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ジャパンプレミア

 
主演:丸山隆平、共演に真木よう子、寺尾聰を迎えた感動のヒューマンサスペンス『金子差入店』。アジア最大規模を誇る第29回釜山国際映画祭のコンペティション部門<NEW CURRENTS(ニューカレンツ)>への正式出品を果たした本作が5月16日(金)にTOHOシネマズ 日比谷他、全国ロードショーとなりました。
 
第29回釜山国際映画祭正式出品作『金子差入店』(5月16日公開)のジャパンプレミアが4月24日に都内ホールで実施され、主演の丸山隆平、共演の真木よう子、三浦綺羅、川口真奈、名取裕子、寺尾聰、そして古川豪監督が出席しました。
金子差入店
 
ジャパンプレミア
日程:2025年4月24日(木)
場所:有楽町朝日ホール
登壇:丸山隆平、真木よう子、三浦綺羅、川口真奈、名取裕子、寺尾聰、古川豪監督
MC:奥浜レイラ
 

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丸山隆平、監督ら登壇

 
差入屋を営む主人公・金子真司を演じた丸山。8年ぶりの映画主演作お披露目を前に「今日ここにいらっしゃる観客の方が最初の目撃者です。是非ともかなりの拡散をお願いいたします!」と呼び掛けた。
金子差入店
本作で長編映画監督デビューを飾る古川監督は、助監督を務めたオスカー受賞作『おくりびと』で描かれた納棺師に感銘を受けたそうで「面白い職業があったら自分で脚本を書いてみたいと思った。そんな折、拘置所の前にある差し入れ代行業の店を見て興味を持った」とアイデアの着想元を明かした。
本作製作前に、主演の丸山とはプライベートな出会いがあったという。古川監督は「彼にはバラエティや歌番組で見せる、オチやボケをかます人というイメージがあった。なのに出会った際に『めちゃめちゃ芝居をやりたい!』と言われて。その場にいた一般人を巻き込んでのエチュードを30分くらい見せられた」と回想。これに丸山は「え?全部嘘じゃないですか?」ととぼけるも「いや、本当です。仕事ください!ではなく、その時期はお芝居欲が半端なくて。酒場で勝手にエチュードを始めて、古川監督に見ていただいた」と俳優としての自己PRをしていたと明かした。
 
金子の妻である美和子役の真木は、
金子差入店
再共演となる丸山について「丸ちゃんは大好きなお友達。でも今回の現場では本番での丸ちゃんの顔が今まで見たことがないもので…。役から真木よう子に戻って『丸ちゃん、大丈夫?』と駆け寄ってしまうこともあった」と熱演にビックリ。金子の息子・和真役の三浦は「丸山さんは優しくて一緒にご飯を食べてくれました。真木さんも遊んでくれたりして、僕の大切なぬいぐるみ・くまきちの話を沢山しました」とエピソードを紹介すると、丸山は「え?くまきちの話は俺聞いてないよ?紹介して?」とすっかりパパの表情だった。
 
毎日のように拘置所を訪れる女子高生・二ノ宮佐知役の川口は、本作が映画デビュー作。「初めての作品で緊張もあったけれど、全力で演じようと思って頑張って作品に臨みました。大きなスクリーンに自分が映るのは新鮮で感動。映画公開後は映画館に行って観たいです」と劇場公開を心待ちにしていた。
 
金子の母親である容子役の名取は「夢が叶ったね!」と助監督時代から知る古川監督の長編デビュー作完成を祝しながら「でもこのお母さんを私が!?と困りました。女優人生50年くらいになりますが、こんな救いのない母親を演じたのは初めて。この年齢になっても初めての役ってあるんだと嬉しくて、こんな素敵な役が来て、こんな優しい息子が持てて幸せに思います」と喜んだ。
 
差入屋を真司に引き継いだ叔父・星田辰夫役の寺尾も、助監督時代の古川監督を知る一人。「テレビドラマ『仰げば尊し』(2016)でお会いして、まさか監督をなさろうと思っているとは思わず。オファーをもらった時には5、6回はお断りしました。でも依頼が来るたびに古川監督は脚本を書き直したりしていて、こいつ面白いかもと作品に引き寄せられた。手伝いたいという気持ちにさせられ、しまいにはやる羽目に…」と笑わせつつ「このチャンスを広げてもらって、次の映画にも期待しています!」と古川監督にエールを送った。
そんな寺尾との初共演に丸山は「クランクアップは寺尾さんと迎えました。自分がどこまで受け止めきれたのかわからないけれど、僕の金子としての気持ちを引き出そうとしてくださったのを感じました。クランクアップの際には素敵な言葉を頂いて。その言葉を胸にこれからの役者人生を頑張っていきたいと思いました」としみじみ噛みしめていた。
 
映画の内容にちなんで、共演者&監督に丸山が差し入れたいものを発表。真木には「笑いを差し入れます」、三浦には「定期的に一緒に食事をしたいのでお食事券を」、川口には「暇つぶしになると思うので僕の御呼出し券を」、名取には「京都の美味しい和菓子を」、古川監督には「観客動員を差し上げます」とヒット祈願した。
一方、同じベーシストである寺尾には「僕が普段メインで弾いているベースとトレードしてセッションをしたい」とラブコールを送ると、寺尾からは「僕のベースは中学3年の頃から使っているビンテージ。売ったら500万円くらいする」と驚きの情報が。丸山はすかさず「ください!」とおねだりするも、寺尾は「あげません!」とピシャリと返して場内爆笑となった。寺尾はベーシスト・丸山について「ギターを弾く俳優はいるけれど、ベースを弾く俳優は私か丸山かスティングか。みんな頭のおかしな奴ばかり」と評して丸山を大笑いさせつつ「俳優をどんどん続けてもらえたら良いなと期待しています」と激賞し、丸山は「はい!絶対に頑張ります!」と誓いを立てていた。
金子差入店
最後に主演の丸山は「古川監督の長編映画監督デビューということで、日本のみならず世界中の沢山の人に観ていただきたい。スタッフ・キャストみんなの愛情や思いが詰まった作品で御座います。年齢性別関係なく色々な方々がそれぞれに感じてもらえると思うので、大切な方にもおススメしていただければ嬉しいです」と公開初日に向けて意気込みを新たにしていた。
 

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『金子差入店』

 
5月16日(金)TOHOシネマズ 日比谷他全国ロードショー
 
物語・・・
金子真司は妻の美和子と差入店を営んでいる。伯父の星田から引き継いだ住居兼店舗で、引退した星田と10歳になる息子の和真と一緒に暮らしていた。
ある日、和真の幼馴染の花梨が何の関係もない男に殺害される。一家が花梨の死から立ち直れないでいた時、犯人の小島の母親から差入の代行と手紙の代読を依頼される。金子は差入屋としての仕事を淡々とこなそうとするが、常軌を逸した小島の応対に感情を激しく揺さぶられる。さらに、小島の母親から息子には話し相手が必要だと思うと再度の差入を頼まれた金子は、小島と話せば話すほど「なぜ、何のために殺したのか」という疑問と怒りに身を焼かれる。
そんな時、毎日のように拘置所を訪れる女子高生と出会う金子。彼女はなぜか自分の母親を殺した男との面会を強く求めていた。2つの事件と向き合ううちに、金子の過去が周囲に露となり、家族の絆を揺るがしていく──。
金子差入店
 

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丸山隆平
真木よう子 / 三浦綺羅 川口真奈
北村匠海 村川絵梨 甲本雅裕 根岸季衣
岸谷五朗 名取裕子
寺尾聰
監督・脚本:古川豪 音楽:Benjamin Bedoussac 
主題歌:SUPER BEAVER「まなざし」(ソニー・ミュージックレーベルズ)
製作:英田理志 小山洋平 中村浩子 鶴丸智康 プロデューサー:稲葉尚人 成瀬保則 平岡祐子 共同プロデューサー:石田雄治 企画協力:川口真五
撮影:江﨑朋生(JSC) 照明:三善章誉 録音:原川慎平
美術:金勝浩一 装飾:鈴村髙正 スタイリスト:前田勇弥 ヘアメイク:須田理恵 
特殊メイク:松岡象一郎 音響効果:大塚智子 編集:小西智香 
VFXプロデューサー::長井由実 アクション・コーディネーター:諸鍛冶裕太
助監督:小波津靖 制作担当:澤井克一 ラインプロデューサー:石渡宏樹 音楽プロデューサー:仲安貴彦 
製作:REMOW 博報堂DYミュージック&ピクチャーズ ストームレーベルズ ハピネット・メディアマーケティング 制作プロダクション:KADOKAWA 配給:ショウゲート
©2025「金子差入店」製作委員会
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