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青森県大ヒット御礼舞台挨拶

映画「バカ塗りの娘」が全国で絶賛公開中です。

絶賛公開中の本作は、日本が誇る伝統工芸・津軽塗をテーマに、オール青森ロケで撮影され、公開されると全国で「津軽塗の美しさに感動した」「故郷を思い出して、家族に会いたくなった」「それぞれの登場人物が踏み出す姿に勇気をもらった」「見終わった後、温かい涙が溢れ出た」など、絶賛する感想が続々と寄せられた。また、青森から全国へ、そして世界へと羽ばたこうとしている本作は、第18回カメラジャパン・フェスティバル、第42回バンクーバー国際映画祭など海外映画祭も続々決定。

絶賛公開中の本作のロケ地となった青森県弘前市にて、青森県大ヒット御礼舞台挨拶が行われ、出演している王林が登壇しました。
バカ塗りの娘
青森県大ヒット御礼舞台挨拶
日程:10月1日(日) 
会場:イオンシネマ弘前
登壇:王林

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王林登壇

この日観客と一緒にスクリーンで本作を鑑賞した王林さんは「感動して涙が出ました。津軽塗の物語ですが、家族の話でもあり、人との関わり方や将来に悩んでいる方へのメッセージもあり、こんなにたくさんの要素と言葉で想いを伝えてくれる映画だということを改めて知ることができて、このような作品に出演することができて嬉しいです」と挨拶。監督が特にこだわったという津軽塗の工程シーンへ「津軽塗が完成するまでに工程に感動した」「津軽塗の“音”がとても胸に響いた」「津軽塗シーンが良かった」など声が多く寄せられているが、王林さんは、「私のお祖父ちゃんが実際に津軽塗の職人さんでした。いつも見ていた光景や聞いていた音がぎゅっと詰まっていました。幼い頃なので確かな記憶でなかったのが、この映画を観た瞬間にお祖父ちゃんが黙々と作業していたときの姿など色々思い出してきました。お祖父ちゃんは今も元気で過ごしていますが、津軽塗職人としての姿はもう見ることができないので、清史郎とお祖父ちゃんの姿が重なり、とても懐かしい気持ちになりましたし、津軽塗の奥深さをリアルに伝えてくれた作品だなと感じました」と自身の思い出もふまえ、本作で描かれる津軽塗シーンの魅力をアピール。
やりたいことをなかなか言い出せない優柔不断な美也子・子供たちと上手く向き合うことのできな不器用な津軽塗職人の父清史郎、家業を継がないと決め自由に生きる道を選んだ兄のユウ、それから美也子の背中を押してくれたユウのパートナーの尚人。本作には様々な登場人物がでてくるが、家族の描き方については「美也子にとって小さい時から津軽塗が傍にあって、父・清史郎とは言葉の会話ではなく、津軽塗で会話しているような感じがしました。そして津軽塗があることで、どれだけ家族がバラバラになってしまっても、津軽塗が家族を繋いでいるんだなということを強く感じました。自由奔放に生きている部分であったり、兄妹の関係性だったり、個人的にはユウに似ているのかなと思います。まるで自分を見ているかのようで共感したり、もどかしさを覚えるシーンもあったり、簡単に言葉にできないけど、家族ってこういうものだよなというものを見させてもらえた気がします」。
青森を舞台にする映画ということで、出演のオファーを受けた王林さん。その活動の根底には、「青森の伝統工芸・文化を全国に広めたい」という強い想いがある。その一環で今年、「What Is Heart(わいは)」というアパレルブランドを立ち上げた王林さん。「今日来ているこのワンピースもWhat Is Heart(わいは)です。これは私のお祖父ちゃんが実際に塗った津軽塗の錦塗の柄をデザインしたものです。お祖父ちゃんが津軽塗を辞めるときに、色々なものを手放していったので、お祖父ちゃんの塗りを形として残していきたいと思いました。私自身が津軽塗職人になれなくても、このような形で、津軽塗を知らない方々にも、津軽塗を知ってもらえるきっかけを作ることができればと思っています。出来上がった服をお祖父ちゃんにも持っていきましたがとても喜んでくれました。新しい津軽塗の魅せ方ができたのかなと思います」と自身のブランドに込めた想いを語った。
「青森がとにかく好きで、青森のことを全国に広めたいという想いで芸能活動をしています。これからも青森の魅力を色んな角度から発信していきたいです」としました。

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『バカ塗りの娘』

全国公開中

公式サイト:
@bakanuri-movie/

公式X(Twitter):
@bakanuri_movie

公式Instagram:
@bakanuri_movie

海外では「japan」と呼ばれることもある“漆”。 漆は時代を問わず、工芸品、仏像、社寺建築、芸術品など日本の歴史と文化を象徴するものに使用され、世界中の人々を魅了する。耐久性があり、たとえ壊れてしまっても修理してまた使うことができる漆器は、昔から日本人にとって大切な日用品として私たちの暮らしに寄り添ってきた。本作はその中でも、青森の伝統工芸・津軽塗をテーマに描かれる物語。そして津軽塗職人を目指す娘・美也子と寡黙な父・清史郎が、漆や家族と真摯に向き合う姿を、四季折々の風景や、土地に根付く食材と料理、そこに生きる人々の魅力を織り交ぜ描く。主人公・美也子役に堀田真由。将来への不安やほのかな恋心に揺れる等身大の女性をたおやかに演じる。津軽塗職人の父・清史郎には、日本映画界には欠かせない俳優、小林薫。二人は実際に地元の職人から津軽塗の技法を教わり撮影に挑んだ。監督は、初長編作『くじらのまち』でベルリン国際映画祭、釜山国際映画祭などで高い評価を得たのち、西加奈子の小説『まく子』の映画化も手掛けた鶴岡慧子。
つらい時、楽しい時を塗り重ねるように日々を生きる父娘が、津軽塗を通して家族の絆を繋いでいく。
バカ塗りの娘
物語・・・
「私、漆続ける」その挑戦が家族と向き合うことを教えてくれた――
青木家は津軽塗職人の父・清史郎と、スーパーで働きながら父の仕事を手伝う娘・美也子の二人暮らし。家族より仕事を優先し続けた清史郎に母は愛想を尽かせて出ていき、家業を継がないと決めた兄は自由に生きる道を選んだ。美也子は津軽塗に興味を持ちながらも父に継ぎたいことを堂々と言えず、不器用な清史郎は津軽塗で生きていくことは簡単じゃないと美也子を突き放す。それでも周囲の反対を押し切る美也子。その挑戦が、バラバラになった家族の気持ちを動かしていく――。

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堀田真由/坂東龍汰 宮田俊哉 片岡礼子 酒向 芳 松金よね子 篠井英介 鈴木正幸 
ジョナゴールド 王林/木野 花 坂本長利/小林 薫
監督:鶴岡慧子 脚本:鶴岡慧子 小嶋健作 
原作:髙森美由紀「ジャパン・ディグニティ」(産業編集センター刊) 
企画プロデュース:盛 夏子 プロデューサー:遠藤日登思 松岡達矢 福嶋更一郎 
ラインプロデューサー:大川哲史
撮影:髙橋 航 照明:秋山恵二郎 録音:髙田伸也 音響効果:齋藤昌利 美術:春日日向子 
装飾:松尾文子 衣裳:藪野麻矢 ヘアメイク:光岡真理奈
編集:普嶋信一 音楽:中野弘基 スクリプター:押田智子 スチール:蒔苗 仁 助監督:栗本慎介
製作:「バカ塗りの娘」製作委員会 制作プロダクション:アミューズ映像企画製作部 ザフール 
配給・宣伝:ハピネットファントム・スタジオ
(C)2023「バカ塗りの娘」製作委員会
2023年/日本/カラー/ビスタ/5.1ch/118分

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