小学館「月刊フラワーズ」にて大人気連載中、吉田秋生のコミック「海街diary」を是枝裕和監督が映像化した
『海街diary』 が、全国にて大ヒット公開中です。 今回は、本作で山猫亭の店主・福田仙一役として出演しているリリー・フランキーさんと是枝監督とのティーチインイベントが行われました。ほぼリリーさんがMCな感じのとてもおもしろいイベントでした。リり-さんの言うエッチな四季はご自分の目で確かめてみて。 リリーさんは『そして父になる』に続き、是枝組2作目だそうです。 映画『海街diary』ティーチインイベント |
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MC:ティーチングイベント。それではお呼びいたしましょう!リリーグランキーさん、是枝監督 どうぞ!
リリーさん:ねえ4姉妹の誰かだったらよかったのにね。こんな親父な余韻を感じる映画じゃないよね。皆さんご覧になったばっかりで。いかがでした?(盛大な拍手)この映画ね2時間何分。誰が犯人でもなく、おきるわけでもない。そして4季2時間見ても穏やかな空気が途切れない。感動でした。泣いてるところが的外れかもしれない。 是枝監督:ありがとうございます。 Q:今回3回目観させていただきました。俳優としてのリリーさんの魅力は? りりーさん:空気人形もそうですけど。原作ががっつりある漫画ですけど。 |
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リリーさん:男性の方特に思うんだろうけど、良い映画を観たな。でもエッチな映画をみたなっていうへんな感想。長澤まさみが肉体で四季を表してる・・・生々しい生きてる感。が、エッチな気分。
是枝監督:法事が3回出てくるけど。それにくるまれると美しく悲しい映画になっちゃうんで。女の子4人が暮らしているのをきっちり出したかったんで。肉体とか、食べるとか。バランスを。 リりーさん:じゃあ計画的にエッチな気分にさせられたんですね。。。 リリーさん:食べるシーンもね。本当においしんですよね。アジフライとか餃子とか。 リリーさん:漫画と同じ構図になっちゃったとかあります。 |
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Q:私も3姉妹で共感できるところ多かったです。リリーさんの泣き所は? リリーさん:もう一人いるかもよ。で、シーンと言うよりはすずを受け入れる人たちとか風景とか、海とか。。。じわじわ染みてくる。何回か泣きました。一つは3女がお父さんのこと教えてねってすずに言うところ。何気ないところ。 Q:リリーさんは前作のすぐ後に凶悪に出演されて真逆で凄いなと(凶悪に近いです。人のこと直ぐ殺します)。1年を通して撮影されたわけですがモチベーションをどう保ちましたか? 是枝監督:成長過程を含めて撮れるのは贅沢ですよね。他の仕事もされていますけど、撮影の間をどう過ごすか俳優さんは大事です。次にあった時も想定して脚本を書くのも贅沢な感じでした。 りりーさん:すずも台本持ってないって。 是枝監督:後で「何が良かった?」って聞いたら、凄く耳を使って、相手のセリフや表情から何を読み取るかに集中できたって。 |
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物語・・・ 鎌倉で暮らす三姉妹、幸、佳乃、千佳の元に、15年前家を出ていった父の訃報が届いた。 長い間会ってもいなかった父の葬儀のため山形に向かった三人はそこで異母妹すずと初めて会う。 身寄りのなくなった彼女が、葬儀の場でどうしようもない大人たちの中で毅然とふるまう姿に、長女・幸は別れ際とっさに口にする。 「すずちゃん・・・鎌倉にこない?いっしょに暮らさない?4人で」。 そうして鎌倉での4姉妹の生活が始まる―。 『海街diary』 全国公開中! 公式サイト:http://umimachi.gaga.ne.jp/ |
出演:綾瀬はるか 長澤まさみ 夏帆 広瀬すず
加瀬亮 鈴木亮平 池田貴史 坂口健太郎 前田旺志郎 キムラ緑子 樹木希林
リリー・フランキー 風吹ジュン 堤真一 大竹しのぶ
原作:吉田秋生(小学館「月刊フラワーズ」連載)
監督・脚本:是枝裕和『そして父になる』
製作:フジテレビジョン 小学館 東宝 ギャガ
配給:東宝 ギャガ
(C) 2015 吉田秋生・小学館/フジテレビジョン 小学館 東宝 ギャガ