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世界初上映@カンヌ国際映画祭

 
原作者・吉田修一が「100年に一本の壮大な芸道映画」と認めた、吉沢亮主演、横浜流星共演の映画『国宝』が、ついに来月6月6日に公開! 任侠の一門に生まれながらも、歌舞伎役者の家に引き取られ、芸の道に人生を捧げる主人公・喜久雄の50年を描いた壮大な一代記です。
 
先日、国際映画祭の最高峰ともいえるカンヌ国際映画祭「監督週間」部門に選出され、李相日監督は、「華麗であり、壮絶である歌舞伎俳優の生き様をお披露目する場として、これ以上ない大舞台」として、喜びを噛み締めました。いよいよ現地時間5月18日、『国宝』がカンヌの地で世界初上映となります!
『国宝』@カンヌ
 

カンヌの地へ到着

カンヌでの公式上映を前に、現地時間5月17日、吉沢亮、横浜流星、渡辺謙、李相日監督がカンヌの地へ到着しました。
爽やかに晴れ渡る空の下、壮大なビーチを前に、カンヌの街に対する印象や、翌日に控えたカンヌ国際映画祭公式上映に向けて、現在の想いを語りました! 
『国宝』@カンヌ
吉沢は、「カンヌは海が近くて、映画祭に向けて街の方たちの活気も熱量高くて、すごく素敵な街だなと思います。日本の文化である歌舞伎を通して、この『国宝』という作品を海外の皆様にどのように受け止めてもらえるかとても気になります。僕たちが意図していない視点で見てくださる人もたくさんいると思うので、明日の公式上映の皆さんの反応が楽しみでもあり、不安でもありますね。」と現在の心境を明かし、一方横浜は、「芸術溢れる街で美しくて、リゾートの雰囲気も下町のような雰囲気もあって、色んな表情がある町だなと思います。フランスでは、歌舞伎をはじめ浮世絵など、日本の文化に興味をお持ちの方が多いと思うので、吉沢くんと一緒で、日本が誇る伝統芸能である歌舞伎を題材とした作品を、見てくださった方がどのように感じてくださるのかがすごく楽しみです。」と期待に胸を膨らませました。渡辺は「これまで色々な映画祭に連れて行っていただき、カンヌで映画祭はコンプリートになりますが、みんなで集中して映画を盛り上げていこうという雰囲気があって、やっぱり素敵だなと思いますね。事前に作品をご覧になった記者さんから質問をいただいていますが、僕たちが描きたかったことに関する質問が来ているので、海外の皆様にも伝わると思っています。ただ、一般のお客様がどういう風に感じるかはすごく楽しみです。」と自信と希望に満ちた想いを語りました。一方、これまで『悪人』でモントリオール世界映画祭、『許されざる者』でヴェネチア国際映画祭、『怒り』でトロント国際映画祭やサン・セバスティアン国際映画祭に参加してきた李相日監督は、「単に日本映画ということだけでなく、日本の伝統芸能を扱っている作品がカンヌに出品されるということは、そう多くはないことだと思います。それに、今の映画界でトップを走っている俳優たちが勢ぞろいして、日本の伝統芸能を題材にした作品に取り組むという、エンターテイメント性と作品性の両方を持っている作品がカンヌに選出されたということはすごいことですし、どう見られるかがとても気になります。明日の公式上映は、作り手にとっては重圧で、なかなかタフな時間になると思います。」と監督ならではの胸の内を明かしました。
『国宝』@カンヌ
 

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『国宝』

 
2025年6月6日(金) 全国東宝系にて公開
 
公式サイト:
kokuhou-movie.com
 
公式X:
@kokuhou_movie
 
公式Instagram:
@kokuhou_movie/
 
公式TikTok:
@kokuhoumovie
 
 任侠の一門に生まれながらも、歌舞伎役者の家に引き取られ、芸の道に人生を捧げる主人公・喜久雄の50年を描いた壮大な一代記です。渡辺謙、高畑充希、寺島しのぶ、田中泯、森七菜、見上愛、永瀬正敏、宮澤エマ、黒川想矢、越山敬達、三浦貴大、嶋田久作らが名を連ね、映画『国宝』の世界を彩ります。
本作のメガホンをとるのは、『フラガール』(2006 年)で日本中を感動の涙で包んだ李相日監督。初めて吉田修一作品に挑んだ『悪人』(2010 年)では、国内のあらゆる映画賞を総なめにし、第 34 回モントリオール世界映画祭ワールド・コンペティション部門で最優秀女優賞を受賞するなど、海外でも高い評価を得る名作となりました。脚本は、第46回カンヌ国際映画祭「ある視点」部門招待作品、相米慎二監督の『お引越し』(1993年)で脚本家デビューし、『八日目の蝉』(2011年)、『コーヒーが冷めないうちに』(2018年)、『時をかける少女』(2006年)、『サマーウォーズ』(2009年)、『おおかみこどもの雨と雪』(2012年)など、様々なヒット作品を手掛ける奥寺佐渡子。撮影は、『アデル、ブルーは熱い色』で第 66 回カンヌ国際映画祭パルム・ドールを獲得し、グローバルに活躍するソフィアン・エル・ファニが手掛けます。
先日開催された完成報告会では、豪華キャストが勢ぞろいし、作品に対する熱い想いを語りました。また、今年のカンヌ国際映画祭「監督週間」部門への選出が発表され、いよいよ来週にはカンヌでの上映が控えています。
 
物語・・・
後に国の宝となる男は、任侠の一門に生まれた。
 
この世ならざる美しい顔をもつ喜久雄は、抗争によって父を亡くした後、
上方歌舞伎の名門の当主・花井半二郎に引き取られ、歌舞伎の世界へ飛び込む。
そこで、半二郎の実の息子として、生まれながらに将来を約束された御曹司・俊介と出会う。
正反対の血筋を受け継ぎ、生い立ちも才能も異なる二人。
ライバルとして互いに高め合い、芸に青春をささげていくのだが、多くの出会いと別れが、運命の歯車を大きく狂わせてゆく…。
 
誰も見たことのない禁断の「歌舞伎」の世界。
血筋と才能、歓喜と絶望、信頼と裏切り。
もがき苦しむ壮絶な人生の先にある“感涙”と“熱狂”。
 
何のために芸の世界にしがみつき、激動の時代を生きながら、世界でただ一人の存在“国宝”へと駆けあがるのか?
圧巻のクライマックスが、観る者全ての魂を震わせる ――。
 
国宝

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原作:「国宝」吉田修一著(朝日文庫/朝日新聞出版刊)
脚本:奥寺佐渡子
監督:李相日
出演:吉沢亮
横浜流星/高畑充希 寺島しのぶ 
森七菜 三浦貴大 見上愛 黒川想矢 越山敬達
永瀬正敏
嶋田久作 宮澤エマ 中村鴈治郎/田中泯
渡辺謙
製作幹事:MYRIAGON STUDIO
制作プロダクション:クレデウス
配給:東宝
©吉田修一/朝日新聞出版 ©2025映画「国宝」製作委員会
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