今回で23回目を迎えるフランス映画祭が開幕!! 会期は6月26日(金)~6月29日(月)。 オープニングセレモニーでは、12名の豪華来日ゲストを迎え、本映画祭の開幕を祝いました。 そして! また『エール!』本編上映後、ルアンヌ・エメラ、エリック・ラルティゴ監督のトークショーを行いました。 「フランス映画祭2015」 映画『エール!』トークショー 日時:6月26日(金) |
|
本編上映が終わり感動の涙と割れんばかりの大喝采に包まれた会場にルアンヌと監督が姿を現すと、拍手はさらに大きくなり、会場の温度は急上昇!撮影裏話が明かされたり、監督のジュークにフランス語がわかるお客さんが多いせいもあり 時折笑いが起こるなど、和やかにトークショーが進む中、お客さんからの質問Q&Aがスタート。 Q.このストーリーをどのようにして思いついたですか? 監督:まず始めは、ヴィクトリア・ドゥヴォスというフランスの有名なコメディエンヌがいるんですが、 Q.作品を制作するにあたり、難しくなかったですか? 監督:もちろん思いましたよ。映画をつくるにあたり困難な要素もたくさんありました。 Q.映画に出たきっかけは? ルアンヌ:私はフランスでThe Voiceという番組に出ていたんですが、その番組を監督が見ていたみたいで、 Q.スクリーンテストで最悪だったルアンヌを1度落とそうと思った? 監督:いいえ。(笑)1、2、3回のスクリーンテストは全て悪かったんだです。 |
|
Q.普通の台詞と手話の台詞はどちらの方が難しかったですか?どんな準備をしましたか?
ルアンヌ:4ヶ月前から1日4時間、手話の勉強をしていました。 Q.一番難しかったことは? ルアンヌ:手話を覚えることですね。 Q.フランスを代表する俳優、フランソワ・ダミアンとカリン・ヴィアールとの共演はいかがでしたか? ルアンヌ:始めは感動したしドキドキもしました。でも彼らは私にすぐにアドバイスをくれました。 Q.次に演じるならどんな役をやってみたいですか?やはり歌う役がいいですか? ルアンヌ:今のところわからないです。 |
|
ここで監督がお客さんに向かって「今日、ここに聴覚障害がある方はいますか?」と質問し、会場からちらほらと手が挙がる。
Q.(ルアンヌが観客に向かって)フランスと日本の手話は違いますか? 1人の聴覚に障害のある男性が手話で応える。ルアンヌも手話でそれに応える。 男性:(手話で)素晴らしかった!ブラボー!全て理解することができました。 監督:フランスの聴覚障害者のコミュニティはすごいんです! 観客と監督、ルアンヌの交流が印象的なとても温かいトークショーイベントとなりました。 夢と希望、そして家族への愛を乗せた少女の歌声は、“聴こえない”父や母の心にきっと届く- 映画『エール!』 10月31日(土)公開です!
|
物語・・・・
フランスの田舎町。農家を営むベリエ家は、高校生の長女ポーラ以外、父も母も弟も聴覚障害者。
ミスコンで優勝したこともある美しい母、口(手話)は悪いが熱血漢な父とゲーム好きの弟。
オープンで明るく、仲のいい家族だ。ある日、ポーラの歌声を聴いた音楽教 師トマソンはその才能を見出し、彼女にパリの音楽学校のオーディションを受けることを勧める。夢に胸をふくらませるポーラだったが、彼女の歌声を聴くことができない家族は、彼女の才能を信じることもできず、もちろん大反対。一家の「通訳」でもあるポーラは悩んだ末に、夢をあきらめる決意をする。しかしその歌声が、耳の聴こえない家族に届く出来事が起こる―
監督:エリック・ラルティゴ『プレイヤー』
出演:ルアンヌ・エメラ(新人)、カリン・ヴィアール『しあわせの雨傘』、フランソワ・ダミアン『タンゴ・リブレ君を想う』、
エリック・エリモスニーノ『ゲンズブールと女たち』ほか
配給・提供:クロックワークス、アルバトロス・フィルム
原題:「La famille Belier」
2014年/フランス映画/アメリカン・ビスタ/DCP5.1ch/105分/
La Famille Belier
(C)2014-Jerico-Mars Films-France 2 Cinema-Quarante 12 Films-VendOme Production-Nexus Factory-Umedia
エリッ