ハラスメントなのか、純愛なのか・・・映画『蒲団』は、日本の自然主義文学を代表する作家である田山花袋が1907年(明治40年)に発表し、日本文学史における私小説の出発点と言われている不朽の名作を映画化。5月11日からK’s cinemaで公開となります。 公開を前に、本日、ポスタービジュアル&予告編が解禁されましたので、ご紹介。 ポスタービジュアル小説で有名な一節「心のゆくばかりなつかしい女の匂いを嗅いだ」を再現したような、中年脚本家の時雄が蒲団に落とす視線が切なく、弟子である芳美に心を奪われ狂わされている様子が伝わるポスタービジュアル。 予告編
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場面写:兵頭功海、永岡佑また、兵頭功海、永岡佑も共演することが発表となりました。 |
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『蒲団』公式X(旧Twitter) 田山花袋の妻子のある小説家・竹中時雄が、懇願されて弟子にした女学院の学生・横山芳子に恋をし、彼女に恋人ができたことで嫉妬に狂い、破門にしたにもかかわらず強い未練を残すという内容の小説を映画化した本作ですが、舞台を明治から令和に移し、小説家から脚本家に設定を変えました。 監督は『テイクオーバーゾーン』(20)『YEN(DIVOC−12)』(21)、『なん・なんだ』(22)で現代の問題を独自の目線で切り取り、エンタメ作品に昇華してきた気鋭・山嵜晋平。『テイクオーバーゾーン』は「第32回東京国際映画祭(19)」日本映画スプラッシュ部門に出品され主役の吉名莉瑠がジェムストーン賞を受賞している。脚本は『戦争と一人の女』(12)や『さよなら歌舞伎町』(14)、『花腐し』(23)等、長年、荒井晴彦と共に脚本を作り上げてきた中野太。制作陣が、小説の持つ“普遍性”を活かしつつ、どのように“現代性”を入れているかは必見です。 あらすじ |
キャスト
斉藤陽一郎 秋谷百音 兵頭功海 永岡佑 / 片岡礼子
原案:田山花袋「蒲団」
監督:山嵜晋平 脚本:中野太
撮影:神野誉晃 照明:津覇実人 録音:鈴木一貴 美術:三藤秀仁 衣装:中村もやし
ヘアメイク:河本花葉 助監督:大城義弘 インティマシーコーディネーター:西山ももこ
撮影助手:村田圭佑 監督助手:山城研二、天木皓太 制作主任:宮司侑佑
企画・プロデュース:佐藤友彦 プロデューサー:山田真史
製作著作:BBB 配給:BBB
配給協力:インターフィルム
制作:コギトワークス ©2024BBB