飯島将史監督作品阪本順治監督らの元で研鑽を積み、日本映画界の硬派な監督陣の血筋を継承する新鋭・飯島将史監督が、主演に杉田雷麟と寛一郎を迎えて送る『プロミスト・ランド』。 キャスト第2弾この度解禁となったキャスト陣は、主人公の若き二人を支えるベテラン俳優の四人。 檜原のマタギ衆のひとりであり、息子の信行と事あるごとに対立する親父を演じるのは、三浦誠己。 【三浦誠己 コメント】撮影中に大自然の中で己の無知さを感じ、撮影を終え戻った大都会でジクジクと考えさせられました。 信行の母を演じるのは、占部房子。 【占部房子 コメント】初めて脚本を読ませて頂いた時は、壮大な風景の中で生きる若い命の物語に単純にワクワクしていました。 マタギ衆のひとりで、信行と礼二郎の良き理解者・田島には、渋川清彦。 【渋川清彦 コメント】初めて映画を撮る監督の初期衝動に俺はのりたい。それが助監督の時から知っていて好きな奴だとなおさらだ。誘われなかったら少し嫉妬する。『プロミスト・ランド』の脚本を読み、これできるの?と思うくらい言葉での表現は美しいし面白いが映像にするのは大変だと思った脚本だった。飯島監督は人柄も相まって見事に飯島作品を創りあげた。飯島監督、誕生おめでとう。大変な道だと思うが、これからも期待してます。最後に、現場でフリーズしたごとく長考している飯島監督の姿、なんか好きです。 そしてマタギたちを束ねる親方・下山は、小林薫が扮し、静かな威厳を滲ませる。 【小林薫 コメント】ロケ地の朝日岳の麓というのかな大鳥集落。ここから先はさすがに人家もないというところで、時間もあったので近くを散策して驚いた |
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特報が完成!解禁となった特報は、壮麗な自然の中、熊狩りへと向かう信行と礼二郎の姿を追いかける。春の雪が残る広大な山を、熊を探して、ただ黙々と歩き続ける二人。やがて事態は急転し、緊迫した表情を浮かべる信行と、慌ただしく飛び立つ鳥たち、そして礼二郎が銃の引き金に指を掛け。 |
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映画『プロミスト・ランド』6月29日(土)より、ユーロスペースほか全国順次公開。 映画公式サイトURL: 公式Xアカウント: 春の東北、マタギの伝統を受け継ぐ山間の町。高校を出て親の仕事を手伝う20歳の信行(杉田雷麟)は、この土地の閉鎖的な暮らしに嫌気が差しながらも、流されるままに日々を送っていた。そんなある日、役所から今年の熊狩りを禁止する通達が届く。違反すれば密猟とみなされ、マタギとして生きる道を閉ざされてしまう。皆が落胆しながらも決定に従うなか、信行の兄貴分の礼二郎(寛一郎)だけは、頑なに拒み続ける。後日、礼二郎から呼び出された信行は、二人だけで熊狩りに挑む秘密の計画を打ち明けられ…。マタギの誇りを貫くため、他を犠牲にしてきた若者と、古いしきたりや大人たちに反発しながらも、自分の生き方を見つけられずにもがく若者が、それぞれの思いを果たすため、二人きりで禁じられた熊狩りに挑む『プロミスト・ランド』。 |
出演:杉田雷麟 寛一郎
三浦誠己 占部房子 渋川清彦/小林薫
脚本・監督:飯島将史
原作:飯嶋和一「プロミスト・ランド」(小学館文庫「汝ふたたび故郷へ帰れず」収載)
製作:FANTASIA Inc. / YOIHI PROJECT
制作プロダクション:ACCA /スタジオブルー
配給:マジックアワー/リトルモア
©︎飯嶋和一/小学館/FANTASIA