オフショット一挙解禁&著名人コメント到着映画『蒲団』は、日本の自然主義文学を代表する作家である田山花袋が1907年(明治40年)に発表し、日本文学史における私小説の出発点と言われている不朽の名作を映画化。 そして、オフショットも8点一挙解禁。斉藤陽一郎演じる時雄が、秋谷百音演じる芳美や監督らとカメラを覗き込み、芝居のチェックをする姿、プロデューサーの海谷に押され気味な緊迫したシーンの裏側などを感じられる内容になっています。 |
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著名人からコメント公開直前、光石研(俳優)、笠井信輔(アナウンサー)、佐津川愛美(女優)、三島有紀子(映画監督)など映画業界に生きる著名人8名からコメントが到着! 明治から脈々と続く、この極東の島のミゼラブル。しょうがないよね、男って。よし、いつもの居酒屋に16時集合ね!呑もや! 若い弟子の性の魅力にからめとられた中年作家。なんてダメで、みっともなくて、しょうもない…でも、なんて愛すべき男なんだ!百年前の原作だが、男の本質は変わらない。 ちゃんと傷付くということが、ちゃんと心に響いたのは、映画の世界観が完璧だったからだろう。 主人公にも弟子にも、共感と嫌悪感。どちらも感じるなんて、傑作だ。 蒲団は肉体だ。弟子であった彼女の肉体を嗅ぎ抱きしめながら悶え苦しむ斉藤 陽一郎の姿は秀逸であるし、ラストの秋谷百音の表情も見逃してはならない。 単純で、嫉妬深く、見栄っ張りで、情けない―。 この作品は「中年男性の、中年男性による、中年男性のための映画」です。(笑) 令和の世では少し反動的とも感じる物語なのに、時雄を演じる斉藤陽一郎さんの妙な味わいと魅力にすっかり引き込まれ、時雄と共にヒトが持っている根源的な人間臭さを嗅いだような気がした。 屋上と橋があれば映画はできる。引き裂かれたふたつの場所を繋ぐ夢見る空間と言ったらいいか。もちろんそれがいい夢であるとは限らない。1世紀を超えて蘇った作家の夢は残酷な滑稽さを伴って、われわれを凍り付かせるだろう。 斉藤陽一郎さんが演じる主人公の恋心。 |
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『蒲団』5月11日からK’s cinemaで公開 公式HP: 公式X(旧Twitter): 妻子ある小説家・竹中時雄が、懇願されて弟子にした女学院の学生・横山芳子に恋をし、彼女に恋人ができたことで嫉妬に狂い、自ら破門にしたにもかかわらず強い未練を残すという内容の小説を映画化した本作ですが、舞台を明治から令和に移し、小説家から脚本家に設定を変えました。 主人公の時雄を演じるのは、『Helpless』『EUREKA』『サッド ヴァケーション』等、青山真治監督の常連俳優として知られ、数々の映画・ドラマに出演してきた名バイプレイヤーの斉藤陽一郎。今作は『軒下のならずものみたいに』(青山真治監督)以来、20年ぶりの単独主演作となります。 監督は『テイクオーバーゾーン』(20)『YEN(DIVOC−12)』(21)、『なん・なんだ』(22)で現代の問題を独自の目線で切り取り、エンタメ作品に昇華してきた気鋭・山嵜晋平。『テイクオーバーゾーン』は「第32回東京国際映画祭(19)」日本映画スプラッシュ部門に出品され主役の吉名莉瑠がジェムストーン賞を受賞している。脚本は『戦争と一人の女』(12)や『さよなら歌舞伎町』(14)、『花腐し』(23)等、長年、荒井晴彦と共に脚本を作り上げてきた中野太。制作陣が、小説の持つ“普遍性”を活かしつつ、どのように“現代性”を入れているかは必見です。 中年脚本家の若き才能への嫉妬と純愛とが入り乱れた愛憎劇をお楽しみください。 あらすじ・・・ |
斉藤陽一郎 秋谷百音 兵頭功海 永岡佑 / 片岡礼子
原案:田山花袋「蒲団」
監督:山嵜晋平 脚本:中野太
撮影:神野誉晃 照明:津覇実人 録音:鈴木一貴 美術:三藤秀仁 衣装:中村もやし
ヘアメイク:河本花葉 助監督:大城義弘 インティマシーコーディネーター:西山ももこ
撮影助手:村田圭佑 監督助手:山城研二、天木皓太 制作主任:宮司侑佑
企画・プロデュース:佐藤友彦 プロデューサー:山田真史
製作著作:BBB
配給:BBB
配給協力:インターフィルム
制作:コギトワークス
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