:アダム・バクリ、ワリード・ズエイター、リーム・リューバニ ほか

配給・宣伝:アップリンク
2013年/パレスチナ/97分/アラビア語・ヘブライ語/カラー

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