○長編部門グランプリ キューバ映画『ビヘイビア』 ○短編部門グランプリ 『わたしはアーティスト』 ○アニメーション部門グランプリ 『夢かもしれない話』
◎長編部門 最優秀作品賞受賞 『ビヘイビア』 エルネスト・ダラナス・セラーノ監督 ©RTV COMERCIAL, Ernesto Daranas & Alejandro Perez この瞬間を分かち合うことができて、非常に嬉しく思います。私は映画で描かれているような環境で育ちました。スタッフ、そして出演した子供たちにかわり、お礼を申し上げたいと思います。子供たちの多くは、演技経験もなく、映画で描かれた通りの人生を送っており、彼らなくしてこの作品は成立することは、ありませんでした。
◎短編部門 最優秀作品賞受賞 『わたしはアーティスト』 藪下雷太監督 ©raita.yabushita 30年間、賞というものに縁がなく、「どうせ俺なんて」という卑屈な根性で作った作品で、こういった賞をもらえたことは本当に嬉しく思っています。この作品を作ったことで色んな人と知りあえたことも嬉しくて、映画を作っていて本当に良かったなと思いました。これを励みにこれからも頑張っていきたい。
◎アニメーション部門 最優秀作品賞受賞 『夢かもしれない話』 朴美玲監督 ©2014 Miryan Paku All right Reserved. とても驚きました。同時に大変嬉しく思っています。本当にありがとうございました。
◎長編部門 国際審査委員長 堀越謙三氏(有限会社ユーロスペース代表/プロデューサー) 長編部門の4つの賞を問題なく選べたのは、この映画祭のクオリティの高さを表していると実感した。ただ日本映画に関しては、この映画祭に限らず全体的にいえることだが非常に個人的なテーマが多く、そういった作品が海外で評価されることは難しい。若い監督たちには、フィクションの物語をもって観客を納得させられる、そんな作品を目指してくれることを期待している。
◎短編部門 審査委員長 桝井省志氏(株式会社アルタミラピクチャーズ代表取締役/映画プロデューサー) 10年くらい前から、これから日本の映画は女性が中心になって作られていくだろうと予想していた。ただこの数年、日本の映画界に女性が増えていない。その中で今回、奨励賞の2作品を女性監督が受賞したことにとても楽しみに思う。私も映画の仕事につくまでは賞に縁がなく、「なんで認められないんだ」と思ってきたが、それがエネルギーになってきたことも間違いない。受賞した監督も、そうでない監督も今後の活躍に期待したい。
◎アニメーション部門 審査委員長 和田敏克氏(アニメーション・演出/東京造形大学特任教授) この10年でのデジタルの普及により、アニメーションは非常に身近な存在となり、世界の映画祭で色々な作品が上映されるようになった。ノミネート作品はどれもレベルが高く、どの作品が受賞してもおかしくなかった。このSKIPシティ国際Dシネマ映画祭から、世界に向けて次の作品を作ってくれるような作家に期待したい。
最優秀作品賞 『ビヘイビア』 主催者賞:賞状、トロフィーの授与 ソニーDシネマアワード:賞金100万円の授与 キューバ 監督:エルネスト・ダラナス・セラーノ
監督賞 『絶え間ない悲しみ』 メキシコ 監督:ホルヘ・ペレス・ソラーノ
脚本賞 『君だってかわいくないよ』 アイルランド 監督:マーク・ヌーナン
SKIPシティアワード 『あした生きるという旅』 日本 監督:内田英恵
短編部門(国内コンペティション) 受賞結果
最優秀作品賞 『わたしはアーティスト』 監督:藪下雷太
奨励賞『オンディーヌの呪い』 監督:甲斐さやか
奨励賞『空っぽの渦』 監督:湯浅典子
アニメーション部門(国内コンペティション) 受賞結果
最優秀作品賞 『夢かもしれない話』 監督:朴美玲
奨励賞『女生徒』 監督:塚原重義
奨励賞『息ができない』 監督:木畠彩矢香
審査員特別賞 『幕』 監督:水尻自子
草彅剛演じる柳田格之進 映画『碁盤斬り』(ごばんぎり)が、5月17日(金)TOHOシネマズ 日比谷他にて全国公開となります。 新ビジュアル 今回、草彅剛演じる柳田格之進の新ビジュアルが到着しました。 新宿駅西口改札外通路特大ビジュアル さらに、新宿駅