ジェイク・ギレンホールの恐るべき怪演に絶賛の悲鳴! 『ナイトクローラー』がヒューマントラストシネマ渋谷、新宿シネマカリテほかで全国大ヒット公開中です。 で、いったい「ナイトクローラー」ってなに? そのままだとミミズ的な感じの虫。 今回の映画の“ナイトクローラー”という呼び名は造語で、警察無線を傍受しスキャンダラスな“画”を求めて夜な夜なL.A.の街に繰り出す記者をNight Crawler=夜を這いまわるものということで呼んでます。
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米国では通常業界ではこの職業“ストリンガー”と呼ばれることが多くて、フリーのジャーナリストのことを指します。(パパラッチはイタリア語。で有名人の追っかけ記者でちょっとちがう。因みに特派員もストリンガーです。)
この“ストリンガー”さんたちは大手通信社と契約したり個人で活動したりと様々。劇中でもルイスが初めてテレビ局に映像を売り込みに行った際に、ディレクターのニーナ(レネ・ルッソ)に「あなたストリンガー?」と聞かれています。 L.A.だと事件・事故をおさえたものが多く、自然災害など刺激性・娯楽性が高ければ追っかけます。劇中同様、夜からテレビ局に映像を持ち込む日の出前にかけて競合同士で抜きつ抜かれつのスクープ合戦が行われています。 |
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ギルロイ監督や出演者たちもストリンガー達の取材に立ち会い、実際の現場を体験。監督は彼らが火事やギャングの打ち合いなどといった暴力的な現場を目の当たりにしていることを知り、驚いたといいます。 そして、彼らに「君たちはルイスのようなことをする?」と聞いたところ、 「いや、そこまではやらないよ、法律は守る」 と言いながら、「トラックが止まってしまい、車を寄せてカメラを構えて15分ぐらい待っていたら、3台車が玉突き事故を起こしたんだ」と、彼らが警察を呼ばず、車の事故を待ち構えていたことを明かしたと。 ギルロイ監督の「それって間違っていないか?」という問いに対し、あるストリンガーは「僕らが事故を起こしたわけではないし、事故を防ぐのが僕らの仕事ではない」と答えたそう。 ギルロイ監督は「彼のモラルは興味深いよ」と語る。監督は、実際に会ったストリンガー達に対して、「戦場の兵士や救急隊員と同じようなアドレナリンのほとばしり」を感じたという。そして、「犯罪現場や誰かの死に目というドラマチックで緊迫感のある状況に身を置くことから生じていて、そして奇妙なことに彼らはそれに中毒になっているようだった」と印象を語っています。 “ナイトクローラー”はテレビ業界の裏側を通じて描かれる、メディアリテラシーの重要性も本作の大きなテーマのひとつになっています。 |
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やってみようと思ったあなた!? 日本ではあまり需要がないかも。 日本じゃ過激な画像をTV局が流さないのでね。 勿論、無いわけではない職業です。 |
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物語・・・ 学歴もコネもなく、仕事にあぶれたルイス(ジェイク・ギレンホール)は、ある日事故現場を通りかかり、テレビ局に悲惨な映像を売って稼ぐ<ナイトクローラー>と呼ばれる報道スクープ専門の映像パパラッチの存在を知る。さっそくビデオカメラを手に入れたルイスは、警察無線を傍受しながら事件や事故の発生を待ち、猛スピードで車を走らせ、現場に駆け付ける。良心の呵責など1秒たりとも感じない彼の過激な映像は高く売れるが、局の要求はさらにエスカレートしていく。そして、遂にルイスは一線を越える──。 |
監督・脚本:ダン・ギルロイ『ボーン・レガシー』脚本
出演:ジェイク・ギレンホール『ミッション:8ミニッツ』、レネ・ルッソ『マイティ・ソー』シリーズ、ビル・パクストン『オール・ユー・ニード・イズ・キル』
提供:カルチュア・パブリッシャーズ、ギャガ
配給:ギャガ
© 2013 BOLD FILMS PRODUCTIONS, LLC. ALL RIGHTS RESERVED.
原題:NIGHTCRAWLER/2014年/米映画/言語:英語/118分/カラー/シネスコ/字幕翻訳:風間綾平/映倫<G>
公式サイト:nightcrawler.gaga.ne.jp