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プレミア上映イベント

池松壮亮が二人のピアニストを演じ分ける、冨永昌敬監督最新作『白鍵と黒鍵の間に』が10月6日(金)よりテアトル新宿他にて全国公開となります。
本作の舞台は昭和末期、夜の街・銀座。未来に夢を見る「博」と夢を見失っている「南」。二人のピアニストの運命が大きく狂い出す一夜を描く物語。原作はジャズミュージシャンで、エッセイストとしても才能を発揮する南博の『白鍵と黒鍵の間に-ジャズピアニスト・エレジー銀座編-』。南博がモデルの主人公を「南」と「博」という二人の人物に分けて、“3年”におよぶタイムラインがメビウスの輪のようにつながる“一夜”へと誘い、観る者を翻弄する。

そのプレミア上映イベントが9月4日に都内映画館で実施され、主演の池松壮亮、共演の森田剛、高橋和也、そして冨永昌敬監督が参加しました。
白鍵と黒鍵の間に
『白鍵と黒鍵の間に』キャスト登壇付きプレミア上映イベント
日時:9月4日(月)
場所:ヒューマントラストシネマ渋谷
登壇:池松壮亮、森田剛、高橋和也、冨永昌敬監督

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キャスト&監督登壇

満員御礼で迎えた一般客への初披露。
冨永監督は「緊張であまり前を向けない」と照れつつ、「原作者の南博さんと映画化の約束をしてから12年も経ちましたが、映画とは動き出すとトントン拍子で行くもの。南さんと一緒に銀座を歩いたときのワクワクを思い出します」と映画の初お披露目にしみじみ。上映後の舞台挨拶に緊張と喜びをにじませた冨永監督に、場内からは大きな拍手が。
主人公の南と博、二人のジャズピアニストを演じ分けた池松は「誰にも似ていない独創的な映画技法を存分に感じられて、冨永監督ならではのイマジンとファンタジックなものに溢れた作品になって満足しています」と手応え十分。ピアノでの『ゴッドファーザー 愛のテーマ』演奏のために撮影の約半年前からレッスンを開始したというが「自分で弾くなんて言わなければ良かった。やります!と言って大体後悔するタイプ。半年間伸び悩みました」と苦笑いも「父親がジャズ好きで、実家ではジャズがよく流れていたのでリズムとして根源的に自分の中に流れているものだと思った」と本作に運命めいたものを感じていた。

刑務所からシャバに出てきたばかりの謎の男“あいつ”役の森田は「撮影では冨永監督からその場で演出があったりして、何を言い出すのかわからず怖かった。ずっと緊張していてドキドキしていました」と冨永マジックの洗礼を浴びた様子。思い出深いシーンについては「池松君との二人三脚のシーンではズボンも脱げたり武器も転がったりして難しいシーンでした」と回想すると、池松は「脚本では二人三脚はしないはずだったけれど、撮影当日に冨永さんから『面白いと思う』と提案を受けて僕も大賛成でした」と撮影秘話を披露。冨永監督も「森田さんが作って来た役柄があまりにも悲しみにあふれて可哀想な感じだったので、二人三脚をさせてあげたくなった。想いを遂げさせてあげたくて」と二人三脚シーンが生まれた背景を説明した。

当の森田は「もはやファンみたいな気持ちで、池松君演じる博を追いかけていて。この人を推していきたいみたいな。“あいつ”が唯一得意だと言う二人三脚が出来たのは嬉しかった」とニヤリ。池松も二人三脚シーンを思い出し「カットがかかる大分前から足が繋がれていて。しかも森田さんがずっと手を放してくれなかったんです。僕をリリースしてくれず、笑ってしまったのが伝わったのか、森田さんは前を向きながらボソッと『離さないよ』と…ドキドキしました(笑)」と意外な裏話を告白。場内からも笑いが溢れていた。

お調子者だが音楽への熱い想いは失っていないバンドマスター・三木役を演じた高橋は、池松のジャズピアニストぶりに「撮影現場に行ったら池松君が本当にピアノを弾いていて…。これ本物じゃん!と。池松君のピアノを聴いて、改めて俳優って凄いと尊敬しました」とリスペクト。自身もギター演奏シーンがあるが、「ジャズのギターと普段弾くギターとは全く違っていて…自腹でレッスンにも通ってみたりしたんだけど…」と改めて池松の凄さに触れていた。

またジャズピアニストの夢を追う博と夢を見失っている南が主人公の本作にちなんで、それぞれの「諦めない夢」を発表!池松は「こういう舞台挨拶ではよく“ちなみ”ますね」と笑いつつ「上京して15年くらい経ちますが、毎年東京の花火大会に行きたいと思いつつ…。まだ諦めていません!」と来年の夏に期待。森田は「小さい頃から大きな庭のある大きな家に住みたいという夢がある。大きさはあるだけあった方がいい」と現実的で、高橋は「夢はもうないけれど…人生で諦めきれないものは酒とタバコ!」と自身が演じた役柄、お調子者の三木を彷彿とさせるお茶目さ場を盛り上げた。

最後に主演の池松は「とてもいい作品が完成したという実感があります。この映画が誰かの心の隙間を埋めるような、あるいは変わりゆく時代の移ろいの間を埋めるような映画になってくれたら嬉しい」と期待。冨永監督も「理想的なキャストに恵まれた映画で、皆さんのお芝居や演奏をどのようにカメラに撮っていくのか撮影期間はそのことで頭がいっぱいでした。僕自身この作品が大好きですし、気に入っています。面白い作品なので劇場公開後も何度も観ていただきたいです」と大ヒットを祈願していた。

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本編上映について

今回9/4(月)はodessa仕様での上映でした。

Odessaとは・・・・
テアトルシネマグループでは、10月公開となる映画『白鍵と黒鍵の間に』のプロモーションとして、テアトルシネマグループ独自の音響システム「odessa」仕様の映像を制作いたしました。odessaシアターだからこそ味わうことができる、非常に臨場感のあるサウンドで、『白鍵と黒鍵の間に』の魅力を最大限に引き出す映像となっております。
今回のコラボ映像のMIXは、テアトル新宿のシアターで行われました。スタジオではなく、劇場でodessaのスピーカーを使いMIXされた、テアトルシネマグループ初の試みとなります。最高の映画体験を追求するテアトルシネマグループの新たな取り組みを、ぜひ劇場でお楽しみください。 
※odessa仕様での音響でお楽しみいただけるのは、テアトル新宿、ヒューマントラストシネマ渋谷、シネ・リーブル梅田、シネ・リーブル神戸の各odessaシアターとなります。その他のシアターや劇場では、通常の音響となります。

■10/6(金)~:新宿・渋谷・梅田・神戸では、odessa版のみの上映 
※通常料金+200円が掛かります。
■特設サイト:odessa-ttcg.jp

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『白鍵と黒鍵の間に』

10月6日(金)テアトル新宿ほか全国公開

https://hakkentokokken.com

あらすじ
昭和63年の年の瀬。夜の街・銀座では、ジャズピアニスト志望の博(池松壮亮)が場末のキャバレーでピアノを弾いていた。博はふらりと現れた謎の男(森田剛)にリクエストされて、“あの曲”こと「ゴッドファーザー 愛のテーマ」を演奏するが、その曲が大きな災いを招くとは知る由もなかった。“あの曲”をリクエストしていいのは銀座界隈を牛耳る熊野会長(松尾貴史)だけ、演奏を許されているのも会長お気に入りの敏腕ピアニスト、南(池松壮亮、二役)だけだった。夢を追う博と夢を見失った南。二人の運命はもつれ合い、先輩ピアニストの千香子(仲里依紗)、銀座のクラブバンドを仕切るバンマス・三木(高橋和也)、アメリカ人のジャズ・シンガー、リサ(クリスタル・ケイ)らを巻き込みながら、予測不可能な“一夜”を迎えることに・・・。
『白鍵と黒鍵の間に』

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池松壮亮

仲里依紗 森田剛 
クリスタル・ケイ 松丸契 川瀬陽太
杉山ひこひこ 中山来未 福津健創 日高ボブ美
佐野史郎 洞口依子 松尾貴史 / 高橋和也

原作/南博「白鍵と黒鍵の間に」(小学館文庫刊)
監督:冨永昌敬 脚本:冨永昌敬 高橋知由  音楽:魚返明未

製作:大熊一成 太田和宏 甲斐真樹 佐藤央 前信介 澤將晃
プロデューサー:横山蘭平 アソシエイト・プロデューサー:白川直人 寺田悠輔 
ライン・プロデューサー:荒木孝眞
撮影:三村和弘 照明:中村晋平 録音:山本タカアキ 美術:仲前智治 装飾:須坂文昭 
ヘアメイクデザイン:西村佳苗子 助監督:久保朝洋 制作担当:中村哲也 スクリプター:押田智子 
編集:堀切基和 仕上担当:田巻源太 エンディング音楽:南博 宣伝プロデューサー:小口心平
製作幹事:ポニーキャニオン/スタイルジャム 制作プロダクション:東京テアトル/スタイルジャム 制作協力:ARAKINC.
配給:東京テアトル 製作:「白鍵と黒鍵の間に」製作委員会
助成:文化庁文化芸術振興費補助金(映画創造活動支援事業)独立行政法人日本芸術文化振興会
2023年/日本/94分/カラー/シネスコ/5.1ch
Ⓒ2023 南博/小学館/「白鍵と黒鍵の間に」製作委員会  

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