埼玉県川口市にて2004年よりスタートした映画祭は、デジタルシネマにフォーカスし、世界中から集まった、新しい映像表現の可能性とエンターテインメント性を備えた作品を上映する国際コンペティション映画祭です。

また若手映像クリエイターの登竜門として、次代を担う新たな才能の“発掘”に取り組来んでいて、“支援”が手厚い映画祭として注目されています。7月18日(土) – 26日(日)に第12回目の開催を迎えます。

Dシネマ映画祭2015記者発表

SKIPシティ国際Dシネマ映画祭2015ラインナップ記者発表会
日付:2015年6月3日(水)
場所:都道府県会館

登壇
上田 清司   実行委員会会長(埼玉県知事)
奥ノ木 信夫  実行委員会副会長(川口市長)
八木 信忠   総合プロデューサー
堀越 謙三   長編部門審査委員長/有限会社ユーロスペース代表
桝井 省志   短編部門審査委員長/映画プロデューサー
和田 敏克   アニメーション部門審査委員長/東京造形大学特任教授
瀧沢 裕二   映画祭ディレクター

上田 清司 (実行委員会会長・埼玉県知事)
本年で12回目。最初の頃はDシネマって何だ?という感じはありましたがこの12年で映画館の97%がデジタル化されたことを考えると、先進性があったのだと誇りに思っています。今回は74の国と地域、6984応募があり、その中の長編12、短編12、アニメ14作品がノミネートされ、上映されます。バラエティーに富んだ世界の今を。映画を通じてみることが出来ます。

今年はこれまでの枠を超えて新たな企画を二つ用意しています。

ひとつめはオープニング作品を映画祭出身の若手クリエイターの作品としたこと。実行委員会がその製作を積極的に支援し上映します。

ふたつ目はコンペティション作品のサテライト上映。県内二ヶ所で上映しできるだけ多くの皆さまに映画祭をご覧頂くチャンスを作ります。この映画祭をステップとして若手クリエイターの方々が日本そして世界に飛躍することを期待しています。

奥ノ木 信夫 (実行委員会副会長・川口市長)
本年度のオープニング作品『鉄の子』は川口市を舞台として、川口市立新郷東小学校も撮影に使用され、児童69名がエキストラとして参加しています。市をあげて応援したいと思っています。また川口子ども映画クラブ」の子どもたちが制作した映画の上映いたします。

八木 信忠 (総合プロデューサー)
この映画祭は「若手クリエイターの登竜門」となることを目指して開催している。SKIPシティでは最高水準の設備を用意しています。ぜひ川口に来ていただいて、デジタルシネマを鑑賞していただきたい。

堀越 謙三 (長編部門 国際審査委員長/ユーロスペース代表・映画プロデューサー)
デジタルシネマによる影響は、若い人が映画を作れるようになったことが何より大きな特徴。今、若い監督が目指す映画祭として、国内では この映画祭が一番だと思います。さらなる映画祭の発展も期待しながら、審査委員長として今年お力になれればと。

桝井 省志 (短編部門 審査委員長/アルタミラピクチャーズ代表取締役・映画プロデューサー)
短編作品は「今、何を撮らなくてはいけないか」ということをとらえた映像が多く、毎年自分も刺激を受けます。オープニング作品『鉄の子』は川口 で撮影したが、職人の街である川口市の気質が、若手映像クリエイターや映画を育てようという姿勢に繋がっていると感じています。

和田 敏克 (アニメーション部門 審査委員長/東京造形大学特任教授)
短編アニメーションは若い人たちがコツコツと制作し、何よりも絵を動かす喜びに溢れ、こんな映像見たことないというような作品が多いですね。お楽しみください。

日本未公開の作品を中心に選りすぐりのラインナップ

本映画祭のメインであるコンペティション部門には、世界74の国と地域から、長編・短編・アニメーションの3部門で合計684本の作品がエントリー、その中から厳選した全38作品をノミネート。会期中の最終審査を経て、最終日26日(日)に各賞を発表します。今年の長編部門には、メキシコの荒涼とした大地とともに生きる人々を描いた『絶え間ない悲しみ』や、昨年のアカデミー賞外国語映画賞キューバ代表に選ばれた『ビヘイビア』、第1回W杯でのユーゴスラビアチームの奮闘実話を元にしたセルビア映画『モンテビデオの奇跡』、今年のベルリン国際映画祭に正式招待されたアイルランド映画『君だってかわいくないよ』など日本未公開の注目作が集結!日本からはALS(筋萎縮性側索硬化症)をテーマにしたドキュメンタリー『あした生きるという旅』など3作品がノミネートし、計12作品が上映されます。また短編部門では長塚京三、遠山景織子出演のサスペンス『オンディーヌの呪い』、升毅、朝加真由美出演の『不旋律のソナタ』など若手クリエイターの力作計12作品、アニメーション部門では水江未来、水尻自子など海外からも注目を集めるクリエイターの新作をはじめ計14本を上映します。

*長編部門(国際コンペティション)
 12作品 (海外9作品、国内3作品)
*短編部門(国内コンペティション)
12作品 (3本で1プログラム×4プログラム上映)
*アニメーション部門(国内コンペティション)
 14作品 そのほかの主なプログラム

○シネマ歌舞伎 『二人藤娘/日本振袖始』
○『映画クレヨンしんちゃん 嵐を呼ぶアッパレ!戦国大合戦』
○『STAND BY ME ドラえもん 2D版』
○バリアフリー上映『GODZILLA ゴジラ』
※日本語字幕・音声ガイド付き上映
4/猫
○Go-all 『4/猫 .ねこぶんのよん-』上映
SKIPシティ 彩の国ビジュアルプラザの支援プログラム「Go-all」で制作された短編オムニバス映画を上映

 公式サイト:http://nekobunno4.com

○アニメDAYスペシャル企画
~新しいご当地アニメのご紹介~ 「浦和の調(うさぎ)ちゃん」上映&トークイベント
アニメに関連したプログラムが揃った7月24日(金)は“アニメDAY”と題し、さいたま市浦和地区を舞台としたご当地アニメ「浦和の調ちゃん」の第1話~10話を一挙上映!作品関係者によるトークショーも開催。ご当地アニメの聖地・埼玉ならではのスペシャル企画!

オープニング作品は本映画祭ノミネート監督が地元川口を舞台に

家族のあり方を描く『鉄の子』を上映!!
鉄の子今年のオープニング作品は、本映画祭短編部門に過去2度ノミネートされた新鋭・福山功起監督が、映画祭会場のSKIPシティも位置する埼玉県川口市を舞台にした『鉄の子』を上映。両親の再婚で血のつながらないキョウダイになった子どもたちがたくましく生きていく姿を通し“家族のあり方”を繊細に描きます。母親役にはその確かな演技力が高い評価を得ている田畑智子。父親役には映画、舞台と幅広く活躍する裵(ペ) ジョンミョン。7月18日(土)の本映画祭オープニング上映がワールド・プレミアとなります。

物語・・・
小学生の陸太郎は母親の再婚により、同学年の真理子とキョウダイとなる。それをクラスメイトにからかわれることにうんざりした二人は、「リコンドウメイ」を作り、あの手この手で両親を離婚させようとする。ところが、両親の仲は悪くなるどころか、どんどん良くなっていくのであった。

こうのすシネマ、彩の国さいたま芸術劇場でサテライト上映を開催!!

今年のSKIPシティ国際Dシネマ映画祭では、より多くの方に映画の素晴らしさ、映画祭の楽しさを体験していただくため、川口市を飛び出し、映画祭会期中7月19日(土)、20日(日)の2日間、埼玉県内2か所でサテライト上映を開催!こうのすシネマ、彩の国さいたま芸術劇場で短編コンペティション部門のノミネート作品を上映します。メイン会場であるSKIPシティ以外でのコンペティション部門の上映は、初めての試みとなります。

SKIPシティ国際Dシネマ映画祭2015 (第12回)
会 期:2015年7月18日(土)~7月26日(日) *9日間
会 場:SKIPシティ 映像ホール、多目的ホール(埼玉県川口市)
こうのすシネマ(埼玉県鴻巣市)
彩の国さいたま芸術劇場(埼玉県さいたま市)
主 催:埼玉県、川口市、SKIPシティ国際シネマ映画祭実行委員会、特定非営利活動法人さいたま映像ボランティアの会
前売券:6月4日(木)~7月17日(金) チケットぴあ、セブンチケット 他で販売

公式サイト:www.skipcity-dcf.jp
Twitter:@skipcityidcf

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